インペリシャブルは、川崎所属時の2022年に遠征した兵庫ウインターカップ(姫路1400メートル)、東海桜花賞(名古屋1500メートル)を連勝。その後は勝ち星がなく南関東のオープンでは頭打ちという成績だったが、今年春に名古屋に移籍して3戦2勝。前走、今回と同じ1700メートルの皐月昇竜戦ではスタートから押してハナをとると、3コーナーから一気に後続との差を広げて圧勝。勝ちタイム1分47秒1(良馬場)は、昨年のこのレースでブリーザフレスカが稍重でマークしたコースレコードにコンマ2秒と迫る好タイムだった。今回はやや外目の枠に入ったが、すんなりハナが叶いそうなメンバーだけにスピードで押し切るとみる。
ブリーザフレスカは昨年のこのレースが重賞初挑戦での勝利で、秋には秋桜賞、ゴールド争覇も制した。その後、勝ち星はないが、前走JpnIIの名古屋グランプリは度外視としても、2100メートルの東海菊花賞5着、東海桜花賞2着は、他地区から遠征してきた長距離のスペシャリストが相手だった。1700メートルで地元同士なら連覇のチャンスはありそう。
トランスナショナルは、昨年金沢所属で出走した笠松・オータムカップを勝利。今年2月に大井で1戦したあと名古屋に転入。初戦の卯月昇竜戦はインペリシャブルの4着だったが、前走笠松1900メートルのぎふ長良川オープンは7馬身差圧勝。巻き返しのかかる一戦。
レッドブロンクスは今年3月に笠松のマーチカップで3着好走。その後やや落ち込んだが、前走エメラルドオープンでは3コーナー過ぎで先頭に立って後続を寄せ付けずというレースぶりは復活を感じさせた。
前走笠松の東海クラウンで5馬身差快勝のメイショウシルトも争覇圏。
今年2月に梅見月杯を制したメルトは、ここ2戦の地方同士の重賞では一息という成績だが、2月以来の地元戦で巻き返したいところ。
◎8インペリシャブル
○12ブリーザフレスカ
▲11トランスナショナル
△4レッドブロンクス
△10メイショウシルト
△1メルト
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