『霧島賞』のレースリポートは、1つ前のエントリーでご紹介しましたので...
ここではおまけの番外編をご紹介します♪
【テイエムヨカドー】が1週間前に荒尾に入り、追い切りなどに跨ったのはこの方!
荒尾所属の村島俊策騎手
「調教でもすごくいい走りをしていました。初タイトルを獲ってくれて、僕も嬉しいですね。
ただ...僕は中央所属の【テイエムハエナゲ】に乗せてもらったのに、負けてしまって悔しいです。
九州産馬とは相性がいいので、一発狙っていたんですけど」
ということでした。
今回の重賞制覇の、陰の功労者ではないでしょうか。
そして~
勝った森泰斗騎手!
森騎手は、私の騎手学校時代の1期先輩で、候補生時代から知ってるんです。
しかも所属が足利だったので、チーム北関東の仲間としても、今回の勝利は本当に嬉しかったです♪
先日お子さんが産まれたそうですが、毎日競馬でまだ会いに行く時間がないそうなんですよ。
「子供のためにも、もっと頑張らないと!今年は結婚して子供も生まれて、重賞も勝って...本当に、いい年になってますね」
と、ニヤけていましたよ(笑)。
家族の応援は、大きいですもんね。
こちら、12日に1700勝を達成した、吉田隆二騎手。
大変な大怪我から復帰しての記録達成でした。
「まだ病院には通ってるんですけど、随分よくなりました。
前はガツガツ行ってたけど、今は馬自身のリズムを大切にして乗ってるんです。
そうしたら勝ち星も増えたし、すんなり1700勝達成出来ました」
ということでした。
ちなみに...
荒尾の競馬新聞には、[吉田隆]という文字はありません。
吉田隆二騎手を表す名前は...[吉田兄]。
昔弟さんが騎手をしていた時の名残です。
今は吉田は1人しかいないんですけどね。
幣旗吉治・吉昭調教師も、[幣旗兄][幣旗弟]と書かれているんです。
細かいことですが、こういうところも荒尾らしいな~と感じます。
さ~それではグルメコーナー☆
今回も満喫して来ましたよ♪
まずは、なにはさておき、とんこつラーメン。
このブログでも何度も登場している、荒尾競馬場2階スタンドのとんこつラーメンです!
これを食べないと、荒尾に行った気がしない。それぐらい好きです。
今回は時間がなくて、熱々のラーメンを3分でかき込んだんですが...
やっぱり美味しい♪やっぱり幸せ♪
この、濃厚クリーミースープが絶品なんです!
続いては...大牟田にある焼肉屋さん「あん樹」。
どれが何の肉かさっぱりわかりませんが、とにかく美味しかったです!
豚・牛・鶏・レバー・ホルモン...どれも新鮮でした。
タレにつけるよりも、塩やポン酢でいただく方が、さっぱりしてて美味しかったです。
帰りの福岡空港では...3階にあるお寿司屋さんに行って来ました。
お刺身~
板うに~
赤霧島~
九州をたーっぷりと満喫して来ました!!!
強い日差しの中行われた、今年の『霧島賞』。
勝ったのは2番人気【テイエムヨカドー】でした☆
スタートしてから楽に2番手につけると、3コーナーから早くも先頭を窺う勢い。
後ろから1番人気【コウユーヒーロー】が迫ってくるも、終始危なげのないレースで初タイトルを獲得しました!
馬だけでなく、騎乗した森泰斗騎手、渋谷信博調教師、担当厩務員さんともに初の重賞制覇だったそうですよ。
渋谷信博調教師のコメント
「1週間前に荒尾に輸送したのが正解でした。
やっと重賞勝てて、素直に嬉しいです。これだけの力のある馬を預けていただいてましたから、正直ホッとしました。
これで右回りでも力を出せるメドが立ちましたし、色々選択肢が広がりました。
次走は帰ってから、馬の様子を見て考えますが、グランダムジャパン古馬戦線なども視野に入れてます」
森泰斗騎手
「重賞を勝てて、最高に嬉しいです!
自分は一生勝てないのかな、と思ってたけど、チャンスを与え続けてくれた関係者のおかげです。
馬の方が先に荒尾入りしていましたが、パドックで跨って、調子がいいなと感じました。
僕自身、荒尾競馬場は全く初めてで、返し馬で感覚を確かめましたが、足利競馬場に似ている雰囲気で、戸惑いはなかったです。
レースはイメージ通りに進めました。
思ったよりも、逃げた【メッサーシュミット】が早めに下がってしまい、先頭に立つのが早いかなとも思ったんですが、やはり渋太い馬。強いレースをしてくれました。
地元船橋の開催中ですが、ヨカドーにどうしても乗りたくて、遠征に来た甲斐がありました。
最高の結果を出せて、本当に嬉しいです。
今度は南関東でも勝ちたいですね。
これからも、ヨカドーと一緒に成長出来るよう頑張ります!」
2着【コウユーヒーロー】
浜中俊騎手
「向正面から上がっていく手応えは良かったんですけど、3コーナー辺りから勝った馬に強いレースをされてしまいました。
暑くて少しバテ気味の中でも、一生懸命頑張ってくれました」
3着【メッサーシュミット】
幸英明騎手
「楽に先頭に行けたんですけど、途中から砂が嫌なのか勢いがなくなってしまいました。
でも、向正面の手応えの割には、最後までよく粘ってくれましたよ」
今年、九州産馬の頂点に輝いたのは...
