JpnIII勝ちまでのレーザーバレットが58kgで、このレース連覇のかかるグレイスフルリープが57.5kgを背負わされ、対して地方のJpnIIIで2着が2度あるタムロミラクルの55kgは有利と見て本命にした。今年の佐賀記念(2着)で佐賀コースを経験しており、かきつばた記念のレースぶりから、経験の少ない1400m戦も克服可能と見る。
レーザーバレットは9歳になった今年も東京スプリントで差のない3着があるなどまだまだ元気。前走かきつばた記念(6着)に続いて2度目となる58kgのハンデがどうかだが、得意の地方の1400mなら上位争いの力はある。
初ダートとなった桶狭間Sを鮮やかに逃げ切ったのがウインムート。父ロージズインメイという血統からか、ダートで新たな能力を発揮した。前走と同じダート1400mとはいえ、コース形態や砂の質が中央とはかなり違うだけに、▲評価までとした。
昨年のこのレースを制したあとあまりいい走りがないグレイスフルリープ、地方初参戦が重賞初挑戦となるラインシュナイダーは、印こそ△だが、抜けた実績馬がいないだけに上位に食い込む可能性もおおいにありそう。
◎タムロミラクル
◯レーザーバレット
▲ウインムート
△グレイスフルリープ
△ラインシュナイダー
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九州産馬の全国交流レースで、地方所属馬はオープンだが、中央所属馬は1000万下までという条件。昨年このレースを制したキヨマサは、中央所属のままであれば出走資格はないが、兵庫に移籍して連覇を狙ってきた。その兵庫移籍初戦がA1特別2着という好走。昨年の霧島賞のあと、中央で障害戦を経験してさらに力をつけている可能性はある。
トライアルの大隅特別を制したテイエムチューハイは、京都や阪神のダート500万下で2着があるという実績。キヨマサ以外の馬たちの中では能力は抜けていそう。勝つのは、キヨマサか、テイエムチューハイか。
もうひとつのトライアル、えびの特別を制したのがコウユーヌレエフ。同日に行われたトライアルを勝ったテイエムチューハイとはタイムにしてコンマ4秒差。これが初勝利だっただけに、能力的にはやや差がありそう。
えびの特別でコウユーヌレエフに半馬身差2着だったテイエムソッキュウ、地元佐賀勢では大隅特別2着のテイエムトッピモンに期待。
◎8キヨマサ
◯4テイエムチューハイ
▲3コウユーヌレエフ
△1テイエムソッキュウ
△10テイエムトッピモン
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ブレイズアトレイルは、岩手の芝路線では一枚抜けた感じのサンエイゴールドと対戦が続いて3、2、2着と好走。特に前走せきれい賞ではクビ差まで迫った。今回はそのサンエイゴールドが不在となって、しかも昨年より8歳になっての今年のほうが順調にきている。鬼のいぬまに重賞初制覇のチャンスだ。
相手にはカオスモス。中央時代はほとんど芝のマイル以下を走ってオープンまで出世。昨年後半からはオープンクラスではやや厳しくなって、南関東移籍後もオープンだといまひとつの成績だった。それでも岩手転入初戦のA級特別が僅差の2着で、芝でさらに能力発揮ならチャンスはありそう。
ゴットフリートは中央時代は芝の1600~1800メートルで3勝。岩手転入後は4着が最高という成績だが、その4着が岩手で一度だけ出走した芝で、3着のブレイズアトレイルとは3/4馬身差。芝なら上位を狙える。
中央では芝の短距離で活躍していたキングオブロー、同じく中央芝のオープンで活躍し、シアンモア記念で2着のプリムラブルガリス、中央芝で3勝のアンブリッジなどが連下候補。
◎7ブレイズアトレイル
○8カオスモス
▲10ゴットフリート
△11キングオブロー
△4プリムラブルガリス
△1アンブリッジ
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今年は昨年のダノンレジェンドのような絶対的な存在がなく、それゆえ別定重量で加増されたのが、唯一グレード勝ち(2015年カペラステークスGIII)のあるキクノストームだけというメンバー。
ならばここはラブバレットに期待する。昨年のこのレースでは、4コーナーでダノンレジェンドをとらえてあわやという場面があった。結果、ブルドッグボスにも先着されて3着だったが、ダノンレジェンドを負かしにいったぶんもあった。ここに向けて好調なだけに、地元でのダートグレード初制覇に期待したい。
昨年JRA所属で2着だったブルドッグボスは、今年は浦和に移籍しての出走。転厩初戦だった前走習志野きらっとスプリントは3着だったが、さすがに距離が短すぎた。経験豊富な1200メートルなら力を発揮する。
サイタスリーレッドは、ダートに転向して500万クラスからオープンまで4連勝と一気に駆け上がった。底を見せていない魅力はあり、グレードで入着経験のある◎○との対戦でどうか。
ショコラブランは、かきつばた記念JpnIII・3着に北海道スプリントカップJpnIII・2着。勝ち負けにからむのはここまで。
キクノストーム、タイセイファントムは、近走の走りから3着争いまで。
◎13ラブバレット
○1ブルドッグボス
▲9サイタスリーレッド
△6ショコラブラン
△14キクノストーム
△10タイセイファントム
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カツゲキキトキトがここに出てくるのは反則ではないだろうか、というほど能力に開きがありそう。名古屋大賞典JpnIIIでもそれほど差のない3着、東海桜花賞は2着だったが、勝ったトウケイタイガーはその後にかきつばた記念JpnIIIを制した。間違いなくダートグレードが狙える器だけに、ここで負けるわけにいかない。
相手は、ハイジャかトーコーポセイドンか迷ってハイジャとした。常に不安のつきまとう爪が最近はだいぶいい状態にあるようで、好走が続いている。前走習志野きらっとスプリントはさすがに相手が強く、1000メートルもさすがに短すぎた。遠征と惨敗の反動がなければという条件付きだが、カツゲキキトキト以外のメンバーなら能力最上位と見る。
東海地区への遠征で活躍が目立つ兵庫勢だが、トーコーポセイドンの近況はA2特別を連勝したまで。遠征は3歳時の笠松以来約3年ぶりで、重賞挑戦も約2年ぶり。とはいえ◎○と3歳牝馬のアペリラルビー以外に近走重賞で勝ち負けしている馬がいないというメンバーなら2着は十分に狙える。
昨年のこのレースを制したサルバドールハクイは復活があるかどうか。
◎1カツゲキキトキト
○2ハイジャ
▲4トーコーポセイドン
△10サルバドールハクイ
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