名古屋競馬所属の木之前葵騎手が、先週日曜日、中京競馬場で行われた『CBC賞』において、誘導馬に騎乗。
さらにトークショーや握手会なども行って、ファンの方々と交流しました!
赤見:中京はどうでしたか?
木之前「馬場がいつもと違って緑が広がっていたので、すごく新鮮な気持ちでした。トークショーは緊張したんですけど、誘導馬に乗った時は緊張もなく、楽しむことが出来ました。普段着られない服が着られて、嬉しかったですね。
最初にこのお話をいただいた時には、こんなチャンスもらえるんだって驚きました。たくさんの方が声を掛けて下さって、本当に嬉しかったです。
握手会にもたくさんの方が参加してくれて、中には騎手になりたいっていう女の子もいて。そういう子と出会うと、やっぱり励みになりますね。
赤見:今年の4月にデビューしたわけですが、実際にデビューしてみての感想は?
木之前「とにかくみんなスタートが速い!これが一番ビックリしました。センターで競走訓練してたけど、実際のレースは全然違ってて。ゲート出てからの展開の速さに驚きました。
今は最初の頃よりはマシになったと思うけど、まだ流れが掴み切れてないんですよ。前の馬と離れすぎててそこに入られちゃったり、ここに行ってたら勝てたのにっていう、けっこう悔しいレースがあって。
馬をコントロールし切れていないので、抑えたいところで抑えられなかったり、行きたいところで行けなかったり...。こうしたいと頭で考えても、瞬時に動けない時があって。それが今一番の悩みです」
赤見:デビュー初日から、かなりたくさん騎乗してますよね。
木之前「そうなんです。自厩舎の馬が8割なんですけど、所属の錦見勇夫先生がすごく乗せてくれて。普段も優しいし、家族っていうか孫みたいな扱いなんです。本当に感謝してます」
赤見:日本初のハートの勝負服も、インパクト大きいですね。
木之前「周りからも可愛いって言ってもらってて。自分でもすごく気に入ってます。でもレースしてる時はあんまりわからないんですけど」
赤見:今、楽しいと感じるのはどんな時ですか?
木之前「レース乗ってて、自分の体のバランスが、どうやったら押せてるかとか感じられた時です。少しは上手くなってるんじゃないかって感じられて、すごく楽しいですね。
レース以外だと、お休みの日にショッピングに行くことです。でもまだ車の免許がないのでバスで行くんですけど、今日は日曜日なので運休で...。出かけるのを止めました。
先生からは1年は車の免許はダメって言われているので、しばらくは我慢ですね。
ただ、地元じゃないので友達がいないんですよ。それがちょっと寂しいです。
家にいる時はDVD見たり、あとは少年漫画を読むのが好きです。今は『テガミバチ』っていう漫画にハマってます。おススメですよ」
赤見:では、今後の目標を教えて下さい。
木之前「とにかく勝ちたいです。今6勝で止まっちゃってるので。
今までは馬のお蔭で勝たせてもらったんですけど、特に3勝させてもらった【ボールドタイド】っていう馬は、クラスが上がって私の乗り方1つで勝ち負けが決まるところに来てて。それで勝てていないので、壁にぶち当たってるところです。
早くこの壁を壊して、前に進みたいです!」