【テイエムオペラオー】産駒の牝馬、【テイエムヨカドー】でした。
これからの活躍を楽しみにしてます♪
いよいよ当日を迎えました!
荒尾競馬場、今日もかなりの日差しが降り注いでおります。
昨日、「全く雨の降る気配はない」と書きましたが...
実は21時頃に、雷と共に夕立のような雨が降ったんです。すみません。
でも、今すでにその雨の名残は全くなく、良馬場のコンディションです。
今日の荒尾では、『霧島賞』の前に協賛レースが盛りだくさん。
各レース、人気馬に騎乗予定のジョッキーたちにコメントいただいたので、ご紹介します。
5レース《We☆love荒尾競馬杯》
7、ミラージェネラス 松島慧騎手
「前回は熱中症で取消でしたが、クラスが下がっているし、状態さえ戻っていれば面白いレースが出来ると思ってます」
6レース《がんばれ!九州産馬健闘杯》
4、テイエムホホエミ 村島俊策騎手
「今回は行く馬がいないので、ハナに行ってもいいかなと思ってます。
ハナまで行けなくても、前の方につけられれば、メンバー的にもいいレースが出来るんじゃないかな」
8、ワンダーロマン 尾林幸彦騎手
「馬を怖がって外に逃げる面があるので、本来は内枠の方が乗りやすいんですよ。
ただこのレースは前に行く馬がいないので、2番手くらいにつけられれば」
7レース《祝☆栗本博晴誕生日記念》
2、ラバーズトウショウ 吉留孝司騎手
「今回は久しぶりに乗せてもらいました。
先行して、道中はいい位置で我慢出来れば。今日のメンバーなら、面白いんじゃないかな」
5、コウザンアミ 松島慧騎手
「夏負けもしないで、順調に来てますよ。
ここ2戦は前に行けなかったけど、今日は同型の馬がいないので、展開的にも向きそうですね」
8レース《第2回頑張れ九州産馬》
3、フリークムーン 杉村一樹騎手
「前回は950メートル戦で、前半ダッシュがつかずに追い上げる形になりました。
今回は1400メートルに距離が伸びるので、この馬にとってはレースしやすいですよ」
6、サチノグッドラック 吉田隆二騎手
「自分から動くというよりも、少し前につけて、そこでどれだけ我慢出来るかどうか。
1度使って、荒尾にも慣れたでしょう」
そして9レースが『霧島賞』。
人気の1角【テイエムヨカドー】は、早めに荒尾入りして、最終追い切りはこちらで行なったそうです。
騎乗した村島騎手は...
「いい状態ですよ。追い切りも馬なりでしたけど、すごくいい走りでした。
どちらかというと左回りの方がいいと言われているそうですが、右回りの走りも全く問題なかったですね」
ということでした。
馬券検討の、参考にしてみて下さい♪
九州産馬頂上決戦の『霧島賞』が、明日荒尾競馬場で行われます!
私は今日から現地入りしていますが...とにかく暑い!!!
雨が降りそうな気配は全くないし、明日は素晴らしくいい馬場でレースが出来るんじゃないでしょうか。
『霧島賞』出走表
今年はいいメンバーが揃いましたよ~。
まず注目したのが、船橋の【テイエムヨカドー】。
荒尾の遠征経験は、JRA時代に4回(2着1回3着2回5着1回)。
勝ち星こそないものの、堅実な競馬を見せています。
しかも、船橋に移籍してからはさらにパワーアップ。
昨年12月の『クイーン賞』では【ユキチャン】とクビ差の好勝負を演じ、今年に入ってからも強いメンバー相手に安定して結果を残しています。
今回は、これまでに比べて長距離の輸送になりましたが、それさえ克服してくれたら、戦って来た相手が違います。
そして、鞍上森泰斗騎手。
今月の初めに500勝を達成し、つい先日お子さんが生まれたばかり。
まだタイトルを獲ったことがないということですが、今回は大きなチャンスです☆
2月の『たんぽぽ賞』では圧倒的な強さを見せた【コウユーヒーロー】。
3歳同士だったとはいえ、スタートしてからなかなか行き脚がつかず、砂をかぶって苦しいレース展開にもかかわらず、終わってみれば独壇場でした。
荒尾での実績もあるし、古馬相手でも怖い存在です。
佐賀のリーディング・山口勲騎手騎乗の【スズノブレイヴ】も気になる存在...
