*16日(日)佐賀 第9レース『ロータスクラウン賞』 2000m 18:10発走*
ここはミスカゴシマが2000mをこなせるか、というところが大きなポイントでしょう。
結論から言うと、わたしはこなしてくれると思います。
前回の2000m戦は九州ダービー栄城賞。
この時まで地元では負けたことがなく、スピードの違いで逃げる競馬をしていました。
他の馬たちも「どうミスカゴシマを負かすか」というレースを見せてくれて、栄城賞では逃げられなかったミスカゴシマ。
初めて自分のリズムで走ることが出来ず、それでも3着に来たのは立派だったと思います。
その後は古馬の強いメンバーと戦って、最初は惨敗しましたが、前走の吉野ヶ里記念では差して来て1着に!!
レースの幅が広がったし、今ならば2000mでも自分の力を発揮出来るのではないでしょうか。
対抗は高知からの遠征馬マイネルヘルツアス。
JRA未勝利から高知へ移籍し、順調に勝ち上がって来ました。
1800mへの距離延長だった山桃特別では、勝負所で一気にマクって先頭に立ち、後続を7馬身千切っての圧勝。
さらに距離が延びる高知優駿でも期待しましたが、ここは不良馬場で速い流れになり、追走がいっぱいという感じの4着でした。
距離的には2000mは合うと思いますし、楽に追走してマクれるような展開になれば、力が出せると思います。
3番手評価にしたのはシンカンワールド。ここ最近は逃げてレースぶりが安定して来ました。
前走も2着に負けたとはいえよく粘ったし、2000mの距離も対応可能と考えます。
カペラ賞を勝っているリバイブが前走で復活、2連勝と勢いがあるヨシノフローラまで。
◎11、ミスカゴシマ
○8、マイネルヘルツアス
▲6、シンカンワールド
△12、リバイブ
△1、ヨシノフローラ
*16日(日)盛岡 第11R『若鮎賞』 1600m 18:00発走*
近年は"荒れる重賞"として定着している若鮎賞。
我らがマリーグレイスも、2年前のこのレースで8番人気という低評価を覆し、初勝利が初重賞制覇という衝撃的な勝利を見せてくれました。
振り返ると、4年前のメドゥシアナ、3年前のベストロード、そして昨年のシーサンプーターまで、4年連続で地元生え抜きの未勝利馬が勝っているのです。
ただし、今年のメンバーを見てみると、
まず2勝馬が2頭もいる!これは過去4年にはなかったことです。
そしてJRA未勝利からの移籍初戦が2頭もいる!これも過去4年にはなかったことです。
今年出走の未勝利馬はJRA移籍組を含めて6頭、そのうちの1頭は門別で2着があるし、地元の未勝利馬は4頭中3頭が複数回馬券に絡んだ経験あり!
ということで、例年以上にハイレベルな戦いになると思っています。
本命にしたのはマツリダスティール。
新馬戦を勝ったばかりですが、その新馬戦の勝ち方が圧巻でした。
内からハナを奪うと、最後は流す余裕もあって、後続を7馬身突き放しました。
芝で勝っているというのは大きなアドバンテージ。
今回は距離が一気に延びて1600m戦になりますが、エキストラエンド産駒なので、むしろマイルは合いそうです。
そしてこの馬、名付け親が井上オークスさんなところも親近感。
なんでスティールという名前にしたの?と聞いたら、「カーリングで使う言葉なんだよ」と教えてくれたので、その時には「へーそうなんだ」くらいの反応しか出来なかったわたしですが。。
よくよく見てみたら、エキストラエンドのお母さんがカーリングなんですよね!
そしてカーリングにおける延長戦のことをエキストラエンドといい、スティールとは後攻有利なカーリングにおいて、先攻で得点することを言うそうです。
オークスさん、深い!!
エキストラエンドの初年度産駒ということもあるし、ぜひ頑張って欲しいです。
対抗はリュウノシンゲン。
現在2連勝中と勢いがあります。
前走は1400mへの距離延長も上手に対応していましたし、レースぶりからマイルも問題なさそうです。
芝が初めてなので、そこはやってみないとわからない部分ですが、レースも上手だし、大崩れする不安は少ないかなと思っています。
JRAからの移籍初戦となるリッチアロマは、未勝利ながらいきなりやれそうだなと。
芝もマイルも経験済みだし、中央でのレースぶりを見ると、このメンバーに入ればいいポジションが取れるのではないかと。
デビュー2連勝中のゴールデンヒーラーも怖い存在だし、門別で1勝を挙げているスターサーバルも気になります。
◎7、マツリダスティール
○4、リュウノシンゲン
▲6、リッチアロマ
△2、ゴールデンヒーラー
△11、スターサーバル
*10日(月)盛岡 第10R『クラスターカップ』 1200m 16:45発走*
今年も好メンバーが集まったクラスターカップ。
本命にしたのはヒロシゲゴールドです。
昨年はこのレースで逃げて2着。
ペース自体は平均的なラップだったのですが、息の入らない展開の中でよく粘り込みました。
前走の京葉ステークスではハイペースでの逃げ切り勝ち。
昨年以上の充実ぶりを感じますし、斤量も54キロですから好走を期待します。
ただ、、、行く馬多いんですよね。
隣の枠に入ったアユツリオヤジも速いし、マテラスカイもいて。
1枠1番なので先行争い次第では揉まれる可能性があるので、そこが怖いところです。
対抗はマテラスカイ。
前走の北海道スプリントカップでは逃げ込みパターンでしたが、最後の最後でハナ差の2着。
海外帰りの休み明けで過去最高体重だったことを考えれば、一度使った効果はかなり大きいのではないでしょうか。
実績馬が55キロで出走出来るというのも大きいですし、この中間の乗り込みも意欲的。
