復活した絶対王者・高橋貢を巡る争い!
今節は28日~30日までの3日間短期決戦。前節の伊勢崎一般開催で、高橋貢が圧倒的な走りで優勝した。その前の飯塚のSG日本選手権も準優勝しており、王者が王者らしい姿を取り戻している。対抗できる選手はいるのか。
高橋貢の近況は前述のとおり。優勝した前節の地元開催でもオール連対。万全の動きを見せていた。その時より多少は冷えてきたとは言え、その流れを引き継いで今節に参戦してくるだろう。当然、優勝候補の筆頭に挙げられる。地元のS級は他に2人。1人は前節の地元開催で優出し3着に入った浅香潤。元々、スピード派の選手なので、走路にタイヤが食い付く冬場に活躍が見込まれる。これからの時期は上位争いに顔を出してくる可能性は大。試走タイムが3・33以下の数値が出るようなら狙っていける。もう1人は早川清太郎。前走は直前まで行なわれていた浜松のGI。ここでは納得いく成績を残せなかった。それでも連日試走タイムは出ていたので、エンジン自体はそれほど悪くないか。記念レースでの短ハンデ戦よりも、一般開催のハンデ戦の方が早川の走法に向いていると言える。
外来のS級は4人の予定。山陽の浜野淳は近況の成績はややムラ傾向。良い日があれば悪い日もある。ずっと悪い日が続いてるわけではないので、良い日を継続して出せれば好成績に繋がる。伊勢崎走路との相性は良い方なので、ここからの巻き返しに期待したい。飯塚からは3人参戦予定。永冨高志は前走の地元一般開催で優出した。シリーズを通して1着はなかったが、エンジンは堅調。攻めも安定している。篠原睦は前節に優勝戦まで進めてはいないが、エンジン自体はマズマズ良い。得意の速攻も決まっており、今節も初日から狙っていける。同期の久門徹はエンジン一息。上位に食い込むにはもう少し良くさせたいところ。
A級の中でも良い選手は多い。船橋の鈴木慶太は前節の地元開催で準優勝。4日間シリーズでオール連対している。スピードタイプなので、タイムが出やすいこの時期は持ち味を出しやすい。飯塚の川端孝もエンジンは好調。こちらはスピードタイプと言うより、速攻からのイン封じ込みが得意。当日のハンデ構成を見て、速攻が決まりそうなら狙ってみたい。
地元勢の中では、伊藤正司が前節の地元開催で優出しており、エンジン昇り調子。同じく優勝戦に乗っていた新井淳は、その後の飯塚ではイマイチだったが、再び地元なら活躍できるかもしれない。森村亮は前走が山陽のGII。スピードバトルが展開される若獅子杯で優勝戦まで進めたのは自信に繋がる。雨走路はイマイチだが良走路なら中村浩章の走りも安定している。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-25(29期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 S-31(23期)〕
浜野 淳〔山陽 S-13(24期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-14(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-37(26期)〕
永冨 高志〔飯塚 S-44(17期)〕
湯浅 浩〔伊勢崎 A-14(19期)〕