一昨日行われた川崎の『関東オークス』。
ここは2番人気【アムールポエジー】が5馬身差の逃げ切り勝ちで、ダート3歳牝馬の頂点に立ちました☆
岩田康誠騎手
「結果的にはすごく強いレースでしたね。
未勝利の頃から乗せてもらってますけど、まだまだ真剣に走ってないんですよ。
今日はかぶされないような展開にしたいと思ってました。
返し馬でも集中していたし、ゲートの中もお利巧でトップスタートが切れました。
後はもうマクられないようにと思ってましたね。
向正面でハナに立つことも想定していたし、逃げ馬がハイペースで行っていて、上手いこと捕まえられました。
向正面でGoサインを出して、直線も余裕がありましたね。
この馬自身、なかなかトップスピードになってくれないんですけど...馬はまだ余裕ありましたよ。
奥が深いというか...難しい反面、すごい能力を隠していると思います。
もっとパワーつけてくれたらね、もっと走れると思いますよ」
野中賢二調教師
「素直に嬉しいです。
1つ勝つまで気難しくって時間がかかったんですけど。
やっぱり、自分の形に持ち込めれば強いですね。
道中マクって来るような馬がいたらどうかなと思ってたけど、そういう展開にもならず上手く行きました。
絶好の位置だったし、自分から動いて突き放す強いレースでした。
前走、前々走を見ていても、ああいう形になればかなり図太いなと思います。
少し気難しいところがあるのですが、調整はそんなに難しくはないんです。
使いながらでもカイバは食べてくれますから。
育成の段階から、ちょっと時間掛かるかなと思ってたんですけど、この時点でこのレースを勝てるというのはこの馬の地力の高さだと思います。
まだまだ緩いし気性も子供。これから先が本当に楽しみですね。
この後は山元トレセンに放牧に出して夏休みの予定です。
秋はオーナーと相談してからですが、芝も距離が長ければこなせないことはないかなと思っています」
5馬身差の完勝でしたが、まだまだ本気で走っていないとのお話。
それでこの強さですから、成長したらどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、本当に楽しみですね♪
2着は1番人気に支持された【オメガインベガス】。
戸崎圭太騎手
「返し馬とかは普通だったんですけど、いつもの走りが出来ませんでした。
いつもはもっと自分からハミを取っていくんですけど、今日はフワフワしていて...。
状態は良かったし、具体的に何が原因なのか今はちょっとわからないです」
そして、5着に大健闘したのが笠松の【エイシンルンディー】。
岡部誠騎手
「力みがなければさらに良かったですね。最初の1ハロンをもっと力抜いてフワッと行かせられていれば。
まだ気性が幼いですけど、それでこのメンバーでここまで走れるんですから、この先楽しみですよ」
これでグランダム・ジャパン3歳シーズンの女王はぶっちぎりで確定。
これからも全国をまたにかけての活躍、期待しています!
さらに、このレースには土佐の妖精・別府真衣騎手も参戦。
パドックや返し馬で大きな声援を浴びていました。
別府真衣騎手
「たくさんの方が声援を送ってくれて、すごく嬉しかったです。
川崎は左回りだしコーナーがキツイとは聞いていたけど、本当にキツイですね...
人馬ともに、いい経験になりました。
またこういう大きなレースに乗せてもらえるように、がんばります!」
誘導馬たちもドレスアップしてレースを盛り上げてくれましたよ☆
小雨が降る中でしたが、例年通り華やかな『関東オークス』でした!
さあ~今日は『北海道スプリントカップ』です!!
*13日門別 第11R 『北海道スプリントカップ』 1200m 20:05発走*
関東は雨降りですが、北海道は良馬場で戦えそうですね。
本命は初の地方挑戦となる【マルカバッケン】にしました。
いつもは初の地方の馬は一段印を下げているわたしですが...
門別は広いしコーナーもゆったり。直線も長いので初めてでもそんなに違和感なく走れると思うのです。
昨年はOPで勝ち切れませんでしたが、今年は一皮むけて充実一途という印象。
前走はジワッと好位につけて、直線追い出すとグイグイ伸びての勝利。
余裕の手応えだったし、クビ差という着差以上に強い内容でした。
今回のメンバーなら、前走と同じようなレースが出来るんじゃないでしょうか。
対抗には【ティアップワイルド】。
『かきつばた記念』で2番手から強い競馬を見せてくれて、ハナに行かなくてもレースが出来ることを証明してくれました!
