昨日は大井競馬場で、佐賀『サマーチャンピオン』のPRイベントをして来ました。
佐賀の新原健伸騎手、浅野靖典さん、キャンペーンガールのアジェとダイアナと一緒に。
新原騎手とキャンギャル2人は、8社ものマスコミを回ってPRして来たそうですよ。
新原騎手は日曜日にレースに騎乗して、その後急いで飛行機に乗って東京へ。
月曜日の朝から、佐賀競馬場をPRして回ったわけですが、イベント後も全く疲れを見せず、
「佐賀のPRになるなら、そしてファンの方が喜んでくれるなら、出来るだけのことをしたいです!」
と話していましたよ。
南関東でも、新たなファンを獲得したようでした。
新原騎手、PR隊長お疲れ様でした☆
さ~、明日に迫った『サマーチャンピオン』。
サマーチャンピオン出走表
ここはなんといっても【スーニ】でしょう。
ハンデは59キロですが、すでにこの斤量で結果を出していますからね。
鞍上は、佐賀で育った川田将雅騎手。
先月は佐賀競馬場で、お父さんである川田孝好調教師との併せ馬を披露していましたね。
今回は故郷に錦を飾って欲しいところです。
【スーニ】が頭1つ抜けた存在で、対抗にする馬を悩みましたが...
地元・佐賀の【マンオブパーサー】にしました。
7歳になった今年は完全復活!
佐賀に移籍して2戦は、全く危なげがないレースでした。
特に前走は『サマーチャンピオン』と同じ1400メートル戦。
鞍上の山口勲騎手も、シュミレーションバッチリでしょう。
そして【ダイショウジェット】。
前走は久しぶりの1400メートル戦でしたが、5人気4着で内容も悪くなかったですね。
今回は初の地方コースということで、小回りへの対応が鍵。
長くいい脚を使える馬ですから、意外とマクリが決まる佐賀のコースに対応出来ると考えます。
◎9、スーニ
〇3、マンオブパーサー
▲2、ダイショウジェット
△1、セレスハント
今回の旅では、競馬場グルメもたっぷり堪能して来ました♪
まずは、「園田屋」さんの昆布うどん。
関西風は、汁が透明で優しいお味ですね。
上にたっぷりと乗っているとろろ昆布との相性もバツグンでした!
熱々だけどさっぱりしてるので、暑い夏にもいけちゃいます。
続いては、「西ホルモン」さんのホルモン。
これは...本気でビールが欲しくなる味です。。
甘辛のタレに、ホルモンとキャベツが合うこと合うこと。
あと、白いご飯に乗せたら止まらなくなりそうです。
そして、「明石屋」さんのタコ串&イワシ天。
衣がサクッとしてて、軽い食感なんです。
タコもイワシも、しっかりと食材本来の味がするんですけど、秘伝のソースを少しかけるとさらに美味しいですよ!
12日のメインは、『炭火焼たむら カルビオンシップ』。
JRAから移籍初戦となった、【ドンクール】が注目を集めました。
約10ヶ月ぶりの実戦、そしてプラス16キロという馬体重。
やはり久しぶりが影響したのか、結果は5着でした。
でも、『兵庫チャンピオンシップ』や『名古屋大賞典』を制した馬。
今回使って、まだまだこれから活躍してくれることでしょう。
このレースを勝ったのは、2番人気の【ミナミノヒリュウ】。
今回がA1混合戦初でしたが、3番手から4コーナー先頭という、堂々の内容でした。
これで2連勝。
まだ4歳馬ですから、さらなる飛躍を期待してます。
この日の場内イベントには...エヴァ芸人の稲垣早希さんが来場!!!
よしもとガールズユニットの、ひでかさん、キュルリンアイドルりなんなんさんと一緒に♪
競馬場でネタが見れるなんて、1粒で2度美味しいっ!!
ファンの方と一緒に、私もたくさん笑って来ました。
[おまけ① 競馬場以外グルメ]
梅田で食べたたこ焼き~
ソース・ポン酢・しょうゆを好みでつけて食べるんですが、、、
「まずは何もつけずにどうぞ」
と言われ...素のたこ焼き初体験。
生地にしっかりとお出汁が入っているので、素のままでも美味しいっ!
中には、タコと一緒にこんにゃくが入っててびっくりでした。
[おまけ② 競馬場以外グルメ]
十三で食べたおでん~
やはり関西風。
優しくて上品な味付けでした。
煮込んであっても、具の色があまり変わってないし。
大根は柔らかくって、絶品でしたよっ!
あと、牛スジ!!不思議な歯ごたえがあって美味しかったです。
今回の園田は、食べて笑って勝って負けて...濃い2日間でした☆
11日12日と、園田競馬場に襲来して来ました~!!
色んな出来事があって、かなり楽しかった2日間。
レース情報・グルメ情報交えてご紹介します♪
まず、園田といえば...キムタケこと、木村健騎手。
ヘルニアのために戦列を離れていましたが、7月末の開催から元気に復活!
