川口記念の優勝戦は軸不動で難解戦に!
天候不順なままレースが続いていた今節だが、準決になってようやく良走路での戦いが見られた。優勝戦はGIIらしいバラエティ感のある番組になった。近年の記念と言えば、オープン戦か10Mオープン戦、もしくは0~10M戦のケースが多かったが、今回は中山透が準決で活躍したので0~20M戦になった。
今回の優勝戦の予想はかなり難しい。と言うのも、梅雨入り宣言がされたこの時期は天候があまりにも流動的だからだ。初日から3日目までは重走路で行われ、準決は良走路。優勝戦の11日は午前は晴れ、午後から雨の予報。走路状態がどうなるか読めないのは、予想する上で大きな障害になる。そこで今回は、晴れ走路での予想と、重走路での予想の2つを挙げておく。
まずは晴れ走路。
カギは0ハン単騎の中山透。優勝戦で8周回になるとは言え、スタートさえ残してしまえば後続を振り切るスピードがあるが、一回後続の選手にやられてしまうと、失速してしまいスピードに乗れなくなってしまうので、車券を買うならアタマからとなる。
当ブログでの本命には阿部剛士を推す。同ハンの影山にスタート先行して行きそうだし、中山を叩いて出る可能性もある。20線で速攻タイプは佐藤裕二だが、この攻めを抑え切れれば、逃げ切りも十分ある。
相手候補はその佐藤裕二。20線から先行してくる可能性大だ。攻めに迷いなく浮上してくるか。また、大外に置かれた田中茂だが、レース後半追い込んでくるのは必至。8周戦となればそのパワーは倍増する。序盤の展開をこなしてくれば優勝争いにまで参加してくる。
雨走路となると森且行に期待。
現状の川口の雨走路はコース取りに悩む状態。その点、地元選手は特徴を早く掴める利点がある。常日頃走っていて、感覚も分かっている森ならば、いち早く有利なコース取りができそうだ。
相手には走路に関係なく田中茂。元々、気象状況に左右されない強さがある。当然、走路状況にも関わりなく、その実力を発揮できそうだ。後は、阿部や影山が展開を活かして粘りそう。
晴れ
◎阿部剛士
○佐藤裕二
△田中茂
△森且行
▲影山伸
雨
◎森且行
○田中茂
△阿部剛士
△影山伸
▲中山透