今年もいよいよ、この季節がやって来ました!
一週間で6つのダービーが行われる、ダービーウイークです。
今年の開催日程は、
31日(金)佐賀 九州ダービー・栄城賞
3日(月)岩手 岩手ダービー・ダイヤモンドカップ
4日(火)門別 北海優駿
5日(水)大井 東京ダービー
6日(木)園田 兵庫ダービー
7日(金)名古屋 東海ダービー
毎年毎年、全国各地で色々なドラマが見られるダービーウイーク。
今年はどんなドラマを見せてくれるでしょうか♪
まず第1戦の九州ダービー・栄城賞は、四国・九州地区交流戦。
*31日佐賀 第11R『九州ダービー・栄城賞』 2000m 16:40発走*
本命は高知からの遠征馬【コパノエクスプレス】。
赤岡騎手にお話しを聞いたところ、最初に攻め馬で乗った時には3歳馬だと聞かされてなくて、乗った感触で古馬だと思ったそうなんです。
「跨った雰囲気がいいし、大人しいし、騎手に対してすごく従順で。いい馬が来たなって思いました。
その後3歳だって聞いて、さすがにいきなり古馬のA級で戦うのはキツイかなって思ってたけど、強いレースをしてくれましたからね。
佐賀の馬たちとの比較が難しいけど、前走くらい走ってくれたらいい勝負が出来ると思ってます」
とのこと。
赤岡騎手自身、栄城賞を勝ったことがないので、ぜひ勝ちたいと気合十分でした。
輸送に初コースに初距離と課題はありますが、ぜひクリアして高知馬の九州ダービー制覇を期待しています!
対抗は、現在3連勝中の【ゴールドペンダント】。
『大観峰賞』で初タイトルをゲットすると、3歳1組で2連勝。一気に世代のトップに躍り出ました。
折り合いがしっかり付くし、距離が延びていい印象なので、初めての2000mもむしろプラスに働きそう。
早めにマクッて押し切る長い末脚も魅力です。
【ビックナゲット】も長い末脚を持っている馬。
追い込みなので勝ち切れない時も多いけれど、前走は内からマクッて完勝でした。
渡辺騎手との息もピッタリだし、ここでダービー制覇となれば福山のファンも大いに盛り上がるんじゃないでしょうか。
◎5、コパノエクスプレス
〇9、ゴールドペンダント
▲4、ビックナゲット
△7、ダイリングローバル
昨日の『さきたま杯』は、2番人気の【テスタマッタ】が豪快な差し切り勝ちを決めて快勝しました!
いや~強いレースでしたね!
わたしとしては【テスタマッタ】をキレイに外していたので、本当に申し訳ありませんという気持ちでいっぱいです。。
レースはスタートしてすぐに圭太さんがガッチリと押さえて最後方から。
前はけっこうやり合う展開でしたが、向正面から持ったままでスルスル上がって行く【テスタマッタ】。
3,4コーナーで一気に先団に取り付いて、直線は力強く抜け出すという、まさに王道の競馬。
恐れ入りました。
この馬はとにかく引っ掛かってしまうところがネックであり、前走『かしわ記念』の時にもガッツリ掛かっていました。
でも今回は、前半上手くなだめて超ロングスパートを行うという...
戸崎圭太騎手、さすがの手綱さばきでしたね。
2着【セイクリムズン】も状態は良さそうだったけど、昨年と比べると道中の行きっぷりが違ってました。
特に追い出してから反応するまで一瞬の間があったので、直線では先に【テスタマッタ】に行かれてしまいましたし。
これが浦和の難しいところでもありますが、エンジンが掛かってからの脚はやっぱりすごかったですね。
頑張ったのは3着の【ナイキマドリード】。
先行して道中は抜群の手応えで、積極的に前を捉えにかかり、早め先頭で見せ場十分。
逃げた【サイモンロード】と2番手にいた【コアレスピューマ】は最後かなり止まった中、先行勢で唯一残ったところも、改めて力を感じさせる内容でした。
昨日は競馬場に行けませんでしたが、今日は浦和に行って来ましたよ。
明日引退を迎える水野貴史騎手の、最後の雄姿を見るために。。
明日は、6レース終了後に先着310名様による抽選会にて、愛用品をプレゼントするそうです!
