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2016年9月25日 アーカイブ

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9/25銀河賞回顧

2016年9月25日(日)

センゴクエースが力を見せつける!

 25日(日)は重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、単勝1番人気のセンゴクエースが優勝。世代ナンバーワンの力を見せつけ、8つめのタイトルを手にしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.イノリノチカラ 17.2
  2.コウリキ 18.4
  3.バウンティハンター 5.2
  4.アスリート 13.6
  5.キンメダル 13.7
  6.タキニシサンデー 33.2
  7.テンカトウイツ 97.4
  8.サンノハヤヒメ 45.1
  9.シリウス 17.2
 10.センゴクエース 1.4

 前走の山鳩賞で大敗を喫したとはいえ、世代トップの評価は揺るがないセンゴクエースが1番人気。バウンティハンターが5.2倍で続いたものの、ほぼ1強と言っていい戦前予想。力を見せつけるのか、それとも山鳩賞と同様に波乱となるのか。馬場水分1.9%の中、ゲートが切られました。

 わずかにコウリキが遅れたものの、他馬は横一線で第1障害を突破。その後はバウンティハンターとタキニシサンデーが交互に先頭に立ち、多少ばらける展開となりながらも、第2障害の手前で再度横一線の状態となりました。
 バウンティハンターが仕掛けたのを皮切りに、各馬が次々と登坂を開始。なかでも抜群のかかりを見せたのがキンメダルとセンゴクエースで、これにアスリート、イノリノチカラも続き、最後の平坦路を迎えました。
 4頭による白熱した叩き合いが期待されましたが、ここからセンゴクエースが次元の違う脚を発揮。残り30メートル付近から、するすると抜け出し、1頭だけまるで荷物が軽いようなレースを見せます。残り10メートルを切ってもその脚は衰えず、リードを保ったままゴールまで荷物を運び切りました。キンメダルが2着に粘り、さらに0秒7差の3着にはアスリートが入線しました。

 センゴクエースの前走は第2障害でヒザを折って最下位でしたが、障害さえ無難に突破できれば、やはり結果が違いました。ただ、そうはいっても、残り30メートルを切ってからの脚は特筆もので、トップハンデを曳いているとは思えない、爆発的なものでした。将来が嘱望される逸材。今後の走りにも要注目です。
 キンメダルはまたしてもタイトルを手にすることができませんでした。ただ、イレネー記念、菊花賞、ダービーでそれぞれ2着、はまなす賞で3着2回が示すように、世代トップクラスの力を持っていることは明らか。悲願の金メダルもチャンス十分です。

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鈴木恵介騎手「前走や調教の感触では少しだけ調子が落ちているように感じ、その中でのトップハンデでしたので厳しいレースになると思っていました。レースの流れも予想以上に速かったです。でも前走と同じミスはしたくないと、障害に重点を置きました。他の馬は早くに仕掛けていましたが、自分はしっかり息を入れました。天板まで勢いよく上がって、障害さえ越せたらゴールまで自信はありましたので、障害を越した段階でなんとかなると確信しました」

9/25銀河賞予想 山崎エリカ

力をつけたアスリートに期待

 ばんえい4歳路線の第2弾、銀河賞。銀河賞は第1弾の柏林賞とはほとんどメンバーが替わらないのに、優勝馬がガラリと替わるのが特徴です。それにはもちろん、体調や馬場状態によるものもありますが、一番の理由は負担重量の差でしょう。

 柏林賞と銀河賞を連覇したのは2年前のホクショウユウキのみ。そのときのハンデ差は上下50㎏でホクショウユウキは二番目に重い730㎏でした。しかし、センゴクエースはハンデ差60㎏の一番重い760㎏を背負います。しかも、前走の山鳩賞では障害で膝をついてまさかの転倒。10番枠で行脚が悪かったのもありますが、今回もまた10番枠です。確かにセンゴクエースは、能力が二枚も三枚も上ですが、前走で障害大崩れした馬をどう取り扱うかが今回のカギでしょう。

 個人的な見解は、センゴクエースは勝っても不思議ではありませんが、負けても頷けるといったところ。相手候補の1頭ではありますが、前走で大敗した事実がありながら、それでも1番人気になるならば消してしまうのもありなように感じます。

 よって、◎には山鳩賞の勝ち馬アスリートを推します。3歳時はスピードはあっても非力な面があり、重賞では全く通用しませんでした。しかし、今年の柏林賞では5着と好戦し、そこからさらに力をつけています。重量増という課題はありますが、一発あっても不思議ない馬です。

 〇は、重賞初挑戦の柏林賞で追い込み3着が光るイノリノチカラ。陣営から再度、後方からの競馬を示唆するコメントが出でいます。今回もまた人気がなさそうですが、他馬がセンゴクエースを意識して前へ前へと動いて行くなかで、後方から競馬をするメリット大。前が崩れることが前提なので、勝つまではないかもしれませんが、2着、3着ならば十分あるでしょう。

 ▲は、昨年のはまなす賞の勝ち馬で、3歳重賞路線ではすべて3着と安定した走りを見せてきたコウリキ。この馬は昨年のはまなす賞以来、勝ち星がありませんが、前走では崩れていた障害をほぼ修正できているし、直線では確実に脚を使ってくる馬なので、障害さえスムーズならば面白い存在でしょう。

 あとは△に柏林賞2着、山鳩賞2着のバウンティハンター。センゴクエース不在の前走はまなす賞では初重賞制覇を飾りました。この馬は実績も勢いもあります。強いて弱点を上げるならば、おそらく前走が目標だったことと。重賞で連続好走できるほどあまくはないので狙い下げました。