しかし。
浦和の『さきたま杯』は期待していただけに、ちょっとガッカリな内容。
けっこう前がやり合ったとはいえ、3コーナーで一杯になってしまいました。
改めて、自分のペースで行けないと脆い...という印象です。
今回、ハナに行きたいのは【サマーウインド】だけだと思うので、前回よりはこの馬向きな流れになりそう。
自分のペースで行ければ相当強い馬ですから、ぜひ力を発揮して欲しいです。
昨年の覇者【セレスハント】は、走る時の判断が難しいのですが。
地方の中では、門別・大井・盛岡と、広いコースに良績が集中しています。
さらに、内で脚をタメて一気にさばく、という競馬を得意にしているので、今回は枠順もバッチリでしょう。
◎8、マルカバッケン
〇11、ティアップワイルド
▲1、セレスハント
△10、サマーウインド
明日はグランダム・ジャパン3歳シーズンの最終戦でもある、川崎『関東オークス』です!
*12日川崎 第10R 『関東オークス』 2100m 20:10*
今年も全国からいいメンバーが揃いましたが、一番注目しているのは美浦の【オメガインベガス】。
芝の新馬戦は力を発揮することが出来なかったけれど、その後ダートになってからは2連勝☆
未勝利戦は楽にハナに行くと、直線もちょっと仕掛けただけで後続をぶっちぎる圧倒的なレースでした。
さらに昇級戦となった500万条件でも、好スタートからあっという間にハナに立ち、難なく勝利して見せました。
ここまでの勝ちっぷりは相当強いし、何といっても無理なくいい位置を取れる前向きさがあるんです。
でも道中はリラックスして走れるし、鞍上のゴーサインに瞬時に反応するし。
これからどこまで伸びていくのか、本当に楽しみな逸材です。
左回りは新馬の新潟で経験していますが、まぁこの時は芝なので度外視。
唯一の懸念材料は約3か月ぶりの実戦というところですが、半年ぶりで挑んだ未勝利の走りを見ると、これも問題ないでしょう。
ダート界の新たなヒロイン誕生の予感です。
強敵になりそうなのが、栗東からやって来る【アムールポエジー】。
初勝利は6戦目とちょっと時間がかかりましたが、そこから2連勝と勢いに乗っています。
この馬も好位に行けるスピードを持っているのですが、2番手評価にしたわけは、この2戦大外枠からのスタートだったこと。
スタートしてから押して前に行っているので、今回枠が真ん中になり、もしも砂を被ったら...という危険性を考えました。
能力的には【オメガインベガス】に匹敵する力を十分持っていると感じます。
3番手も栗東の馬【モンシュシュ】。
デビュー戦でいきなり好位から上手な競馬で勝利を挙げ、芝も経験しましたが、ダートに戻って前走待望の2勝目を挙げました。
この馬も先手が取れるスピードがあるし、なんといっても中京の1800mを勝っているのは強みでしょう。
川崎は地方の中でも特にコーナーがキツイですから。
前に上げた2頭が左回りの経験がないだけに、これは大きなアドバンテージだと思います。
◎3、オメガインベガス
〇7、アムールポエジー
▲5、モンシュシュ
△2、イチリュウ
明日は川崎競馬場にて、優駿の門アスミ5巻発売記念即売サイン会を行います!
川崎競馬イベント情報
18時から19時なので、競馬場にお越しの方は、ぜひ遊びに来て下さい♪
いよいよ今年のダービーウイークも、名古屋の『東海ダービー』を残すのみとなりました。
まずはここまでの全国各地の戦いを振り返ってみましょう。
第1弾の佐賀『九州ダービー・栄城賞』は、4番人気の【ダイリングローバル】&山口勲騎手が勝利!
前半ジックリと脚をタメて、2周目の向正面から動き出し、直線は力強く外から差し切りました。
第2戦は盛岡『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』。
ここは圧倒的1番人気【ハカタドンタク】を退けて、4番人気【ヴイゼロワン】&高松亮騎手が勝利!
最後の直線では、一度【ハカタドンタク】に交わされたように見えましたが、そこからもう一度伸びる根性を見せてくれた【ヴイゼロワン】。
これが重賞初挑戦ですから、これからの活躍が本当に楽しみになりましたね。
続く第3戦は、門別『北海優駿』。
ここは1番人気に支持された、【ミータロー】&服部茂史騎手が勝利!
中団からジックリと進み、3コーナーから一気に進出して前を捉えると、直線も力強く伸びて圧倒して見せました。
昨シーズン、一番最初に新馬勝ちした馬がダービーを制するとは...さすが馬産地北海道。
今年もすでに新馬戦が始まっていますから、未来のダービー馬を探すためにも要注目です☆
第4戦は、大井『東京ダービー』。
ここは南関東生え抜きの、4番人気【インサイドザパーク】&左海誠二騎手が勝利!
