*27日川崎 第11R『エンプレス杯』 2100m 16:30発走*
好メンバーが集まって難しいところですが、前走の強さを信じてビスカリアを本命にします。
これまでは後方待機から末脚を伸ばして来るというイメージでしたが、
前走のTCK女王盃では楽に好位につけ、勝負所では間を割って進出。最後は後ろを突き放す強い競馬でした。
レース運びがとても上手だったし、こういう器用なレースができれば地方コースはもってこい。
2100mの距離もこなせると思うし、左回りも問題なし。
7歳にしてさらに進化しましたから、連勝を期待しています。
対抗はプリンシアコメータ。
これまで地方コースでは本当に安定して頑張ってくれていて、唯一崩れたTCK女王盃は特殊な雪馬場の影響もあったと思います。
だからこそ前走のクイーン賞の負けがちょっとがっかりだったのですが、JBCレディスクラシックからのプラス18キロもあったのでは。
勝負所でついていけなくなってしまったし、見せ場もなくこの馬らしくない走りでした。
状態さえ整えば強い馬なので、パドックでの気配は注意ですが、やはり信頼できる馬だと思います。
ミッシングリンクは初の地方コースだった昨年のTCK女王盃を快勝。
力のある馬だし、前走でビスカリアやサルサディオーネを千切っているところも評価できます。
今回は約半年ぶりの休み明け。
そこだけが少し気になるので抑え目の印にしました。
サルサディオーネは前走の川崎記念で果敢にハナを主張。
負けはしましたが、あのメンバーで逃げられたことは収穫ではないでしょうか。
今回同じ舞台で牝馬同士。
ここもスピードを活かしたレースをしてくるのでは?と期待していましたが、大外枠に入ってしまったのがちょっと不安。
スピードのあるクレイジーアクセルもいるし、先行争いの行方もポイントです。
ダートグレードでも安定して走っている北海道のアルティマウェポン、先行力のあるクレイジーアクセルまで。
◎9、ビスカリア
○7、プリンシアコメータ
▲2、ミッシングリンク
△13、サルサディオーネ
△4、アルティマウェポン
△10、クレイジーアクセル
優秀女性騎手賞
宮下瞳騎手
「(2年連続10回目の受賞)本当に嬉しいです。周りの方々に感謝しています。
去年は同じ競馬場の木之前騎手と競っていましたので、ギリギリまで受賞できるかわかりませんでした。
今まで以上に、1つでも多く勝ちたいと思っていて、勝利数自体は良かったと思うのですが、わたしはいつも2着が多くて…。
そこがまだまだですし、残念に思います。
正直子育てと仕事の両立は大変ですが、子供の笑顔を見ると疲れも吹っ飛びます。
今、とても充実しているなと感じます。
これまでの女性騎手は、結婚出産で引退してという形でしたが、1度辞めても子供を産んでも復帰できるということ後輩にも伝えたいです。
女性騎手になりたいと思う人が増えてくれたら嬉しいです。
今年も1勝でも多く勝つこと、ポルタディソーニという強い馬に乗せていただいているので、重賞も勝ちたいです。
数字的なことを言うと、年内には800勝を達成して、いつか1000勝を達成できるよう頑張ります」
優秀新人騎手賞
渡邊竜也騎手
「この賞は意識していましたので、素直に嬉しいです。
1年目は減量の勢いがありましたが、2年目は勝つためにどうしたらいいのかすごく考えるようになりました。
ヤングジョッキーズシリーズは僕がデビューした年から始まって、いろいろな競馬場で経験が積めますし、2年連続ファイナルに行けて、JRAでも騎乗できて楽しかったです。
今はまだ特別自信のあるところはないんですけど、笠松は先行有利ですからスタートはこだわっていきたいですね。
去年くらいから重賞にも乗せていただけるようになってきたので、今年は重賞を勝ちたいです」
ベストフェアプレイ賞
赤岡修次騎手
「(6年ぶり3回目の受賞)1番気をつけていれば狙える賞ですし、デビューしてからそこはずっと注意してこだわりを持ってきたので、評価されてとても嬉しいです。
馬に対しては気分よく、真っすぐ走らせることを心がけています。
去年は3500勝を達成できましたし、3,4か月高知を離れている中で、獲れなかったけれどもリーディング争いは接戦に持ち込めて、自分でも驚きました。