さらに最終レース後には、引退式も行われます。
詳しくはこちらをご覧ください → 水野貴史騎手の引退によるファン感謝イベント
これまで応援してくれたファンの皆さんに、少しでも恩返しがしたいと、水野さん自ら企画したプレゼント会です。
ぜひ浦和競馬場へ足を運んで、騎手としての最後の雄姿をご覧ください☆
と言いながら、仕事で行けないわたし。。
ということで、現地に行けないという方のために、一足お先にいただいて来ました!
ここと、わたしのブログにて告知して、抽選で1名様にプレゼントします。
ハガキに住所と氏名と電話番号をご記入の上こちらまでご応募下さい。
〒154-0001
東京都世田谷区池尻3-22-4 池尻大橋ビル8F
(株)シンクバンク
水野騎手勝負服プレゼント係まで
締切は、6月7日の消印有効とさせていただきます。
水野さんへのメッセージも、ぜひぜひ書いて下さいね。
ご応募お待ちしています!
明日は浦和競馬場で『さきたま杯』が開催されます!
*29日浦和 第11R 『さきたま杯』 1400m 16:40発走*
今回は中央・地方ともにかなりいいメンバーが揃いましたね。
その中でも、私が注目しているのは、『かきつばた記念』上位組。
まず本命は【ティアップワイルド】。
『兵庫ゴールドトロフィー』では、逃げて直線突き放すという強い競馬を見せてくれました。
そこから一皮剥けたかなと思ったのですが、なかなか勝ち星に繋がらず...
しかし、前走の『かきつばた記念』では2番手からの強い競馬。改めて、揉まれないでスムーズに運べれば力を発揮出来ると証明しました。
前走は1枠で、外枠だった【サイモンロード】を行かせての2番手でしたが、今回は自身が外枠になったことで、内を見ながら楽に2番手に行けると思います。
対抗は、同じく『かきつばた記念』に出走して3着に踏ん張った、愛知の【サイモンロード】。
前走は2度目のダートグレード挑戦で、外枠を物ともせずに、果敢に逃げてレースを引っ張りました。
4コーナーを回る時の手応えは、2番手から追い上げる【ティアップワイルド】を凌ぐものがあり、もしや逃げ切りか...という夢を見させてくれました。
現地で見ることは出来ませんでしたが、地元ファンの一際大きな歓声が中継を通しても聞こえて来たこと、今でも忘れません。
今回は内枠に入り、いつものロケットスタートですんなり逃げられるはず。
前走であれだけ主張したことで、他の馬たちに騎乗するジョッキーも、「この馬は何が何でも行くんだろう」というイメージが付いたと思います。
小回りの浦和、超先行有利ですから、【キングスゾーン】のような活躍を期待してます!!
昨年の覇者【セイクリムズン】は、今年も『黒船賞』を勝って1400mでの強さを見せつけました。
ただ、最近は前よりも道中落ち着いていて、マイルの『フェブラリーステークス』でも4着だったほど。
【サイモンロード】と【ティアップワイルド】の2頭がすんなりと前に行った時、捕え切れるのか...ということを考えてこの評価にしました。
能力的には断然だし、信頼もしてるんですけど。
前走1400m戦を使っている馬たちをより重視しました。
そして【ダイショウジェット】ですよ。
前走の『かきつばた記念』は追い上げて来て4着ですが、差はほとんどありません。
長くいい脚を使っていたけど追い込み切れなかったのは、いくら巨漢の【ダイショウジェット】といえど、570キロは重かったのでは...という印象です。
ここに来てさすがに絞りずらくなっているのかもしれませんが、気候も良くなって来たし、得意の浦和では無視出来ない存在です!
◎11、ティアップワイルド
〇2、サイモンロード
▲10、セイクリムズン
△12、ダイショウジェット
21日に、平成25年度第1回調教師・騎手免許試験の新規合格者発表がありました!
合格したのはこちらの方々です。
~調教師~
*埼玉 宇野木博徳 39歳 調教師補佐
*埼玉 水野貴史 40歳 騎手
*千葉 稲益貴弘 33歳 調教師補佐
*東京 福永 敏 45歳 調教師補佐
*石川 加藤和義 35歳 騎手
*兵庫 松平幸秀 44歳 騎手
~調教師補佐~
*東京 山内秀太 31歳 厩務員
~騎手~
*千葉 張田昴 25歳 厩務員
ということで、6名の新調教師と、新調教師補佐&新騎手が1名ずつ誕生しました!
