昨日の盛岡『マーキュリーカップ』は、4番人気【ソリタリーキング】が積極的なレース運びで久しぶりの重賞制覇を果たしました!
レースは2番手から進み、抜群の手応えで直線先頭。
大接戦の2着争いをしり目に、着差以上に余裕のある勝ちっぷりでした!
福永祐一騎手
「ペースはそんなに速くならないだろうと思ったし、馬場も軽そうだったので、ある程度出して前に行こうと思ってました。
逃げ馬の後ろを取れたらいいなと考えていて、その通りのいい流れになりましたね。
道中のリズムも良かったし、あとは仕掛けのタイミングを間違えないようにと気を付けました。
まだ気を抜く面も見せていたので集中するように、逃げ馬を射程圏に入れながら進みました。
直線で追い出した時には後ろから来てるのも見えていたけど、辛抱してくれるんじゃないかなと。
もともと能力の高い馬だし、このメンバー相手にこういうレースが出来るのも不思議じゃないです。
今回いいタイミングで乗せていただいて、結果が出せて嬉しいです。
これを機にまた勝ち星を重ねて行って欲しいですね」
石坂正調教師
「前回の敗因がハッキリしてないんですけど、調子自体は悪くなかったんです。
今回もいい状態で挑めたし、勝てて嬉しいですね。
地方のコースなので前めに行って欲しいと思っていましたが、福永くんがその通りに乗ってくれて、道中もハミを取ってくれて。
いいレースが出来たと思います。
この後は船橋の『日本テレビ盃』を目指して調整します」
偉大な兄【ヴァーミリアン】の弟として早くから注目され、大きな期待を背負っていた【ソリタリーキング】。
昨年の3連勝で本格化したと思いきや、その後何戦かは不可解な負け方で結果を出せずにいました。
本気で走っていないところもあるということですから、まだ伸びしろがあるということ。
昨年強いレースを見せてくれた『日本テレビ盃』連覇に向けて、さらなる飛躍を期待しています。
2着は2番人気【シビルウォー】。
長期休養明け、さらに初の58キロを背負ってのレース。
道中はあまり手応えが良く見えませんでしたが、最後の最後でグイっと伸びてハナ差の2着争いを制したのはさすが!
騎乗した内田博幸騎手が、レース後に珍しく息を切らせていたのがとても印象的でした。
内田博幸騎手
「いやぁ...58キロはキツイね。久しぶりだったし、なかなか上がって行かなくて。
仕上がりは良かったけど、一番いい時と比べるといま一歩かな。
でも最後は伸びてくれたし、今回のような厳しい条件でも2着に頑張ってくれるんだから、強い馬だね。
1回叩いて次はもっと良くなると思いますよ」
3着は1番人気に支持された【グランドシチー】。
津村明秀騎手
「手応えはあったんですけど、直線で間を割る時にグンと伸びなくて...。
あんまり間隔がなかったから、ちょっと怯んだ感じでした。
そこを抜けてからは伸びてくれたんですけど。
もう少しオープンになってたら違っていたかもしれません。
2着とはハナ差なので、悔しいです」
2着から5着の【ランフォルセ】までは0,2秒差の大接戦。
とても見ごたえのあるレースでした!
今日15日は高知に武兄弟来場、船橋では【ラブミーチャン】の3連覇がかかった『習志野きらっとスプリント』、さらに盛岡では『マーキュリーカップ』&ジョッキーズチームマッチと体が3つ欲しい!と思うほど豪華な1日です。
散々迷った挙句、わたしは盛岡にやって来ました!
久しぶりの盛岡競馬場☆
やっぱり東京より涼しくて、空気も心地いい~♪
祝日ということでお客さんもたくさん詰めかけていますし、全国からトップジョッキーが集結して、熱い一日になりそうですね。
メインレースは『マーキュリーカップ』。
*15日盛岡 第10R 『マーキュリーカップ』 2000m 16:10発走*
本命は【グランドシチー】。
前走の『マーチステークス』では、後方3番手からジワっと上がって行って、直線は強烈な末脚を発揮して差し切り勝ち☆
58キロを背負って、道中はなかなか進んで行かなかったとのことですが、それでもあの末脚が繰り出せるとは...。
改めて成長を感じさせてくれるレースでした。
昨年のこのレースでは【シビルウォー】の2着。この時には完敗といった内容でしたが、3着以下を離してのもの。
【シビルウォー】が長期休み明けの今回は、成長力も期待してこの馬を本命に推します!
