NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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今年22回目となったこのレース。2000年の第1回には笠松のミツアキサイレンスが勝ち、第2回には地元のロードバクシンが勝ったが、その後はJRA勢が19連勝。近5年を見ても、2019年に地元のバンローズキングスが3着に入ったのみで、ほとんどJRA勢が上位独占。今回も菊水賞の上位馬では3着エイシンヒビキ、5着サラコナンが出走してきたのみ。他地区からの遠征もないという状況では、やはり中央勢同士の争いとなりそう。
そんなかで唯一3勝を挙げているのがゴッドセレクション。伏竜ステークスは外枠からのスタートでも2番手の好位につけ、直線抜け出しての完勝。そのレースぶりからも抜けた存在。
ダートで3戦2勝のロードエクレールは、出遅れて後方ままだった2走前を度外視なら、前走後続を寄せ付けないままの逃げ切りは評価できる。ダートの未勝利戦から芝の1勝クラスで直線一気を決め連勝したリプレーザ。伏竜ステークスこそ10着惨敗だったものの、ダートで2勝を挙げているランスオブアース。JRAの相手3頭に順番をつけるのは難しい。
地方馬では、菊水賞で1番人気に支持されながら5着だったサラコナンの巻き返しに期待だが、JRA勢の一角崩しがあるかどうか。
◎5ゴッドセレクション
○10ロードエクレール
▲7リプレーザ
△9ランスオブアース
△1サラコナン
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一昨年3歳時に道営記念を制したリンノレジェンドだが、昨シーズンの重賞勝ちは金沢に遠征したイヌワシ賞だけと、ちっと物足りない成績だった。それでも白山大賞典JpnIIIでは地方馬最先着の5着で勝ち馬から1秒5差、道営記念6着のあとに臨んだ浦和記念JpnIIでも勝ち馬から1秒5差(9着)と形はつけた。冬休み明けをひと叩きして臨む一戦だけに、ここを勝って勢いをつけたいところ。
クインズサターンは昨シーズン、川崎から転入して4連勝で道営記念まで制した。今回は浦和記念JpnII(8着)以来約5か月ぶりとなるだけに、どこまで仕上がっているか。
クラキングスの今シーズン初戦は、直線差を詰めて勝ったリンノレジェンドに2馬身差2着。昨年は星雲賞2着があり、今年こそ重賞タイトルを手にしたいところ。
昨年のコスモバルク記念2着のあと、赤レンガ記念を制したのがステージインパクト。今季初戦が勝ったリンノレジェンドから差のある9着ではあまり強気にはなれないか。
昨年道営記念3着のヤマノファイトは、船橋の報知グランプリカップが他馬の進路妨害を受けて落馬競走中止。今回はそれ以来、南関東から戻っての初戦となるが、馬体を減らして戻ってきたとのことなので、それがどこまで戻っているか。
◎7リンノレジェンド
○4クインズサターン
▲8クラキングス
△5ステージインパクト
△2ヤマノファイト
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スペルマロンは、2019年末の高知県知事賞から重賞7勝という、いまや高知の古馬戦線の中心馬。距離はオールマイティーにこなし、今年は4戦2勝。負けたのはそれぞれ理由があり、大高坂賞は速い流れに後方で脚を溜めていたアイアンブルーの出し抜けをくらった形。黒船賞はさすがに相手が強く、それでも地元馬では最先着だった。そして前走二十四万石賞は、3番手から3コーナー過ぎで先頭に立つと、直線半ばからは手綱を緩める余裕でショートストーリーに5馬身差をつける圧勝だった。展開やペース次第で逃げることも控えることもできる自在なタイプ。いまもっとも安定して能力を発揮できるのがこの馬。
二十四万石賞と同じワンツーになってしまうが、ショートストーリーが対抗。佐賀に遠征したはがくれ大賞典では、重賞13勝目となった兵庫のエイシンニシパに差のない3着まで詰め寄った。早めにスペルマロンをとらえにかかる展開になれば逆転もあるかもしれない。
2頭に人気が集中して既存勢力が苦戦なら新興勢力を狙ってみたい。笠松から転入3戦目となるニューホープは、2歳時に岩手で重賞を勝ったほか、笠松での重賞3勝はすべて1900メートル。前走でも勝っているように、ゆったり流れる1600メートルも同じようにこなせるはず。
ここに来て調子アップはミサイルマン。前走二十四万石賞は、勝ち馬と同じような位置を追走し、ペースアップした向正面では置かれてしまったが、それでもよく3着に粘った。1600メートルの流れも合っていそう。