これから地方競馬を担っていく新たな力。開業とデビューが楽しみですね。
合格されたみなさん、おめでとうございます☆
今回合格された方々の中で一番注目しているのは、わたしにとっての恩師である、水野貴史騎手の調教師合格。
調教師免許試験合格は素直にとても嬉しいのですが...同時に騎手を引退するということがすごく寂しくて。。
ちょっと複雑な気持ちです。
水野さんは、高崎競馬場で騎手&調教師として活躍された、水野清貴氏のご子息。
JRAの水野貴広調教師は双子のお兄さんという、まさに競馬一家です。
高崎が廃止になった時には、当初年齢制限で南関東には移籍できないという話でしたが、水野さんの誠実な人柄を見た関係者が助け船を出してくれて、浦和に移籍出来ることになったのです。
3月に福山が廃止を迎える時にも、「他人事じゃないから」と、廃止の前日に自ら志願して福山に遠征。
(福山競馬場ゴール板前にて 左から、水野貴史騎手・渡辺博文騎手・楢崎功祐騎手・嬉勝則騎手)
「前に遠征した時、福山の方々にとても良くしていただいたから。いつか恩返しがしたかった」
と照れ臭そうに話す姿を見て、高崎時代から本当に変わってないなと嬉しくなりました。
そんな訳でわたしとしては複雑な気持ちの調教師合格なのですが。。
今のお気持ちをお聞きして来ました!
赤見:合格おめでとうございます。 ホントは嫌ですけど。
水野「何言ってんだよ(笑)。昔から、いつか調教師になりたいって気持ちはあったから。
一昨年2000勝した頃から考えるようになって。だいぶ体がね。馬に乗ってる時は大丈夫なんだけど、歩くのがしんどくて。特に冬場なんかひどいよ。今までいっぱいケガして来たから、まぁ仕方ないんだけどね。体がしっかりしているうちに、調教師にって思ってて。それに、親父もそうだったし、兄貴はだいぶ早く調教師になって。今じゃ大先輩だよ」
赤見:やっぱりお父さんやお兄さんは意識してますか?
水野「いや、特にはしてないよ。兄貴とは一緒に仕事してるわけじゃないし、お互いに独自の道を歩いてるから。ただ、影響を受けてないって言ったら嘘になるかな。開業までどういう風になるのかまだ決まってないけど、もしかしたら兄貴のところで修行するかもしれないし、どこか牧場に行くかもしれない。どっちにしても、今はアドバイスをもらう側だから」
赤見:どんな厩舎にしたいですか?
水野「どんな...。う~ん、具体的には難しいけど、ファンの方はもちろんだし、俺を信じて預けてくれる馬主さんに対して、精一杯のことはしようと思ってる。
勝負の世界だから目の前の勝ちにこだわることも大切だけど、長い目で見て馬を育てることも大切。馬を育てることもそうだし、スタッフと一緒に俺自身が成長していかないと」
赤見:騎手・水野貴史としては、悔いはないですか?
水野「ないよ。今はやり切ったなという気持ちで、寂しいとかは感じてない。引退レースを終えて勝負服を脱いだら感じるかもしれないけど、今はサッパリした気分だよ。
高崎時代から、自分の出来ることは精一杯やって来たし、浦和に移籍させてもらってからも、周りの人たちに応援してもらって、最高の騎手人生だったと思ってる。だから今度は、競走馬を育てて出走させるっていう形で、恩返ししていきたいね」
赤見:最後のレースは決まってますか?
水野「まだ何レースになるかはわかんないけど、来週の浦和開催が最後だから、31日(金)で引退だね。主催者から引退式をしてもらえるって聞いてるんで、これまで応援してくれた方々に何かプレゼントしたいと思ってる。数は限られるけど、勝負服とか、ステッキとか。
平日の昼間だから、なかなか競馬場に来るのは難しいかもしれないけど。たくさんの方が見に来てくれたら嬉しいね」
わたしは金曜日京都のため、引退レースが見られないんですよ!!悲しい。。
なので、木曜日に浦和に行って来ます。
みなさんもぜひ、騎手としての最後の雄姿を見守って下さい☆
今年の福永洋一記念当日は、名古屋でダートグレード『かきつばた記念』も行われました!