対抗は【エーシンモアオバー】。
昨年末の『名古屋グランプリ』を制して一皮むけた印象です。
今年は『佐賀記念』『名古屋大賞典』ともに【ホッコータルマエ】の2着に敗れていますが、その【ホッコータルマエ】は『帝王賞』も制するほどの強さを誇る馬。
早めにマクられても渋太く粘っているし、先行力も魅力。
大外でもスピードを生かして前に行けるでしょう。
昨年このレースで圧倒的な力を見せつけた【シビルウォー】は、長期休み明けというのが懸念材料。
しかも初の58キロというのも厳しい条件です。
ただし、毎年夏場は調子を上げて来るタイプで、昨年のレースを見ても盛岡コースはバッチリ。
年齢的な衰えも感じないし、軽視は禁物です。
◎2、グランドシチー
〇13、エーシンモアオバー
▲9、シビルウォー
△3、ソリタリーキング
△11、トーセンルーチェ
明日はいよいよ、3歳ダート頂上決戦の『ジャパンダートダービー』です。
今年の出走馬はこちら↓
*10日大井 第11R 『ジャパンダートダービー』 2000m 20:10発走*
JRAからは『ユニコーンステークス』を勝った【ベストウォーリア】。
『兵庫ジュニアグランプリ』を勝った【ケイアイレオーネ】。
『昇竜ステークス』を勝った【クリソライト】などなど、今年も強豪が勢ぞろい。
対する地方勢は、
『東京ダービー』を差し切った【インサイドザパーク】。
『北海優駿』を制した【ミータロー】。
『兵庫ダービー』を勝って変則三冠を達成した、牝馬【ユメノアトサキ】。
ダービーウイーク初戦の『九州ダービー・栄城賞』を勝った【ダイリングローバル】。
そして『高知優駿』を制した【アラマサシャープ】と、全国各地からダービー馬が集結しました。
過去の優勝馬には、【ゴールドアリュール】【カネヒキリ】【フリオーソ】【サクセスブロッケン】【テスタマッタ】【グレープブランデー】【ハタノヴァンクール】と、その後大きなレースで活躍した馬たちの名がずらり☆
今年のこのレースを制して、さらなる飛躍を遂げるのはどの馬でしょうか。
本命にしたのは【クリソライト】。
前走の『昇竜ステークス』では、1コーナーで狭くなる場面もありましたが、全く怯むことなく馬群を上がって行ったし、4コーナーで外に出すと直線は余裕の手応えで勝利。
砂を被っても怯まず、自在に動けるというのは相当大きな強みです。
3か月の休み明けを挟んで挑んだ前々走はプラス10キロで楽勝しましたが、前走でもプラス6キロ。
ぐんぐん成長しているし、この好メンバーの中でも頭ひとつ抜けた存在だと感じます。
対抗は美浦からやって来る【チャーリーブレイヴ】。
マイルまでの経験しかないですが、ちょっとずるいところがあって道中追いっぱなしの時があるので、むしろ2000mの流れはプラスと考えます。
前走の『ユニコーンステークス』は休み明けでスタート立ち遅れ。
揉まれてしまって力を発揮出来ませんでした。
今回は一度叩いた効果で状態も上向き。
このメンバーでも十分戦える力を持っていると思ってます。
『ユニコーンステークス』を勝った【ベストウォーリア】は、道中だいぶいい手応えで進んでいましたが、直線では前が開くのを待つという自在性を見せてくれました。
これまでのレースと比べても器用さが増しているようだし、相当力を付けて来た印象です。
『昇竜ステークス』で【クリソライト】の2着だった【エーシンゴールド】は、その後古馬と戦って完勝して見せました。
好位に行けるのは強みだし、体も締まって来てさらなる上積みが期待出来そうです。
◎5、クリソライト
〇11、チャーリーブレイヴ
▲13、ベストウォーリア
△10、エーシンゴールド
☆16、ケイアイレオーネ
名古屋競馬所属の木之前葵騎手が、先週日曜日、中京競馬場で行われた『CBC賞』において、誘導馬に騎乗。
さらにトークショーや握手会なども行って、ファンの方々と交流しました!
赤見:中京はどうでしたか?
