
兵庫から遠征のヒメツルイチモンジは、今年5歳になっての笠松・ブルーリボンマイルが重賞初制覇だったが、それまでも重賞での好走はたびたびあり、昨年1月の高知・黒潮スプリンターズカップでは全国レベルのメンバーを相手に3着。前走兵庫大賞典は5着だったが、勝ったイグナイターをはじめ牡馬の重賞勝ち馬が何頭もいるなかでコンマ8秒差なら善戦といえる。金沢は初めてだが、輸送は何度か経験しており、牝馬同士のここなら期待大だ。
大井から遠征はミルニュイ。重賞初挑戦だった昨年の読売レディス杯は5着だったが、南関東の特別戦での勝利は何度もあり、佐賀ヴィーナスカップが、東海ダービーほか重賞勝利多数のセブンカラーズと接戦の2着。この1年で強敵相手の経験を積んでの参戦だ。
もう1頭兵庫のプリムロゼは、ここまで重賞では惜しくも勝利に至らず、2着4回、3着1回。その中には、園田オータムトロフィーでマルカイグアスの2着もあった。1400から1700メートルまでこなしており、距離適性的にも能力を発揮できる舞台。
さらに兵庫のラヴィアンは、デビューからほとんど連戦連勝に近い成績で勝ち上がり、重賞初挑戦だった今年1月のコウノトリ賞を勝利。兵庫サマークイーン賞では2着プリムロゼとはハナ+アタマ差の4着だけに、能力的に差はない。
地元馬では重賞4勝のリケアマロンが遠征勢相手にどこまでやれるか。
◎3ヒメツルイチモンジ
◯4ミルニュイ
▲5プリムロゼ
△12ラヴィアン
△1リケアマロン
読売レディス杯の出走表はこちら
北海道のイイデマイヒメはデビューから2連勝でサッポロクラシックカップを制したあとは1200メートルを中心に使われ4着が最高という成績だったが、前走1700メートルに距離延長のフロイラインカップで、その後王冠賞で4着に善戦するゼロアワーには大差をつけられたものの2着。芝は未知数だがこの距離で能力発揮なら能力は高い。
大井から遠征はキングオブワールド。2歳時には門別から岩手に移籍して金杯で3着好走。南関東では勝ち星こそなかったものの、3歳上位組の1600メートル戦で2着という実力ならチャンスはありそう。
地元馬では、同じ舞台のサファイア賞を逃げ切ったサンカリプソに期待。再びマイペースの逃げが叶えば粘り込む場面もありそう。
水沢1400メートルのウイナーカップを制したのがリュウノナポレオン。芝の経験はないが、川崎から今年3月に転入後、3勝、2着2回ですべて掲示板と常に上位食い込みの実績。
兵庫から遠征はダックワーズ。ここ3戦、1700メートル戦を使われオール連対。前走初めての3歳A級特別でも僅差2着と充実ぶりがうかがえる。
中央で芝を経験しているグロリアスアスペンは勝ち星こそないものの、距離をこなせば先行粘り込みも。
◎10イイデマイヒメ
◯9キングオブワールド
▲8サンカリプソ
△7リュウノナポレオン
△4ダックワーズ
△3グロリアスアスペン
オパールカップの出走表はこちら