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2010年1月 4日 アーカイブ

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1/3天馬賞回顧

2010年1月 4日(月)

オレワスゴイ久々の重賞制覇!

 3日(日)は重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、オレワスゴイが勝利。2歳シーズン時のイレネー記念以来、久々の勝利を挙げました。

 馬場水分は4.2%とやや重めながら、各馬の行き脚は軽快。単勝1番人気のライデンロックのほか、キンセイモン、フレイムスワローあたりがやや抜け出して先頭。その1、2馬身圏内で他馬が横一線で続き、第2障害を迎えました。
 第2障害に真っ先に挑んだのはフレイムスワロー。これに呼応するようにライデンロックが続き、やや遅れてキンセイモンとオレワスゴイ、ニシキエースあたりも登坂を開始しました。先頭でクリアしたのはフレイムスワロー。差なくライデンロック、ニシキエースが並んで難関を突破。キンセイモンとオレワスゴイも圏内で越えていきました。
 残り30メートル付近で抜け出したのはライデンロックで、後続4頭に1馬身ほどのリードを保って逃げます。このまま...、と思われたものの、次第に4頭との差が詰まり始め、残り5メートルで半馬身、ゴール線に馬体が入ったところでクビ差。追撃するオレワスゴイ、キンセイモンが、最後の逆転にかけて末脚を伸ばします。そしてソリの後端は...、わずかにオレワスゴイが先頭でゴール線を通過。0.2秒差でキンセイモンが続き、さらに1.2秒後にライデンロック、ニシキエースの順で入線しました。

 定量戦とは思えないようなゴール前の大激戦。勝負根性が問われるゴール前でグッと抜け出したのはオレワスゴイでした。さかのぼれば能力検査時に1番時計を出して将来を嘱望された素質馬で、イレネー記念制覇による賞金額から常に格上と戦い、同世代との一戦でもハンデを課せられてきました。それでも昨年9月にはトカチプリティーやホシマツリといったオープン馬を相手に勝利しており、同世代の定量戦、得意の重馬場なら巻き返しの余地は十分だったと言えるでしょう。今後はパワーと勝負根性が問われるレースが多くなるだけに、活躍の場が増えてくるはず。復活を遂げた2歳チャンプの走りに注目です。
 キンセイモンはここまで11戦連続3着以内の勢いを見せつけた格好。重賞での好走もこれが初めてで、着実に力をつけてきた印象です。一度波に乗ると好調が持続するタイプだけに、極端なハンデを課せられなければ次走も勝ち負けが期待できるでしょう。
 世代チャンプの座にもっとも近い存在だったライデンロックは、終いに踏ん張りきれず3着。障害でもたついた銀河賞とは打ってかわっての強気の積極策でしたが、結果的に目標にされる格好になってしまいました。ただ、ナリタボブサップらオープン馬と好勝負を演じた実力は世代上位のもの。今後の巻き返しの余地は十分です。

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藤本匠騎手「世代限定では最後の重賞なので、勝たせることができてよかったです。ライデンロックが前にいて、それを目標にレースができました。最後はキンセイモンと叩き合いになったので、かえってよかったのかなと思います。もともと実力はある馬なので、これからもっともっと上が目指せると思います」

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