 他ではイレネー記念2着、ばんえい菊花賞2着、ばんえいダービー2着など、3歳時はセンゴクエースの次点の馬として活躍を見せてきたキンメダル。近走の山鳩賞では3着、はまなす賞でも3着とバウンティハンターに先着を許していますが、今回はバウンティハンターよりもハンデが軽くなるのがポイント。また、障害が得意で大きく崩れることが少ない馬です。

 ※本来は、アスリートから総流ししたいくらい他馬との優劣がつけがたいレベル。しかし、アスリート自身も3着馬っぽいので、ここはセンゴクエースを消して、ワイドで1点なるべく高配当を引っ掛けるような予想をしてみました。アスリートの複勝が3倍以上つくならば、ワイドで散らして1点引っ掛けるよりもそっちのほうが回収率が高いのかもしれません。

 ◎ (4)アスリート
 ○ (1)イノリノチカラ
 ▲ (2)コウリキ
 △ (3)バウンティハンター
 △ (5)キンメダル

 ワイド
 4-1,2,3,5 1500円 計6000円

9/25銀河賞予想 目黒貴子

ばんえい全体の期待馬センゴクエース

 自信をもって予想した岩見沢記念だが、◎と◯が逆となり悔しいハズレ。新たに気を引き締めて予想していきたい。

 前走思わぬ敗戦となったセンゴクエース。障害で膝を折りそのまま転倒してしまうというアクシデント。勝った馬が660kgの斤量に対しセンゴクエースの斤量は710kgと実に50kgの差があったのだからそれも仕方ないとは思えるが、しかし、世代No.1の馬がしんがり負けを喫するのはなかなか哀しいものがある。今回はそのあとじっくりと調整されて1ヶ月半ぶりの実戦となる。今回も最大で60kgの差がある斤量で、当然の最重量750kgを背負うことにはなるが、恥ずかしいレースはできないのがこの馬の運命。世代どころか将来的にはばんえい全体を引っ張っていくであろう存在であり、その注目度にみあったレースをしてほしい。
 ◯にはバウンティハンター。7月の柏林賞で2着、そして前走はまなす賞を勝って初重賞制覇となった。確実に力をつけている印象だ。ここでどれだけのレースができるかが注目だ。今回は前走の680kgから一気の50kg増、730kgがポイントだが、ここ7戦馬券圏内からはずれていない充実ぶりに期待したい。
 ▲キンメダル。まだ今季勝星がない馬だが、2、3走前は連続3着で力を示している。昨年も秋からの成績がぐんとよくなったように、そろそろこの馬の出番かもしれない。斤量も720kgと最重量馬より30kg軽いのは有利。
 牝馬ながら牡馬相手にも充分戦えるだけの素質があるシリウス△、このレースの前哨戦でこのメンバー8頭出走の山鳩賞を快勝したアスリートまで。

 ◎センゴクエース
 ○バウンティハンター
 ▲キンメダル
 △シリウス
 △アスリート

 3連単
 10→3,5→3,4,5,9 1000円 計6000円

9/25銀河賞予想 荘司典子

センゴクエース、バウンティハンター、シリウスのBOXで

 岩見沢記念で須田さん、斎藤さんが3連単的中。白組に一気に巻き返され、ちょっと焦っています。秋の風が吹き始めそろそろ後半戦に向けて巻き返していかないといけません。

 センゴクエースの前走・山鳩賞は衝撃でした。単勝1.1倍の断然人気の馬が第2障害で膝をついて座り込んでしまい、まさかの最下位。初めて同世代相手に敗戦...。ホント「競馬に絶対は無い」と改めて思い知らされました。まあこれまでも競馬人生の中で平地競走も含めて何度も思い知らされているんですけどね(汗)。
 そうは言っても◎は王者センゴクエース。休養を挟んで立て直してくることは間違いありません。ただ、トップハンデ750kgと、前回と同じ大外10番というのが気になるので、馬券はBOXで買うことにしましょう。
 相手○はバウンティハンター。柏林賞2着のあとも実に安定した成績で常に馬券圏内。前走・はまなす賞で嬉しい重賞初制覇。確実に力を付けています。
 ▲はシリウス。2015年の黒ユリ賞、ばんえい大賞典を制したこの世代の有力牝馬。大好きなアキバオーショウ産駒で、紅組のポイント加算を狙います。印も3頭に絞ってみました。

 ◎10センゴクエース
 ○3バウンティハンター
 ▲9シリウス

 馬単BOX
 3,9,10 1000円 計6000円

9/25銀河賞予想 須田鷹雄

安全圏の重量差、センゴクエース

 前走でよもやの大敗となったセンゴクエース。今回また10番枠ということで、不吉な予感がしないでもない。

 しかしやはり、同世代との対戦ならこの馬だろう。バウンティハンターと20キロ、キンメダルと30キロの重量差は許容範囲というか、むしろ安全圏。◎センゴクエースが馬券に絡む場合は1着だろうし、前走が影響して多少なりともオッズが余計につくならば歓迎だ。

 ○はキンメダル。同世代との重賞では柏林賞以外だいたい良いところに来ているし、はまなす賞時とくらべたら重量面で▲バウンティハンターと立場逆転。10キロ差が逆転したので20キロぶんのアドバンテージがある。

 ◎○の絡みは安いだろうから、頑張ってあとのシルシは▲△の2頭に。◎が勝ち、○が2着か3着という3連単でいく。

 ◎10センゴクエース
 ○5キンメダル
 ▲3バウンティハンター
 △2コウリキ

 3連単
 10→5→2,3
 10→2,3→5 1500円 計6000円

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