木之前「馬場がいつもと違って緑が広がっていたので、すごく新鮮な気持ちでした。トークショーは緊張したんですけど、誘導馬に乗った時は緊張もなく、楽しむことが出来ました。普段着られない服が着られて、嬉しかったですね。
最初にこのお話をいただいた時には、こんなチャンスもらえるんだって驚きました。たくさんの方が声を掛けて下さって、本当に嬉しかったです。
握手会にもたくさんの方が参加してくれて、中には騎手になりたいっていう女の子もいて。そういう子と出会うと、やっぱり励みになりますね。
赤見:今年の4月にデビューしたわけですが、実際にデビューしてみての感想は?
木之前「とにかくみんなスタートが速い!これが一番ビックリしました。センターで競走訓練してたけど、実際のレースは全然違ってて。ゲート出てからの展開の速さに驚きました。
今は最初の頃よりはマシになったと思うけど、まだ流れが掴み切れてないんですよ。前の馬と離れすぎててそこに入られちゃったり、ここに行ってたら勝てたのにっていう、けっこう悔しいレースがあって。
馬をコントロールし切れていないので、抑えたいところで抑えられなかったり、行きたいところで行けなかったり...。こうしたいと頭で考えても、瞬時に動けない時があって。それが今一番の悩みです」
赤見:デビュー初日から、かなりたくさん騎乗してますよね。
木之前「そうなんです。自厩舎の馬が8割なんですけど、所属の錦見勇夫先生がすごく乗せてくれて。普段も優しいし、家族っていうか孫みたいな扱いなんです。本当に感謝してます」
赤見:日本初のハートの勝負服も、インパクト大きいですね。
木之前「周りからも可愛いって言ってもらってて。自分でもすごく気に入ってます。でもレースしてる時はあんまりわからないんですけど」
赤見:今、楽しいと感じるのはどんな時ですか?
木之前「レース乗ってて、自分の体のバランスが、どうやったら押せてるかとか感じられた時です。少しは上手くなってるんじゃないかって感じられて、すごく楽しいですね。
レース以外だと、お休みの日にショッピングに行くことです。でもまだ車の免許がないのでバスで行くんですけど、今日は日曜日なので運休で...。出かけるのを止めました。
先生からは1年は車の免許はダメって言われているので、しばらくは我慢ですね。
ただ、地元じゃないので友達がいないんですよ。それがちょっと寂しいです。
家にいる時はDVD見たり、あとは少年漫画を読むのが好きです。今は『テガミバチ』っていう漫画にハマってます。おススメですよ」
赤見:では、今後の目標を教えて下さい。
木之前「とにかく勝ちたいです。今6勝で止まっちゃってるので。
今までは馬のお蔭で勝たせてもらったんですけど、特に3勝させてもらった【ボールドタイド】っていう馬は、クラスが上がって私の乗り方1つで勝ち負けが決まるところに来てて。それで勝てていないので、壁にぶち当たってるところです。
早くこの壁を壊して、前に進みたいです!」
今日は金沢競馬場で、『読売レディス杯』が行われます!
このレースは3歳以上の牝馬たちを対象とした地方全国交流戦であり、グランダム・ジャパン古馬シーズンの開幕戦です。
*2日金沢 第11R 『読売レディス杯』 1500m 16:45発走*
全国から好メンバーが集結したこのレース。
まず注目したのは高知の【アドマイヤインディ】です。
初のダートグレード挑戦となった『クイーン賞』では、軽ハンデを生かし内々をロスなく立ち回って3着に大健闘。JRA勢ひしめく強敵相手に、いきなりその実力を見せつけてくれました。
続く『TCK女王盃』では、自分から動く強気の競馬で、あわやの4着に健闘。『クイーン賞』がフロックではなかったこと、ダートグレードでも十分戦えることを証明して見せました。
その後の2戦は掲示板に乗ることが出来ませんでしたが、前々走久しぶりの地元戦では逃げ切り完勝。
前走は3着だったとはいえ、レベルの高い高知のOP戦。
地方同士の牝馬の戦いでは、これまでの実績が一枚上手です。
対抗には、兵庫の【エーシンアガペー】。
前走の『兵庫大賞典』は、唯一の牝馬だったにも関わらず、直線では先頭に立つ積極的な競馬で2着。負けて強しの印象でした。
『マイル争覇』『福山牝馬特別』と、今年に入ってからも遠征競馬で重賞を2勝。
初めての金沢でも、全く問題はないでしょう。
川崎の【センゲンコスモ】は、昨年このレース2着した馬。
その後も強いメンバーと戦って揉まれてきているので、昨年以上のパフォーマンスを期待しています。
◎7、アドマイヤインディ
〇5、エーシンアガペー
▲4、センゲンコスモ
△6、デジタルゴールド