鞍上は武豊騎手ですから、たとえ逃げられなくても能力を発揮してくれると思います。
3番手評価にしたのはトップウイナー。
3連勝で欅ステークスを制覇。スタートが上手で楽に先行、長い直線もしっかり走り切りました。
前走のプロキオンステークスは先行して僅差の5着。
初めての重賞挑戦で、好メンバーが集まった中でも存在感を見せました。
今回は初の地方コースですが、広い盛岡だし、先行力があるので問題なさそう。
1200mも守備範囲ですから、このメンバーに入ってどんな競馬が出来るか楽しみです。
先行馬が揃って前は相当速くなるのではないかと思っていて、しっかりした末脚がある馬たちにも要注意。
ブルドッグボスは59キロの斤量が気になるものの、2017年の覇者であり、コース相性バツグンです。
今年8歳ですが衰えはまったく感じません。
奇跡の10歳馬メイショウアイアンは、2走前にマテラスカイを撃破。
年齢を重ねてもなお、昨年以上の走りを見せてくれるとは...本当に驚きました。
今回は真ん中の枠で、前半で砂を被らない位置にいられるかがポイントです。
ショームは初の地方コースだった前走、まったく良さが出せませんでした。
今回は2度目の地方遠征で、この馬の末脚にも期待しています。
◎1、ヒロシゲゴールド
○9、マテラスカイ
▲12、トップウイナー
△3、ブルドッグボス
△7、メイショウアイアン
△5、ショーム
昨日札幌競馬場で行われた札幌日経オープンに出走した、ホッカイドウ競馬所属のシンボ。
格上挑戦で一気の相手強化になりましたが、好位追走から直線もよく伸びて4着。
レコード決着の中でも存在感を見せてくれました。
一夜明けて、齊藤正弘調教師にお話を伺いました。
赤見:遠征お疲れ様でした。4着とはいえ見どころの多いレースでしたね。
齊藤:ありがとうございます。いい脚で上がって行ってくれましたね。
赤見:好ダッシュで逃げられそうかなと思ったところで、外から来た馬がいて、逃げられない展開になりました。
齊藤:もちろん行ければというのはあったと思いますが、古川(吉洋)君も試したかったのではないかと思います。
というのも、レース前からこの先も古川君にお願いしたいと話していて。
北海道ブロックの代表に選出されることが条件になりますが、レース前からこの次は、セントライト記念か神戸新聞杯という、菊花賞トライアルを目指したいという風に考えていたんです。
赤見:着順としては4着でしたが、一気の相手強化で自分の形にならずという展開の中、よく伸びてきてくれましたね。
齊藤:そうですね。今回も頑張ってくれました。前走は函館で直線が短いから、というところがありましたが、昨日の競馬はもう少し直線があったらさらに伸びたのでは?と感じさせるレース内容でした。古川君も、どこからでも競馬が出来るという手ごたえを掴んだのではないかと。重賞に出ている馬たち、3勝クラスを勝っている馬たちと戦って、どのくらいやれるかと思いましたが、本当に頑張ってくれました。
赤見:今朝の様子はいかがですか?
齊藤:いつもと変わらないですね。札幌だったので輸送も少なかったですし、プラス2キロで体にも少し余裕があったかなという風に感じています。
この次は中山か中京ということで、長距離輸送での競馬になりますが、2歳の時に何度も盛岡へ行って慣れているし、輸送をしても体が減らないんですよね。
初めて盛岡に遠征した時は2歳の9月でしたが、その時もプラス体重でしたから。そういう部分のメンタルはすごいと思います。
赤見:セントライト記念(9月21日)か、神戸新聞杯(9月27日)、どちらになりそうですか?
齊藤:そこは迷っているところです。今年は神戸新聞杯が中京開催ということもありますし、馬の状態を見ながら調整していきます。
今回次に繋がる内容のレースが出来て、また一歩前に進むことが出来ました。
これからも一つ一つ着実に進んでいきたいと思っています。
*5日(水)名古屋 第11R『湾岸スターカップ』 1600m 16:20発走*
開催時期が替わって真夏の3歳重賞となった『湾岸スターカップ』。
東海ダービーまでは徐々に距離が延びて行きましたが、ここはマイルでの戦いです。
本命にしたのはエムエスオープン。
これまでマイル重賞で2勝を挙げている実績馬で、舞台も申し分なし。
中団から長くいい脚を使える馬で、デビュー以来一度も大崩れしていない安定感があります。
前走の東海ダービーでは、勝負所の3,4コーナーでニュータウンガールに唯一食い下がりました。
最後は突き放されたものの、力は見せてくれたし、ニュータウンガール不在のここは負けられないくらいの存在です。
対抗にしたのはインザフューチャー。
デビューから3連勝でゴールドウィング賞を制した馬です。
新春ペガサスカップでは、逃げて早めに並ばれる厳しい展開でしたが、エムエスオープンの2着に踏ん張りました。
前走は5ヵ月半ぶりの休み明けで3着。
勝ったタイニーパワーが強すぎましたが、逃げられず一旦は失速したように見えたところから、もう一度盛り返しました。
叩き2戦目、内目の枠に入ったし、スムーズに先手が取れれば上位争いしてくれると思います。
3番手評価にしたのはメモリーソウル。
これまで重賞では上位争いしていませんが、2走前に3歳1組で逃げ切り勝ち。
好位から渋太く競馬が出来る馬で、東海ダービーからの300m距離短縮はプラスに働くと考えます。
前走インザフューチャーに先着しているミラクルキャッシュ、前がもつれた時にはユーセイシューターの末脚に期待です。
◎9、エムエスオープン
○4、インザフューチャー
▲7、メモリーソウル
△8、ミラクルキャッシュ
△5、ユーセイシューター