中団後方の位置取りから、3コーナー手前からの超ロングスパート。
大井の長い直線をキッチリと差し切っての勝利は、本当に見ごたえがありました。
2歳時には重賞を2連勝したものの、3歳になってから勝ち切れずにいましたが、ダービーの大舞台で再び大輪の花を咲かせてくれましたね。
第5戦は、園田『兵庫ダービー』。
見事1番人気に応えて、【ユメノアトサキ】&坂本和也騎手が勝利!
勝負所の3,4コーナーでは、3番人気【モズオーロラ】に接近されましたが、終わってみれば2馬身差の完勝でした。
これで、『菊水賞』『のじぎく賞』に続いて重賞3連勝。
実況の竹之上アナウンサーの言葉通り、変則三冠達成です☆
そしてトリを飾るのが、名古屋『東海ダービー』。
*7日名古屋 第11R 『東海ダービー』 1900m 17:15発走*
今年は金沢から4頭、笠松から3頭、そして名古屋勢5頭の計12頭で争われます。
注目しているのは、【ピッチシフター】&【ウォータープライド】の牝馬2頭。
【ピッチシフター】は2歳の時に、門別からの転入初戦でいきなり古馬と対決して完勝。その能力の高さを見せつけました。
続く『ライデンリーダー記念』で初タイトルを掴むと、今年初戦は園田に遠征して『クイーンセレクション』も勝利。
JRAに挑戦した『チューリップ賞』では14着と負けてしまいましたが、騎乗した岡部誠騎手は高評価で、地方同士ならかなりやれるという手応えだったそう。
早くからこの『東海ダービー』を目指していたし、今年勝てば川西厩舎は【アムロ】【マイネルセグメント】に続く3連覇の偉業達成となります。
前走は地元で【ウォータープライド】に負けてしまったけれど、巻き返しは十分可能ではないでしょうか。
対する【ウォータープライド】は、名古屋生え抜き馬。
2歳の時に『ゴールドウィング賞』を勝ち、早くから名古屋のトップホースとして活躍して来ました。
福山『若草賞』では、【ホクザンルージュ】との叩き合いを制して、地元以外で初のタイトルをゲット☆
前走は園田に遠征して【ユメノアトサキ】に敗れたものの、その【ユメノアトサキ】は『兵庫ダービー』を制したわけですから、レベルの高さが伺えます。
昔よりも前で競馬が出来るようになっているし、小柄な体に秘める闘志で、ダービー制覇に期待がかかります!
◎2、ピッチシフター
〇6、ウォータープライド
▲7、マイネルリボーン
△11、エストレーモ
先週金曜日から開幕した、今年のダービーウイーク。
まず第一弾の佐賀『九州ダービー・栄城賞』は、4番人気【ダイリングローバル】が勝利する波乱の幕開けとなりました!
道中は最後方を進み、2周目の向正面から内を通ってジワッと動き出すと、勝負所では馬群を割って加速。
直線では早め先頭だった2番人気【ゴールドペンダント】を外から交わし、見事ダービー馬の称号を掴み取りました。
【ダイリングローバル】にとっては、『筑紫野賞』に続く2度目の重賞制覇!
ここ3戦は勝ち切れないレースが続いていただけに、4番人気という低評価となりましたが、ダービーという大舞台で実力を見せつけてくれましたね。
速いペースで流れる展開ながら、前半ジックリと脚をタメていた山口勲騎手の手綱さばきも光りました!さすが、Mr.ほとんどパーフェクトです☆
今日は第二弾、『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』が行われます。
*3日盛岡 第10R 『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』 17:05 2000m*
当初登録のあった、【ロックハンドパワー】の名前がないのが寂しいですが...
体調が戻りきらないということなので、ここでジックリと休養して、さらに成長した姿を見せてくれる日を楽しみに待ちたいですね。
ということで中心は、【ハカタドンタク】でしょう。
JRAからの再転入後は、転厩初戦の『スプリングカップ』で【ロックハンドパワー】の2着だったものの、その後は2連勝と勢いがあります。
前走『はまなす賞』は芝でしたが、その前の『やまびこ賞』では押してハナに行くと、そのままスピードが落ちることなく逃げ切り勝ち。【ロックハンドパワー】を退けての勝利で、レース内容的にもあと1ハロン伸びても十分戦える印象でした。
【ロックハンドパワー】が出て来ないここでは、負けられない一戦になりそうです。
対抗は【ヴェルシュナイダー】。
名古屋から再転入後の地元初戦では、好位から直線力強く抜け出して、4馬身差の勝利。
改めて、この世代トップクラスの実力を見せつけてくれましたね。
これまで、重賞2着2回と、あと一歩のところでタイトルに手が届きませんでした。
メンバー的にも、ここは大きなチャンスです。
◎3、ハカタドンタク
〇9、ヴェルシュナイダー
▲1、トーホクノホシ
△7、ハワイアンリゾート