SGオートレースグランプリ開幕!
今回で18回目を数えるSGオートレースグランプリが、伊勢崎オートで9月19日~23日まで開催される。強烈なメンバーによる豪華競演。このSGグランプリの特徴として、SG未冠の選手が優勝する傾向が強い。今回は誰が優勝するか。地区ごとに有力選手を挙げていく。
まずは開催地区である伊勢崎から。絶対王者・高橋貢の近況はマズマズ。本調子には至ってないが前走の地元開催では準優勝と、今回に向けて悪くない突入の仕方。ここから更にエンジンを仕上げてくるだろう。他に地元S級選手は3人いるが、その中でも早川清太郎が状態が良い方。前走は飯塚GⅠだったが、準決で3着だったもののシリーズを通してはそこまで悪くなかった。今回は地元なので気合の入り方も違うだろう。
現在、最強地区として名高い船橋。全国ランク1位の青山周平は前走が飯塚GⅠ。順当に勝ち上がると、優勝戦でも優勝を狙える動きだったが道中で反則妨害をしてしまった。その精神的影響は心配されるが、エンジンに関しては全く問題なさそう。全国ランク2位の永井大介も気配は上々。前走の浜松では優勝戦7着になってしまったが、その前の山陽GⅡでは優勝。全国のレース場で浜松だけ苦手だが、他ではしっかり力を出せる。中村雅人は地元GⅡ以来で久々のレースだが、その大会でもしっかり優出していた。
山陽地区には好調な選手が多い。ランク筆頭の松尾啓史は前走が地元GⅡで準優勝している。持ち味の捌きが発揮できてる状態なので、追い込むレースでも結果を残せるだろう。同じ大会で優勝戦3着だったのは岩崎亮一。今年に入ってからの好調は現在もキープしている。伊勢崎は今年GⅠを制しているように、相性は悪くない。岡部聡の前走は浜松だったが、ここでもしっかり優出。予選道中の動きも良かった。人見剛志は前走が伊勢崎で、優勝戦まで進み6着。前走のナイターから昼間開催に移行されるとは言え、前走が同じレース場だったのはアドバンテージになる。
浜松地区で好調なのは金子大輔。前走は飯塚のGⅠで見事に優勝。久々に大きな大会で結果を出した。今回の伊勢崎も唯一SGを制した相性のいいレース場なので活躍は必至だ。他では青島正樹が好調。前走は地元開催で優出し4着。近況は優勝も経験しているし、得意のイン攻めが決まっている。木村武之や佐藤貴也は前走こそイマイチだったが、底力はあるのでエンジン次第では怖い存在。
川口地区で特注は若井友和。前走の地元開催では優勝を決めた。優勝戦は試走後の急な降雨による難走路だったが、落ち着いて対処して栄冠のゴール。この勢いは今回に繋がること間違いない。同じ開催で優出し3着だった佐藤裕二も状態は良い。予選や準決の走りも納得いく内容だったので期待できる。他では平田雅崇がやや調子を上げてきた。厳しいレース展開になっても克服できる強い精神力を持っている。
最後に飯塚地区。直前の開催で優勝した選手こそ不在だが、エンジン自体はおおむね状態の良い選手が多い。ランク筆頭の荒尾聡は長らく続くスランプを脱出したかに見えたが、前走あたりは再び迫力を欠いていた。浦田信輔は前走で珍しく優出を逃したが、晴れの動きに関しては問題なさそう。近況、安定度を増してるのが篠原睦。前走の地元GⅠでは優出し5着に食い込んだ。優勝戦までの4日間の動きも良かったし、その前の節の山陽GⅡでもしっかり優出していた。同期の久門徹が動き急上昇してきた。前走の地元GⅠでは準優勝だった。同じく同期の田中茂は前走のGⅠの初日で早々失権となってしまったが、シリーズ5日間の内、1着4本と、エンジンは好調だった。また、S級ではないが、滝下隼平や中尾貴志が前走の地元GⅠで優出するなど活躍が目立っている。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔船橋 S-1(31期)〕
永井 大介〔船橋 S-2(25期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-8(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-10(26期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