2019年も今の状態をキープして、常に他場、南関東でも呼んでもらえるよう頑張ります。
そしてフェアプレイ賞は僕にとって一番欲しい賞なので、常に考えて騎乗していきます」
NARグランプリ2018表彰式~其の壱
年度代表馬・4歳以上最優秀牡馬・最優秀短距離馬
キタサンミカヅキ
北島三郎オーナー
「この賞をいただきとても光栄です。
頑張ってくれたお馬さん、関係者の皆さんに心から感謝しています。
わたしは何もしていないのに、「おめでとう!おめでとう」と言われますので(笑)。
ブラックで2連続JRAの年度代表馬を獲らせていただき、今度はミカヅキが地方の年度代表馬。
人生長くやっているとこんなことがあるのかなと。
わたしは歌をやっている身ですけれども、こういう賞をいただくというのは意外というか。
わたしよりもお馬さんの方が有名になりましたね(笑)。
ミカヅキはJRAの頃はあまり機嫌のいい馬ではなくて、あまりジョッキーたちが乗りたがらなかったんですよ。
そこを武士沢さんにお願いして乗ってもらって、いくつか勝ってくれて。
もしかして環境が変わったら、と考えて船橋の佐藤賢二先生のところにお願いしたわけですが、今度は馬が大人くなっておりこうさんになってくれまして。
ここまで走ってくれて、わたしもびっくりしています。
お馬さんたちは自分の息子のようなもので、ブラックは孫を作ってくれましたから、いつかはミカヅキもそうなれたら嬉しいですね。
今年9歳になりまして、人間で言えばわたしと同じくらいでしょうか(笑)。
でもまだまだ頑張ってくれていますし、とても若いので、今年も楽しみにしています。
(東京スプリントでは、コパノキッキング×藤田菜七子騎手との対戦になるのでは?と聞かれ)
ブラックは負けた相手に必ずお返しをするんですよ。
ミカヅキは根岸Sでコパさんの馬に負けていますから、お返ししなくっちゃ。何より、無事にゴールしてくれたら嬉しいです」
ユーモア溢れる記者会見で、何度も笑いが漏れていました。
9歳になったキタサンミカヅキの活躍も楽しみです!
特別賞
的場文男騎手
「関係者の皆さま、ファンの皆さまのお陰です。感謝の気持ちでいっぱいです。
5000,6000の時には竹見さんの記録はとんでもない数字だと思っていましたし、抜く人は100年経っても出てこないんじゃないかと。
達成できたのは、ファンの声援のお陰です。本当に助けられました。
去年はJBCで京都へ行ったんですけど、わたしも年ですから最後の中央かななんて気持ちもありまして。
でも5レースの新馬戦に乗った時、パドックでたくさんの声援をいただきまして、涙が出るかと思うくらい感激しました。
(記録を達成して)自分としては目的がなくなったというか、ちょっと力が抜けたかなというところもありますが。
でも乗るからには、ファンは馬券を買っていますし、関係者は生活がかかっていますから、力を出せるよう全力投球で頑張ります。
東京ダービーは宿題なんですけれども、もう年なので今年で最後か、来年か、引き際も大切だと考えています。
ただ、ファンの皆さんに応援していただける限りは精いっぱい乗りたいです」
最優秀勝利回数騎手
吉村智洋騎手
「正直嬉しいです。
地元のリーディングも獲ったことなかったですし、森騎手とずっと競っていてヒヤヒヤしていました。
(3月半ばからトップに立って)追われる立場でしんどいなと。
決まった時にはやったなと思いました。周りは僕よりも喜んでくれましたし、本当に嬉しかったです。
(デビュー16年目での全国リーディング獲得)ずっと狙っていましたが、なかなか手が届かなくて悔しかったです。
去年はとにかくたくさんのいい馬に乗せていただきました。
今年獲らなければいけないという気持ちでずっとやっていましたね。
プレッシャーもありましたけれど、そこを勢いに変えてというか。
2年連続で獲れるほど甘い世界ではないですが、今年も狙っていきたいです。
(すでに今年もリーディングトップ)去年で追われる立場は少し慣れましたので、多少は余裕をもって乗れるのではないかと思います。
できたらグレードレースを勝ちたいですし、平場で勝てるところをきっちり勝っていきたいです」
昨日東京競馬場で行われたフェブラリーS。
インティーが素晴らしいスピードで逃げ切り勝ちを収め、未勝利から7連勝でGI制覇を果たしました!