「レーザーで手術して治しました。一時は動けんかったけど、もう大丈夫です!ガンガン追いますよ」
と、キムタケスマイルで話してくれました☆
やはり、この人がいないと盛り上がりが違いますよね。
そして!
この開催から試験的に始まったのが...『騎手の勝負ズボン広告』。
川原騎手も
下原騎手も
平原騎手も穿いてました!
これは、決まったジョッキーが穿くのではなく、騎乗回数などを考えて毎日別のジョッキーが穿くそうです。
だいたい、1本の勝負ズボンを作って、50回騎乗する予定なんだそう。
すべて騎手会で行われている今回の試み。
まだ試験段階ということですが、パドックや返し馬の時など、ズボンの文字がかなり目立っていて、宣伝効果バツグンでしたよ。
こういう試みをどんどん試して、広げていって欲しいですね。
詳しいことはこちら→園田・姫路競馬公式HP
11日には、JRAの松山弘平騎手が園田初騎乗を果たしました!
勉強のため、JRA交流競走以外のレースも園田の関係者に頼んで乗せてもらったそうです。
「4鞍乗せてもらいましたが、思ってたよりは乗りやすかったですね。
ただやっぱり、仕掛けのタイミングが難しかったです。
いろいろ勉強になったし、乗せていただいて感謝してます」。
最近は騎手の交流が本当に増えましたね。
そしてこの日のJRA交流戦。
勝ったのは栗東・福島信晴厩舎の【ホウウン】でした!
騎乗したのは、木村健騎手。
【ホウウン】の勝負服が、地方時代の岩田騎手と同じデザインで、ウイナーズサークルでは、
「キムタケ~、岩田かっ!」
という声援?が飛んで、木村騎手も笑ってました。
JRA交流戦は、普段と違う勝負服姿のジョッキーズに会えるのも、楽しみの1つですね♪
メインの『摂津杯』は、初の59キロを背負って【アルドラゴン】が貫禄の勝利☆
『オッズパークGP』での激しい激闘から1ヶ月も経ってないというのに...本当にすごい馬です。
それでもさすがに59キロはキツかったと見えて、木村騎手の息が上がっている姿をはじめて見ました!
この後は、しばらく休養して秋に備えるそうです。
園田競馬の特徴といえば...
マスコミ向けの口取りをした後に、
反対を向いてファン向けにもするところ。
こういうファンサービスは、他の競馬場でもぜひ取り入れて欲しいです。
今月9日、浦和競馬場で酒井一則調教師が、開業第1号の管理馬を出走させました。
高崎時代、大変お世話になった酒井先生の新たな門出に、私自身も本当に嬉しかったです。
酒井先生は高崎の調教師として、2001年に開業。33歳という、異例の若さでした。
550戦54勝2着48回の成績を残し、2004年の高崎の廃止とともに、調教師免許を返上。
厩務員として、浦和競馬場へ移籍したのです。
競馬場間の移籍というのは、今でも大変厳しく、簡単に出来るものではありません。
高崎が廃止になった時も、結果的に免許を持ったまま移籍出来たのは、騎手の場合【大井1名】・【浦和1名】・【佐賀1名】の3場。
調教師は、【笠松3名】・【金沢4名】・【佐賀2名】の3場でした。
もちろん、他の競馬場でも受け入れに手を尽くしてくれた所もありますし、ほぼ同時期に廃止になった宇都宮競馬の関係者を受け入れてくれた競馬場もありました。
ただ...とにかく移籍するのはとても大変。
日本には、中央と地方の壁だけでなく、地方の間にも、大きな大きな壁があるのです。
そんな中で、今回の酒井先生の再調教師デビューは、本当に意義のあることだと思います。
調教師免許というのは、なかなか取得出来るものではありません。
33歳という若さで試験に合格した酒井先生は、いつも前向きに、楽しんで馬づくりをしているように見えました。
「書類なんかで職業を書く欄があると、『調教師』って書けることがもう嬉しくて。
だから厩務員に戻った時は、なんで...なんで...と、悔しい思いもありました」
まだ若かった酒井先生には、南関東以外の競馬場なら、免許をそのままに移籍する道もあったはずです。
「やっぱり、一番大きな所でやってみたかったんです。
もう1度厩務員から始めて、また調教師になれる保障はなかったけど、絶対なれると信じてましたから」
何の迷いもなく、免許を返上して浦和に移籍しました。
「応援してくれる、馬主さんの存在が大きいですね。それに、浦和の関係者も、協力してくれました。
こっちに来て6年...。
長かったような、でも短かったような感じです。
また調教師になれて、嬉しくてしょうがないですね。毎日嬉しいです。
早く職業を書くような書類を書きたいな(笑)。
これからの目標は1つ!
口に出しては言わないけど...心の中で秘めてます」
一度免許を返上し、再び調教師免許を取得した酒井一則調教師。
こういう方の頑張りを見ていると、地方間の移籍や交流の問題を、そろそろ本格的に見直してもいい頃だと思います。
南関東の期間限定騎乗の条件も、少しずつ広がっている。
重賞騎乗の以来があれば、どこの競馬場でも騎乗出来る。
地方間の馬や人の壁がなくなれば、より熱いレースが見られるはず。
もう少し。
もう少し前進して、全国各地の地方競馬が1つになる日を、待ち望んでいます。
今月18日、シンガポールで行われた国際見習騎手招待シリーズ『アジアヤングガンズチャレンジ2010』に、名古屋の阪野学(ばんの・がく)騎手が出場しました!
