GⅠプレミアムカップ開幕!
年末のスーパースター王座決定戦へのステップにもなるGⅠプレミアムカップが、21日から川口オートで開催される。ランク上位者が火花を散らしレースを盛り上げる。
ランク上位者を中心に、各
地区ごとに選手の動向を追ってみる。まずは開催される川口地区から。
ランク筆頭は若井友和。前走は船橋のGⅡだったがあまり良い結果を残せなかった。しかし、その前の浜松一般開催では優勝をしているし、その時の動きを出せればいい戦いができそうだ。川口ランク2位は佐藤裕二。このところ記念続きで結果はイマイチだが、今回は久々に地元でのレースなので、いつも以上の力を出してくるか。次は森且行。森も記念での走りが続いている。優出はできていないが、どのレースでも試走タイム自体は出ており、マズマズの状態と言える。
他に川口で気になる選手は、連続優出中の大木光や、飯塚GⅠで優出した高橋義弘。船橋GⅡで優出した青木治親、更には前回地元で優勝した牛沢和彦などである。
次に、現在最強地区の船橋からは、まず全国ランク1位の永井大介。前走は地元のGⅡで見事優勝。これが今年の初優勝となった。ようやくエンジンの折り合いが付いてきたので、再び快進撃を見せてくれるか。ランク2位は青山周平。2月に入ってからはやや成績が不安定になっているが、それは1月が素晴らしすぎたため。エンジン自体はけっして悪くはないので、今回も大いに活躍できる。船橋ランク3位は中村雅人。前走は地元GⅡで優出し3着。優勝こそならなかったが、エンジンは良い位置で安定している。川口の走路は相性もいいので優勝争いに参加してくるだろう。
他では、地元GⅡで準優勝した片平巧は川口が得意だし、内山高秀や西原智昭らの若手も機力は上々。
伊勢崎地区は何と言っても高橋貢。前走は船橋GⅡで優出し4着。地元のGⅡで完全Vを達成してから1着がないのは気になるが、整備力の高さで優出を逃さないあたりは流石である。今回も早い段階で合わせてくる可能性が大きい。2番手は早川清太郎。近況は反則が続き、走り的にも無理できない状態だが、前回地元では試走30を切るタイムを出していたのでエンジンの方はマズマズか。3番手は浅香潤だが、前走の地元一般開催で久々に優勝。昇り調子での参戦となるので注目したい。
他では、短ハンデ戦や10オープン戦で強い岩沼靖郎や北渡瀬充、前走が船橋で2級車を久々に乗ってきた三浦康平が以前の開けっぷりを取り戻しているかもしれない。
浜松地区は金子大輔がランク筆頭。その金子は前走が船橋GⅡ。初日から全くリズムを掴めないまま開催が終わってしまった。その前の飯塚GⅠでも調子を落としていただけに、やや不安は残ったままだ。2番手の木村武之は状態安定。ここ9走でも、伊勢崎GⅡの優勝戦で8着が1回あるだけで、他は全て連対。スタートも切れているのでオープン戦向きだ。3番手の伊藤信夫は不参加の予定。
青島正樹と笠木美孝の22期コンビは相変わらずスタート切れているし、佐藤貴也も状態はマズマズ。岩科鮮太も前走が飯塚GⅠで優出しているので悪くない。
飯塚地区はタレント豊富。大将格の浦田信輔は前走が地元のGⅠで見事優勝。今年に入ってから快進撃が続いている。今回もファンの期待を裏切らない走りを見せてくれるだろう。2番手の荒尾聡はこのところ不調。昨年末のスーパースターからずっとドドドが完全には解消していない様子で、レースでも苦しい姿が見られている。良くなれば試走で30近辺のタイムを出してくるので、その辺をひとつの目安にしたい。3番手の有吉辰也はまだ復帰のメドが立っていない。
田中茂、篠原睦、久門徹の26期トリオはエンジン状態悪くない。他では重富大輔が課題のスタートを克服しており、今回のようなハンデ構成でも戦えることを証明している。
最後に山陽地区からは松尾啓史がランク筆頭。前走は船橋GⅡで、優出は逃してしまったがエンジンの方は悪くなさそう。2番手の藤岡一樹も前走は船橋GⅡだが、予選道中に大幅整備をして良化の兆しを見出していた。3番手の浜野淳は前走が伊勢崎の一般開催。結果は準優勝で調子は上向き。
他では角南一如が現在連続優出中で状態マズマズ。長い間苦しんでいただけに、ここから巻き返して行きたいところ。同期の前田淳も前走の伊勢崎で優出しており、流れは悪くない。
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主な出場予定選手
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永井大介〔船橋 S-1(25期)〕
青山周平〔船橋 S-2(31期)〕
浦田信輔〔飯塚 S-3(23期)〕
荒尾聡〔飯塚 S-4(27期)〕
中村雅人〔船橋 S-5(28期)〕
金子大輔〔浜松 S-6(29期)〕
高橋貢〔伊勢崎 S-7(22期)〕
松尾啓史〔山陽 S-8(26期)〕
若井友和〔川口 S-11(25期)〕