ゴールドドリームもよく食い下がったし、見ごたえのある熱いレースでしたね。
さらに、藤田菜七子騎手がGI初参戦ということで大きな注目を集めました。
結果は5着だったけれど、直線で豪快に伸びて来た姿はカッコ良かったです。
距離が長いと言われていましたが、コパノキッキングもよく頑張りましたね。
フェブラリーSでまた一つ大きな経験を積んだ藤田菜七子騎手、
明日は佐賀競馬に参戦します。
*19日(火)佐賀 10R『たんぽぽ賞』 1400m 16:50発走*
3歳九州産駒たちの戦いです。
ここは12月11日に佐賀で行われた、ノカイドウ特別とミヤマキリシマ特別に勝利した2頭の馬が中心でしょう。
ミヤマキリシマ特別を勝ったカシノウィングは、JRAでは3戦芝を使っていて、前走は初のダート戦。
ポンと好スタートを決めると、藤田騎手が促してハナへ。
早めにスパートをかけて後続を離し、最後は詰め寄られたものの押し切り勝ち。
タイム的には同日のエリーバラードに劣っているけれど、このレースから不良馬場に変更になっていたりと条件が異なります。
初ダートであれだけの走りが出来たことも大きいし、今回も内枠に入ったので、枠を活かして積極的なレースを期待しています。
ノカイドウ特別を制したのがエリーバラード。
JRAの舞台では、ダートの短距離で3戦連続4着という成績でした。
前走のノカイドウ特別は初の長距離輸送での競馬でマイナス7キロでしたが、
レースではロケットスタートを決めるとそのまま押し切りました。
2着だったテイエムフガエゾは食い下がりましたが、3着以下は離してのもの。
タイム的にも歴代のたんぽぽ賞勝ち馬に匹敵するし、力のある所を見せてくれましたね。
カシノウィングを追い詰めたカシノホルス、2連勝中のテイエムヒッパシレ、初ダートのコチョウジュニアまで。
◎2、カシノウィング
○12、エリーバラード
▲11、カシノホルス
△7、テイエムヒッパシレ
△1、コチョウジュニア
*17日(日)佐賀 第12R『飛燕賞』 1400m 18:10発走*
佐賀移籍後無敗を誇る、スーパージンガとニュールックの対決です。
本命にしたのはスーパージンガ。
佐賀移籍後4連勝中。
先行力のあるタイプではないものの、エンジンが掛かってからのロングスパートは素晴らしいものがあります。
特に前走の花吹雪賞では、中団から徐々に進出し、4コーナー先頭。
後続を7馬身ぶっちぎる強いレースで重賞初制覇しました。
この時は渡辺博文調教師×松井伸也騎手という元福山コンビでの重賞制覇にとても感激しましたが、
これまで以上に本当に強い走りを見せてくれましたね。
渡辺調教師にとっては、昨年10月の開業から、この馬で初勝利&重賞初勝利も挙げる形になり、
「手が掛かるけれど、可愛くて仕方ない」と仰っていました。
その、"手が掛かる"というのは以前このブログに書きましたが、普通の馬よりも食道が細く、人間で言うおかゆのようなご飯しか食べられないこと。
毎日丁寧にケアをしてご飯をあげているからこその重賞制覇で、ここは5連勝に期待がかかります。
対するニュールックは佐賀移籍3連勝。
ここまですべて逃げ切りで勝って来ました。
前走のカペラ賞は先手を奪ってそのまま後続を突き放し、2着以下を7馬身ちぎっての勝利。
先行有利な佐賀において、スピードがあるというのは大きな武器だし、ここも自分の形で競馬が出来そうです。
対抗にしたのは約2か月半レース期間が開いたからと、
単純比較はできないものの、1400mのタイムがスーパージンガの方が上だから。
それでも、脚質的には有利にレースを運べると思うし、どんな対決を見せてくれるか楽しみです。
この2頭が圧倒的に強いので、3着選びがかなり難しい...
中団から安定して末脚を使えるエムティミホ、佐賀4戦すべて馬券圏内のベルナルド、佐賀若駒賞を勝ったローズカラーまで。
◎4、スーパージンガ
○9、ニュールック
▲5、エムティミホ
△7、ベルナルド
△8、ローズカラー