このシリーズは、昨年オーストラリアで開催され、JRAの藤岡康太騎手が優勝。
今年は日本の出場枠が1人増え、JRAの松山弘平騎手と共に、阪野騎手も出場したのです。
シリーズ3戦(10着・3着・10着)して、総合7位。
貴重な経験をして帰ってきた阪野騎手に、インタビューしました!
[写真:NAR]
:ヤングチャレンジ出場を初めて聞いた時は、どんな気持ちでした?
「6月の終わり頃に、所属の井上哲先生から聞いたんですが...急な話だったので、とにかくびっくりしました。
もちろん、すごく嬉しかったですけど、次の日に慌ててパスポートの申請に行きました」
:海外は初めてだったんですか?
「小さい頃、旅行でハワイに行ったことがあるんですけど、それ以来です。
パスポートの期限も切れてたくらいですから」
:実際、シンガポールに行ってみてどうでしたか?
「街とかすごくキレイで、環境に厳しいという話を聞いていて。
もともと、行ってみたい場所だったんです。
話の通り、すごくキレイでしたね。
気候は今の日本と同じくらいで、けっこう暑かったです。
あと、急に雨が降ってくることが何度もありました」
:到着してから、印象に残ったことは?
「15日に着いたんですけど、色々なプログラムが組まれていて、観光もしました。
水陸両用の車で、普通に道路を走ってたと思ったら、そのまま川の中に入って行くんですよ。川からマーライオンを見ました。
松山くんや、オーストラリア、香港の騎手も一緒に。
色々な話をして、仲良くなりました」
[写真:NAR 左・松山弘平騎手 右・阪野学騎手]
:食べ物はどうでしたか?
「う~ん...まぁ、普通に食べられる物もありました」
:お気に入りはなかった?
「ホテルで用意してくれたものは平気だったんですけど、屋台で食べたのは味が怪しかったですね(笑)。
全部英語でメニューがよくわからなかったんですけど。
あと、憧れだったココナッツジュース!!ココナッツの実にストローさして飲むやつ。
あれは...残念でした(笑)」
:では、競馬のお話をお聞きしたいんですが、朝の調教もしたそうですね。
「地方では毎朝20頭くらい乗るけど、シンガポールはMAXでも5頭くらいなんです。
1頭1頭、がっちり抑えて乗るので、かなり力と体力を使いました」
:シリーズの前のエキストラ騎乗はどうでした?
「シンガポールで開業している高岡秀行先生の馬に乗せてもらいました。
初めて芝に乗ったんですけど、雨が降ったりしたので、馬がノメって走ってました。
ダートにはないノメリ方でしたね。
それに芝だとダートよりも下が固いので、伝わってくる反動も違いました。
初めてだったんで、ちょっと気持ち悪かったです(笑)。
僕は名古屋と笠松でよく乗るんですが、クランジ競馬場は直線が400メートルもあって、仕掛けどころが難しかったですね。
シリーズの前に騎乗させてもらえて、高岡先生にはとても感謝しています」
:アジア各国の見習い騎手とのレースはどうでした?
「みんな新人でイケイケじゃないですか(笑)。
1回きりの勝負だし、かなり燃えてましたよ。後ろでワーワー言ってる声も聞こえたし。
色んな国のジョッキーと乗れて、すごくいい経験が出来ましたね。
それに...忘れていた気持ちを思い出しました」
:というと?
「実は、今デビューして3年なんですけど、ちょっと気持ちが崩れて来ていたんです。
シンガポールに行く前は、1ヶ月くらいずっと勝てなくて...。
しかも、本命馬にかなり乗せてもらってたのに、全部飛ばしてて...。
シンガポールには、教養センター時代の教官だった杉山先生が同伴してくれたんですけど、生徒だった時みたいに色んなこと相談したり、アドバイスもらったのも大きかったです。
初心に戻りました。
それに、一緒に騎乗したみんなのガッツ!
本当にすごく熱くて、かなり刺激を受けました」
:シンガポールから戻って来て、初の開催(27日~30日)は2勝を挙げました。
「はい。足踏みしていた2勝を挙げて、これで80勝。
次の開催からは、減量がなくなります。
今回の2勝は無印の馬だったんですけど、シンガポールに行く前の僕だったら、勝てなかったと思うんです。
やっと減量が取れて、これからが本番ですね!」
:それでは、今後の目標を聞かせて下さい。
「南関東とか、海外とか、いつか行きたい気持ちはあります。
でも今は、もっと自分の騎乗や成績を固めて、名古屋で結果を出すことが大事だと思います。
名古屋で結果を出したら...色んな所で、色んな経験をしたいですね!」
シンガポールで、忘れていた気持ちを取り戻した阪野騎手。
まだ22歳。
これからどんなジョッキーに成長していくのか...本当に楽しみですね☆