『たんぽぽ賞』では結果を出せませんでしたが、ここ2連勝と勢いに乗ってますからね。
明日私は5レースから中継に出演して、7レースからはパドックリポートをします♪
詳しい予想はパドックを見てからじっくりと検討したいと思います。
オッズパークでも中継映像が流れますので、よかったら見て下さい。
ちなみに...オッズパークでは、くまもとあか牛が当たるキャンペーンやってますよ。
ぜひ、馬券&商品ゲットして下さいね☆
今年も真夏の交流重賞が行われました!
12日・門別『ブリーダーズゴールドカップ』
16日・盛岡『クラスターカップ』
18日・佐賀『サマーチャンピオン』
3つのレース共に、新チャンピオンが誕生する、熱いレースとなりました。
まずは、門別『ブリーダーズゴールドカップ』。
1番人気に推されたのは、骨折から復帰して、『帝王賞』2着・『マーキュリーカップ』1着と完全復活を果たした【カネヒキリ】でした。
スタートして先行争いは少しゆったりめに流れます。
岩手の【エイシンイッパツ】が先手を取ると、【ロールオブザダイス】が2番手、【カネヒキリ】はイン4番手に着けました。
勝負所の3,4コーナーで一気に【マイネルアワグラス】が進出。
その後ろから【カネヒキリ】、【シルクメビウス】が追い上げます。
直線に入ると【シルクメビウス】の末脚が爆発!力強く突き抜けました。
2着【カネヒキリ】、3着【マイネルアワグラス】という結果に。
[ホッカイドウ競馬]
【シルクメビウス】、本当に強くなりましたね。
折り合いもしっかりとついていたし、鞍上の田中博康騎手の騎乗も馬の力を信じてのもので、改めてこのコンビの信頼関係を感じました。
正攻法で【カネヒキリ】を破ったことは、とても大きいと思います。
これまでは上がり馬として頂点にいる馬たちを追いかける立場でしたが、今度は追いかけられることになります。
王者として、これからどんなレースをしてくれるのか...人馬ともに、とても楽しみですね。
続いては、盛岡『クラスターカップ』。
地方交流重賞初登場となった【サマーウインド】が1番人気、前走『北海道スプリントカップ』を快勝した【ミリオンディスク】が2番人気でした。
レースは、外から【サマーウインド】がハナを主張すると、2番手に【ミリオンディスク】、内に【メイショウバトラー】が続きます。
3,4コーナーでは、内を突いて【メイショウバトラー】が先頭に。
直線を向くと【サマーウインド】がグイッと伸びて1着、2着【ミリオンディスク】、【メイショウバトラー】は3着に粘りました。
これで【サマーウインド】は、ダート戦10戦7勝2着3回とパーフェクト連対を続行中。
デビューした時は未勝利戦を勝ち切れず、1度は道営に移籍しましたが、そこで2連勝して再びJRAに復帰すると、一気にここまで上り詰めました。
まだまだ、この勢いは止まりそうにないですね。
2着に負けたとはいっても、【ミリオンディスク】も安定して力を発揮していますし、3着だった【メイショウバトラー】は、10歳牝馬ながら果敢に攻めて見せ場を作ってくれました。
新しいスター誕生に、ベテラン牝馬の活躍。
レース的には前に行った3頭の決着でしたが、レコードのおまけもついて、内容の濃いレースになりました。
そして、佐賀『サマーチャンピオン』。
このレースは【スーニ】が断然の人気を集めます。
スタートすると激しい先行争いが繰り広げられ、外から【ユニティ】がハナへ。
【セレスハント】が内枠を利用して楽に2番手につけると、【ヴァンクルタテヤマ】、【スーニ】と続きます。
1コーナーで【セレスハント】がハナを奪い返すと、2番手は【ダイショウジェット】。
向正面から3コーナーで、今度は【ダイショウジェット】が先頭に立つという忙しい展開に。
直線を向いた時にはすでに2頭の一騎打ちの様相で、【セレスハント】がもう1度伸びて初タイトルを獲得。
2着【ダイショウジェット】、3着争いは【スーニ】の追撃を振り切った【マンオブパーサー】、そして【スーニ】は4着に敗れました。
[さがけいば]
【セレスハント】は終始絡まれる展開ながらも、福永騎手の落ち着いた手綱捌きで道中無理することなく流れに乗り、最後まで脚色が鈍ることはありませんでした。
【セレスハント】と同じく、初の地方コースだった【ダイショウジェット】も、早め早めの競馬で積極的に攻め、この馬の力は出してくれたと思います。
地元・佐賀代表の【マンオブパーサー】は、途中の追走でいっぱいか...という場面もありながら、最後までよく踏ん張りましたね。
【スーニ】は59キロを背負っていたこともそうですが、コーナーコーナーで置いていかれ、本来のスピードが出せなかったように思います。
新チャンピオンは【セレスハント】。
ダート界は本当にどんどん新しいスターが誕生しますね。
この結果を踏まえ、秋の『JBC』がさらに楽しみになりました!