タガノゴールドは昨年5月に中央ダートの準オープンを勝って、オープンでは5着が最高という成績で転入。その初戦となった1700メートル戦は、6頭立ての5番手追走から徐々に位置取りを上げ、4コーナーで先頭をとらえると直線は楽々と突き放した。勝ちタイムの1分51秒0は、過去2年の姫山菊花賞の勝ちタイム(1分50秒台後半)と遜色のないもの。中央実績からも重賞初制覇の期待は大きい。
サウスウインドはここまで重賞5勝。そのすべての鞍上が赤岡修次騎手で、今回、その赤岡騎手に戻って好走に期待。今年1月の新春賞以来の復帰戦となる予定だった園田チャレンジカップが取止となり、しかし2週延期して行われた同レースには出走せず、また距離的にも、当初行われる予定だった園田チャレンジカップはひと叩きで、狙いはここだったのではないか。結果的に復帰初戦となって、どこまで仕上がっているか。
昨年の姫山菊花賞ではサウスウインドをクビ差でしりぞけたエイシンニシパ。今年2月の名古屋・梅見月杯以降、3着以内を外しておらず、能力的にも甲乙つけがたい。
以上3頭の能力が抜けている感じ。前走でタガノゴールドに直線入口まで食い下がったトウシンイーグルに一角崩しの可能性があるかどうか。
◎6タガノゴールド
○3サウスウインド
▲10エイシンニシパ
△7トウシンイーグル
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スーパーステションは南関東から戻って無敵の重賞3連勝。今回と同じ2000メートルの赤レンガ記念でも、ライバルと目されるドラゴンエアルに4馬身差圧勝。今季無敗のまま道営記念まで突っ走る。
ドラゴンエアルは、コスモバルク記念、赤レンガ記念でともにスーパーステションの2着も、マーキュリーカップJpnIIIで地方最先着の4着は健闘。そこを経験したことで逆転も期待できそう。
スティールキングは、今シーズンの古馬重賞で上記2頭との対戦では劣勢だが、その後の特別戦での好走を経てどこまで迫れるか。
中央オープン実績のバーディーイーグルは転入2戦目で上積みがあれば上位争いも。
3歳のワークアンドラブは古馬重賞初挑戦でかなりの相手強化となり、勝ち負けまでは難しいだろうが、2強とは差がついての3着争いになれば可能性はありそう。
◎3スーパーステション
◯1ドラゴンエアル
▲8スティールキング
△5バーディーイーグル
△6ワークアンドラブ
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パークスは内回りの1600メートルと外回りの1700メートルを使われてきて、勝ち星を挙げているのが、まさに今回と同じ前者。さらに前走ウィナーズチャレンジでは、この世代を代表する1頭と目されるサクセッサーの2着。距離経験、実績の両面においてアドバンテージがある。
タイムゴールドは目下3連勝中。馬場状態がさまざまとはいえ一戦ごとにタイムを詰めて力をつけてきた。特に前走1200メートル1分14秒2は優秀なタイム。初めての内回りコースさえこなせれば4連勝でタイトル奪取という場面もありそうだ。
スティールティアラの前走フルールカップは、先行3頭の外を進み、ゴール前ではやや脚色が鈍って5着だったが、それがまだキャリア2戦目。距離延長がどうかだが、厳しい流れを経験しての上積みはありそう。
グレイアンジェラは、2走前のフルールカップがスティールティアラに先着する3着で、続く前走リリーカップが、勝ったアークヴィグラスに差をつけられての5着。そこからの上積みがあるかどうか。
札幌の芝で好走を見せたスズカユース、世代トップを争う強力な相手と対戦してきているレスプレンデントらにも一発が期待できそう。
◎3パークス
◯12タイムゴールド
▲5スティールティアラ
△10グレイアンジェラ
△4スズカユース
△13レスプレンデント
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南関東から3頭が遠征してきたが、そのうちの1頭、ツーエムアリエスは中央1勝から浦和に移籍。南関東では3歳馬同士の対戦がないが、移籍後4戦目での初勝利となった前走が古馬B3級に格付けされての一戦。縦長の4番手から余裕をもって差し切った。古馬のこのクラスを勝てるなら、3歳馬同士の重賞でも通用するレベル。今回の1800メートルは、まさに中央で勝利を挙げた距離でもあり、ここはチャンスといえそう。
東海ダービーで2着に敗れて以来の復帰戦となるサムライドライブはどうだろう。梅桜賞で兵庫のレコパンハロウィーを9馬身ちぎっているが、牝馬同士の一戦。地方全国交流で、南関東勢とは初対戦となる。どの程度仕上げているかだが、復帰初戦であまり強気にはなれない。
ジョーグランツは、戸塚記念トライアルの芙蓉賞こそ差のある4着だったが、前走古馬C1の特別戦を勝ってまだ底を見せていない。1800メートルの距離がこなせるかどうかは気になるところ。
サムライドライブのいないところで重賞2勝を挙げているウォーターループ、前走3歳の特別戦で8馬身差圧勝のスギノハヤブサらも勝負にからんできそう。
当初はMRO金賞を制したドリームスイーブル本命と思っていたのだが出走取消は残念。
◎9ツーエムアリエス
○12サムライドライブ
▲5ジョーグランツ
△4ウォーターループ
△8スギノハヤブサ
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はまなす賞を勝ったマツカゼウンカイはトップハンデの750キロ。ほか多くの牡馬は730キロで、もっとも軽い牝馬の690キロと60キロではいかにも厳しい。
そこで軸にするのはミノルシャープ。昨年3歳時にはまなす賞を制し、今年は4着だったが、勝ったマツカゼウンカイとは1秒8と僅かの差。自己条件のA1特別でも常に上位争いと、能力の高さに加えて安定感もある。
どちらを本命か迷ったのがメジロゴーリキ。ばんえいダービー以来勝ち星から遠ざかっているが、山鳩賞がコンマ1秒差2着で、はまなす賞がコンマ9秒差3着と、勝っていてもおかしくないレースだった。その2つのレースともにミノルシャープと同重量で先着していて、能力的にもまったく互角。
牡馬で最軽量710キロのノエルブラン、牝馬で最軽量690キロのシンエイボブは、ともにB1で好勝負という能力なら、重量差を生かして上位争いも可能。
柏林賞を制して世代限定重賞では常に上位争いにからんでいるジェイワン、柏林賞2着で山鳩賞を勝ったゴールデンフウジンらも紙一重の実力。
◎9ミノルシャープ
○10メジロゴーリキ
▲2ノエルブラン
△5シンエイボブ
△6ジェイワン
△7ゴールデンフウジン
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