末脚が生かせる展開ならアイアンブルーだが、ここに来て一時期ほどの調子にはないのが気になるところ。
◎9スペルマロン
○5ショートストーリー
▲3ニューホープ
△4ミサイルマン
△7アイアンブルー
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テイエムサウスダンの黒船賞JpnIIIは圧巻だった。逃げたのはグリムだったが、テイエムサウスダンは外枠から行く気満々で岩田騎手はがっちり押さえて2番手。3コーナー過ぎでグリムがやや一杯になると、自然な形で先頭に立って直線では後続を寄せ付けず2着に8馬身差の圧勝だった。今回のハンデ57.5キロは気になるところだが、地方のコーナー4つの1400メートルへの適性は抜群。昨年はラプタスが黒船賞JpnIIIからここを連勝していたように、連勝を期待したい。
東海桜花賞ではハナ、クビの接戦で3着だったナリタミニスターだが、昨年末からの充実ぶりは評価できる。兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでは4コーナー6番手から直線では前との差を詰めて4着。そのときより今回はハンデが1キロ増量となっての53キロだが、スムーズに運べれば勝負になる。
ベルダーイメルは未勝利から途中2勝クラスでの2着を挟んで一気に3勝クラス勝利まで駆け上がった。前走初めての1400メートルでも好位から直線抜け出して快勝。4カ月半の休み明けがどうかだが、そのレースぶりでハンデ55キロは有利。
トップハンデ58キロのラプタスは押し出される形で△まで。
スマートセラヴィーは、4走前のオータムリーフステークスや3走前のギャラクシーステークスのレースぶりならここでも十分勝負になる。
人気薄でも地方でたびたび好走するノボバカラも連下では押さえておきたい。
◎11テイエムサウスダン
○6ナリタミニスター
▲2ベルダーイメル
△4ラプタス
△10スマートセラヴィー
△3ノボバカラ
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29日付けのコラムで、このレースの登録馬の平均年齢が6.1歳と書いたが、登録馬の中で最年長9歳のセンゴクエースが回避。7歳のゴールデンフウジンが繰り上がって出走馬の平均年齢は5.9歳とさらに若くなった。今年15回目のばんえい十勝オッズパーク杯だが、第1回から必ず9歳以上の馬が出走していて、出走馬の最年長が7歳というメンバー構成は初めて。そのことだけを見ても、今シーズン、ばんえいの古馬戦線が一気に世代交代したことがわかる。
そうしたメンバーで期待したいのは、今後のばんえい古馬戦線の中心的存在となるであろう5歳2強の1頭、メムロボブサップ。今季初戦の前走スプリングカップでは差のある4着だったが、同期のライバル・アオノブラックと並んで先行したものの、第2障害でアオノブラックに先を越されてしまった。負けたのは障害で詰まったぶんだけ。シーズン初戦の仕上がり途上で今回は調子を上げてくるはず。
そして相手はアオノブラック。前走スプリングカップは、障害をひと腰先頭で越え、後続を寄せ付けないままの圧勝だった。4歳シーズンの三冠ではメムロボブサップを負かすことができなかったが、ドリームエイジカップ、チャンピオンカップ、ポプラ賞を制した。障害のタイミング次第では、ここもあっさりという場面は考えられる。若い5歳馬の勢いに期待したい。
メジロゴーリキは、昨シーズンわずか2勝だが、そのうちのひとつが北見記念のタイトル。そのほか帯広記念2着もあった。2019年シーズンからの成績を見ても、年を重ねて高重量戦専用タイプになったと思われる。個人的に期待していたばんえい記念は雨の軽馬場になってしまったのがまったく残念だった。そういうタイプだけに、今季初戦のスプリングカップは680キロという重量で2着には驚いた。この重量でもあっと言わせる場面があるかもしれない。
ミノルシャープは昨シーズン前半に重賞3連勝と古馬戦線で一気に台頭。しかし後半は重量を課されたこともあって着外が続いた。今季初戦のスプリングカップ3着は復調を感じさせる内容。今シーズンも注目の存在となりそうだ。
昨シーズン、重賞への出走はなかったマツカゼウンカイだが、オープン特別で5勝を挙げた。重賞戦線でも上位に食い込んでくるかもしれない。
◎9メムロボブサップ
○4アオノブラック
▲5メジロゴーリキ
△1ミノルシャープ
△10マツカゼウンカイ
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