昨日札幌競馬場で行われた札幌日経オープンに出走した、ホッカイドウ競馬所属のシンボ。
格上挑戦で一気の相手強化になりましたが、好位追走から直線もよく伸びて4着。
レコード決着の中でも存在感を見せてくれました。
一夜明けて、齊藤正弘調教師にお話を伺いました。
赤見:遠征お疲れ様でした。4着とはいえ見どころの多いレースでしたね。
齊藤:ありがとうございます。いい脚で上がって行ってくれましたね。
赤見:好ダッシュで逃げられそうかなと思ったところで、外から来た馬がいて、逃げられない展開になりました。
齊藤:もちろん行ければというのはあったと思いますが、古川(吉洋)君も試したかったのではないかと思います。
というのも、レース前からこの先も古川君にお願いしたいと話していて。
北海道ブロックの代表に選出されることが条件になりますが、レース前からこの次は、セントライト記念か神戸新聞杯という、菊花賞トライアルを目指したいという風に考えていたんです。
赤見:着順としては4着でしたが、一気の相手強化で自分の形にならずという展開の中、よく伸びてきてくれましたね。
齊藤:そうですね。今回も頑張ってくれました。前走は函館で直線が短いから、というところがありましたが、昨日の競馬はもう少し直線があったらさらに伸びたのでは?と感じさせるレース内容でした。古川君も、どこからでも競馬が出来るという手ごたえを掴んだのではないかと。重賞に出ている馬たち、3勝クラスを勝っている馬たちと戦って、どのくらいやれるかと思いましたが、本当に頑張ってくれました。
赤見:今朝の様子はいかがですか?
齊藤:いつもと変わらないですね。札幌だったので輸送も少なかったですし、プラス2キロで体にも少し余裕があったかなという風に感じています。
この次は中山か中京ということで、長距離輸送での競馬になりますが、2歳の時に何度も盛岡へ行って慣れているし、輸送をしても体が減らないんですよね。
初めて盛岡に遠征した時は2歳の9月でしたが、その時もプラス体重でしたから。そういう部分のメンタルはすごいと思います。
赤見:セントライト記念(9月21日)か、神戸新聞杯(9月27日)、どちらになりそうですか?
齊藤:そこは迷っているところです。今年は神戸新聞杯が中京開催ということもありますし、馬の状態を見ながら調整していきます。
今回次に繋がる内容のレースが出来て、また一歩前に進むことが出来ました。
これからも一つ一つ着実に進んでいきたいと思っています。