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2006年3月 4日 アーカイブ

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3/5チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2006年3月 4日(土)

ペガサスの復活を期待

 さぁ3月です。平成17年度のばんえい競馬もあと1カ月。いよいよラストスパートに入りました。古馬はチャンピオンカップからばんえい記念、昨年デビューした若駒はイレネー記念。1年を締めくくる重賞が相次いで行われます。気合いを入れて馬券を買いましょう!

 まずはチャンピオンカップです。スーパーペガサスが久々に重賞を走ります。この馬を買うかどうか、それが一番の問題になるでしょうね。
 前走、然別賞のデキを見れば、復活はまだ先のような気がします。でも、スーパーペガサスともあろうもの、特別戦でひと叩きして重賞競走に出てくるからには、勝負できる態勢には仕上がっているはず。そう信じたいですね。その一方で、ばんえい競馬でいったん調子を落としてしまった馬を立て直すのは、平地以上に難しいとも思います。重いソリを引く馬ほど、元のデキに戻すのはタイヘン。なんてったって、相当な“気力”がなければ、極限の重量は引けませんよ。今回は然別賞より荷物が重くなる分、第2障害まで無理せず行けるかもしれませんが、それでも障害のかかりが戻っているかどうかは、やってみないと分からないでしょう。
 そういう危うさのある馬を買う時は、オッズと相談すればいいんじゃないですか? スーパーペガサスを軸にした馬複で、最低でも8~10倍(総流ししても当たれば儲かる)くらいはついてくれないと。それ以下だったら、“危険な人気馬”とも考えられます。
 じゃぁ、どの馬だったら安心して軸にできるか。それがちょっと悩んじゃうんですよ。帯広記念を勝ったミサイルテンリュウが、軽馬場だったら一押しにできるんですが、乾いた馬場で830kgの荷物というのはどうでしょう? アンローズとサダエリコ、ホクトキングには勢いがありませんし、エンジュオウカン、エンジュダイヤ、タケタカラニシキもこの荷物をこなせるかは未知数です。
 そうなると、ポプラ賞で780kgを引いて勝ったニシキダイジンを買いたくなります。ここまで同馬の手綱を取ってきた鈴木恵介騎手が、帯広記念勝ちのミサイルテンリュウに乗っているのがちょっと引っ掛かりますが、細川騎手(ニシキダイジンには初騎乗)だって実績のあるジョッキーですから、そう心配する必要はないかも。この馬から流すかどうかの結論は先にして、ひとまず買う馬の1頭に入れておきましょう。
 もう1頭、気になるのがギャンブラークイン。760kgを引いたポプラ賞で3着に来たんですから、そこからわずか10kg増量でメンバー中最軽量のここは、ひょっとしたら流れ込みもありそうです。
 ということで、ひねり始めるといろいろ考えてしまうここは、ニシキダイジン、ギャンブラークイン、スーパーペガサス、ミサイルテンリュウの4頭ボックスにしてみます。馬単12点買いがおもしろそう。久田厩舎の2頭を買わないで大丈夫かな、という気もしますが、これで行きますよ!
 古林センセイが悩んでいらっしゃるように、予想のほうも、いったん調子を崩すとなかなか立ち直れません。今年に入って私の予想に去年ほどの勢いがない(レースの流れが、今までとは少し変わってきたってせい?)のが心配ですが、今回はスーパーペガサスの復活を期待しながら穴も狙うという、2段構えの予想にしてみました。では、みなさんのご健闘をお祈りします!

3/5チャンピオンカップ予想 斎藤修

牝馬同士の決着

 過去の勝ち馬はこちらのとおりで、昨年、一昨年はこの時期に調子を上げてくるミサキスーパーが連覇。その前の2年はスーパーペガサス連覇、5年前は4歳のシンエイキンカイが勝った。その過去5年でトップハンデが勝ったのは03年のスーパーペガサスのみ。そして1番人気が勝ったのは01年のシンエイキンカイのみと、一筋縄では決まらないレース。ただ、スーパーペガサスは昨年、一昨年といずれも1番人気で2着と連対をはずしていないのは、さすが王者の貫禄といったところだろうか。
 そのスーパーペガサスだが、今シーズンは順調に使えず、ここが休み明け2戦目。目標はあくまでばんえい記念ということで、ここでのトップハンデはいかにも厳しい。
 帯広記念を勝ったミサイルテンリュウもペガサスと同重量のトップハンデではさすがにきびしいだろう。こちらも狙うならばんえい記念だ。
 この重量差なら今シーズン帯広で絶好調のエンジュオウカンでいけるのではないだろうか。前々走のポプラ賞では10kg軽いニシキダイジンに負けているが、今回は同重量だ。
 今年のチャンピオンカップのメンバーを見ると一気に世代交代という感じで5歳世代が中心だが、既成勢力ではサダエリコだろう。今シーズンは帯広に来て精彩を欠いているが、昨年3着時の力があれば、ここで勝ってもおかしくない。
 エンジュオウカンやニシキダイジンより30kgも軽いならギャンブラークインの台頭もある。
 帯広では一度も勝ったことがないアンローズだが、まったく馬券にからんだことがないわけではなく、エンジュオウカンと10kg差なら、実績を考えれば勝負になってもおかしくない。

◎エンジュオウカン
○サダエリコ
▲ギャンブラークイン
△アンローズ
△ニシキダイジン

 ご覧のとおり、牝馬同士の決着に一応ニシキダイジンまで。馬券はエンジュオウカンから馬単流し。押さえでエンジュオウカン2着の馬単、もしくはエンジュオウカンから馬連複。

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