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2006年3月18日 アーカイブ

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3/19イレネー記念プレビュー

2006年3月18日(土)

 今週19日(日)はイレネー記念(3歳)が行われます。2-3歳シーズンの総決算として知られ、普段のレースより100キロ近く重い重量を曳く、若駒にとっては試練のレースとなっています。
 今回注目したいのはホクレン賞馬ニシキセンプー。成績だけ見れば勝ちきれない印象ですが、これは重量によるもの。ホクレン賞以後、他馬より10~20キロ重い重量で出走していることを思えば、これは実力の証明といえましょう。前走のプロキオン特別では、15キロ軽いマルミシュンキと2秒1差。同斤量なら、と思わずにはいられません。
 そのマルミシュンキも、もちろん有力。デビュー当初、破竹の6連勝を記録し、これまで10戦して敗れたのはたった1度。4カ月の休養を経て再び3連勝と、その才能を見せつけています。確かにニシキセンプーと同重量というのはマイナス材料ですが、ここもあっさりの可能性は否めません。
 安定して力を発揮できるメジロショウリキも魅力。北見開催から一気に力をつけた印象で、ここも勝ち負けを演じるでしょう。ホクレン賞3着のカネサテンリュウあたりまでが争覇圏と思われます。近走調子を上げてきたホクショウダイヤユキノショーも、好走が期待できるでしょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
1/4 ホクレン賞(勝ち馬:ニシキセンプー)
1/15 ガーネット特別(勝ち馬:カネサテンリュウ)
2/12 つばき特別(勝ち馬:マルミシュンキ)
2/19 ジュニアカップ(勝ち馬:メジロショウリキ)
3/5 プロキオン特別(勝ち馬:マルミシュンキ)

ホクレン賞、ジュニアカップの映像はこちら

3/19イレネー記念予想 矢野吉彦

ニシキ-マルミが中心

 前回の重賞、チャンピオンカップのホクトキングには参りましたね。私がピックアップした4頭のうちの3頭が2、3、4着に来たんですから、予想はいい線行ってたと思うんですけど。鈴木勝堤騎手の好プレーに脱帽です。

 さて、平成17年度の開催も大詰め。今週は昨年デビューした若駒たちの総決算、イレネー記念です。このレースは、大井競馬場をはじめ、南関東の各競馬場で場外発売されます。当日(19日)、大井競馬場では、ラジオNIKKEIやU局(中央競馬ワイド中継)でおなじみの渡辺和昭アナウンサーと私が出演する予想トークショーも実施されますので、お近くの方はぜひお出かけ下さい。
 で、このコラムをご覧のみなさんには、ひとあし早く予想をご披露しちゃいます。ここは、マルミシュンキ、メジロショウリキ、ニシキセンプー、カネサテンリュウの争い、でしょう。さらに、ふつうに考えれば、ニシキセンプーが軸になるはずです。ジュニアカップでメジロショウリキ、カネサテンリュウより10kg、プロキオン特別でマルミシュンキより15kg、カネサテンリュウより10kg、メジロショウリキより5kg重かった同馬の荷物が、今回は同重量になります。もちろんこれは、ナカゼンズピード、ユキノショーなどに対しても言えること。ニシキセンプーには、惜敗続きのうっぷんを晴らす絶好の舞台だと思います。
 とはいえ、他の3頭にもチャンスは十分あるでしょう。とくにマルミシュンキ。昨年秋のナナカマド賞で7着に惨敗、初めて他馬の後塵を拝してしまいましたが、その後の休養から復帰して以来、再び連勝を続けています。あの敗戦と休養がなかったら、すでにより多くの賞金を獲得して、もう少し前からもっと重い荷物を引いていたかもしれません。ニシキセンプーとようやく同重量になるここも、いいレースを期待したいところです。
 ということで、馬券はニシキセンプーとマルミシュンキの馬単ウラオモテが中心。あとは、この2頭を頭に、メジロショウリキ、カネサテンリュウへ。馬単6点で行きます。

 大井のトークショーでは、この予想を基本線に、当日の馬場状態と前売りオッズを加味してもう一歩踏み込んだ結論をご披露するつもりです。
 イレネー記念を当てて、来週に行われる締めくくりの大一番、ばんえい記念に弾みをつけたいですね。みなさんも頑張ってください。では、今回はこのへんで。

3/19イレネー記念予想 斎藤修

マルミシュンキの潜在能力に期待

 かつては2歳馬の総決算、近年では2歳シーズンの総決算と言われてきたイレネー記念だが、さすがに3月のこの時期になると「2歳シーズン」というのも何か違和感がある。とはいえ、昨年デビューした2歳馬たちがシーズンを締めくくる一戦という位置づけは変わらない。
 実績では、やはりニシキセンプーが抜けている。ホクレン賞を勝って以来4戦勝ち星から見放されているが、ホクレン賞で賞金を加算したために重量を課せられてのもの。それでも大崩れなく善戦しているのは、力が抜けている証拠。
 そして底を見せていないという魅力がマルミシュンキだ。今シーズのスタート時から他馬をまったく寄せつけない強さで勝ち続けてきた。ナナカマド賞こそ初の敗戦を喫したが、一息入れて今年1月の復帰後は3連勝。
 勝つのはこのどちらかだろう。
 参考レースはやはり前走のプロキオン特別。ニシキセンプーが先頭で障害をクリアして逃げ込みを図るところ、メジロショウリキに続く3番手で障害を越えたマルミシュンキが並ぶまもなく差し切った。ただし問題はこのときニシキセンプーのほうが15kgも重い重量だったこと。
 ニシキセンプーの15kgかマルミシュンキの勢いか。
 ここはデビューから常に注目されながらここまで勝ち進んできたマルミシュンキの潜在能力に期待したい。思えば昨年の勝ち馬カネタマルもデビュー当初から一番の期待を集めた馬で、ナナカマド賞、ホクレン賞と敗れたものの、イレネー記念は3番人気での勝利だった。
 相手はもちろんニシキセンプーだが、この2頭で厚く勝負というわけでもない。実力の比較と馬券は別モノだ。
 「両雄並び立たず」とはよく言ったもので、こういうときはなぜか片方があっさりと敗れてしまうもの。この2頭の間に割ってはいるとすれば、常に上位で善戦しているカネサテンリュウだろう。
 メジロショウリキもこのメンバーと互角に戦ってきているが、連勝しているころの勢いがなく今回は見送りたい。

◎マルミシュンキ
○ニシキセンプー
▲カネサテンリュウ

 この組み合わせではどう買っても配当は期待できないだろうから、潔く◎→○▲の馬単2点勝負。馬券の妙味としては、◎→○を元返しくらいの金額にして、むしろ◎→▲を厚めに買いたい。
 「両雄並び立たず」の負けるのがマルミシュンキのほうでないことを念じながら、高知競馬場でレースを見る。

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