今年度川口第一弾・4日間の一般開催
年度が変わり、選手に適用されるランキングも変化した。これに伴いハンデ位置の変動もあるので、初日の番組は注意して見てみたい。外来は飯塚地区を除いて、各地区からS級選手が1名参加する。これを地元勢が迎え撃つ形。S級選手を中心に、注意したい選手を挙げてみたい。
地元のS級は7名参加予定。ランク筆頭は若井友和。前走は年度末の伊勢崎一般開催だった。準決を2着で突破すると、優勝戦でも準優勝の成績を残した。優勝したのは絶対王者・高橋貢だったので、この準優勝は価値のあるモノだ。今回地元開催を迎えるにあたって、地元勢を力強く引っ張っていくリーダーになりそう。
2番手は佐藤裕二。前走は地元のGⅠプレミアムカップだった。3日目まではマズマズの動きを示していたが、残り2日間はイマイチだった。しかし、今回の一般開催なら十分通用するとみた。高橋義弘は前走が伊勢崎一般開催。雨の準決を突破できなかったが、晴れではソコソコの動き。近況は試走タイムが出ない傾向あるが、レースでは鋭いスタートを決めて戦えている。山田達也は前期A級から、今期はS級に返り咲き。エンジン的には上昇ムードにある。大木光の前走は地元GⅠで、準決は惜しくも3着で優出ならなかったが、エンジン的にはそんなに悪くない。中野憲人は前走が伊勢崎で、雨の準決で力を出せなかったが、晴れはいつもの追い込みが決まっている。地元S級最後は森且行。前期のS22位から、今期は42位と大幅にランクを落としてしまった。巻き返しに期待したいところ。
外来のS級で最も注目は内山高秀。前走は川口のGⅠで見事優出。優勝戦でも4着に入る健闘を見せた。今回も同じ川口のレース場なので、セッティングなどの面で他の外来勢よりはアドバンテージがあるか。人見剛志や青島正樹も状態はマズマズ。人見は前走が地元の3日間開催。優出はならなかったが、最終日は1着で決めている。青島の方も、前走の船橋3日間開催の最終日は、鋭い差しを見せて勝利。伊勢崎の田村治郎は、前走が川口GⅠだったが思うような走りができなかった。
S級以外では、広瀬勝光が前走の伊勢崎一般開催で優出し、3着。その前の地元GⅠでも悪くはなかったので注目したい。浜松の浅田真吾は前走が船橋のGⅡの企画で2級車で走った。成績が良かったし、グリップ操作の感覚も良い方向へ変わっているかもしれない。飯塚の阿部仁志は地元の開催で優出し3着。本来の切れ味ある走りができている。
その他では、B級ながら走り的にA級並の腕がある小林悠樹が、ハンデ的に狙いになりそう。浜松の新人・中村友和は厳しい展開でも克服できる力があるので、人気薄になるなら逆に狙ってみたい。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-18(24期)〕
高橋 義弘〔川口 S-25(29期)〕
山田 達也〔川口 S-31(28期)〕
内山 高秀〔船橋 S-13(26期)〕
青島 正樹〔浜松 S-30(22期)〕
人見 剛志〔山陽 S-44(28期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-45(30期)〕