【コスモワッチミー】と共に参戦した赤岡修次騎手と、残念ながら回避となってしまった【クイックリープ】と共に参戦予定だった宮川実騎手が遠征により不在。
さらに韓国遠征中の倉兼騎手も不在ということで、普段よりも人数が少なかった高知ジョッキーズ。
そこで助っ人に呼ばれたのが、園田所属の北野真弘騎手と、川崎所属の佐藤博紀騎手。
まずは高知リーディングだった北野騎手から。
この日は久々の高知登場でしたが、3勝を挙げてものすごい存在感を放っていました!
「高知で乗ったのは、5,6年前に招待で2日間乗って以来です。
今回は騎手が少ないからって助っ人を頼まれたんですけど、そうやって声をかけてもらえるのは嬉しいですね。
なかなかこういう機会はないし。
高知は懐かしいし、やっぱり楽しいです。
ただ、半分くらいジョッキーわからなくなってたのにはビックリしました。若手が増えましたね。
でも変わらない部分もあって、西川とは昔から一番仲良かったんで。
乗ってて楽しいです。
今日は福永洋一記念ということで、特別な一日でした。
こういうレースをしてくれるのは、地方競馬に携わる者の1人として嬉しいです。
お客さんもいっぱい来てたしね。
また呼んでもらいたいです。いつでも来ますよ」
続いては、川崎の佐藤博紀騎手。
「高知は新人王に出たかったけど出れなかったので、ずっと憧れていた競馬場です。
前に一度黒船賞で乗せてもらったけど、こうやって1日通して乗るのは初めてなので、すごく楽しみにしてました。
コース的には、一見簡単に見えるけど実は難しいんですよ。
内開けて走らなきゃいけないし、逃げた時もどの辺を通るのかわからなかったし。
それに仕掛けですね。
早めなんだけど、あのタイトなコーナーをトップスピードで回って行くのは難しい。
今日1日でいろいろ勉強させてもらいました。
1つ勝たせてもらったし、福永洋一記念にも一度参加したかったので、本当に嬉しいです。
赤岡さんの代打ってことで、印のある馬にいっぱい乗せていただいて...1,2戦はちょっと緊張しましたね。
今回いい経験させてもらったし、また高知に来たいです。
高知だけじゃなく、色んな競馬場で乗るのが夢です」
続いては、門別で武者修行することが決まった目迫大輔騎手。
「いろいろ勉強したいと思って、今回の門別行を決めました。
笠松時代も、高知に来るか門別に行くかっていう話はあったんですけど、まだ今みたいに短期免許がキッチリしていなかったので、色んな人を受け入れている高知にしたんです。
美浦に行ったり、牧場に行ったりして、色々なところをみて勉強していたんですけど、やっぱり馬産地である北海道も経験したいなと。
ちょうど2人目が生まれたばかりで、奥さん(森井美香元騎手)には迷惑かけるけど。
すごく理解してくれているので、ありがたいですね。
今は騎手としてですけど、いつか調教師になりたいという夢もあるので。
幅広く色んなものを見て、勉強して来ます!」
目迫騎手は、この日の夜に北の大地に旅立ちました☆
最後にご紹介するのは、門別から福山、そして高知にやって来た下村瑠衣騎手。
この日は待望の、高知初勝利を挙げたのです!!
「今日でデビュー丸々2年なんですよ。
まだ高知に完全に慣れたわけじゃないけど、勝って安心したというか。力が抜けました。
実は...このまま勝てないかもってちょっと落ち込んでいたんです。
福山から来た自厩舎の馬たちも、高知の深い砂に慣れなくて、なかなか本来の走りが出来なかったし。
でもここに来て、自厩舎の馬たちも走りが良くなって、厩舎の雰囲気も上がって来てたんです。
その中でわたしも勝てて、すごく嬉しいですね。
高知に来て...改めて真衣ちゃんはすごいなと思います。
今までも憧れていたけど、近くで見たら勉強することが多くて。
真衣ちゃんは、行くなら行く、行かないなら行かないと、中途半端なことはしないんですよ。
いつも冷静で。
わたしならフワフワ行ってみたり、メリハリがつけられないというか。
聞いたら色々教えてくれるし、すごくありがたいです。
勝負服のデザインも一新したし、自厩舎も応援していっぱい乗せてくれるので。
新たな気持ちで頑張ります!」