昨年まで900メートルで行われていた日本海スプリントだが、スーパースプリントシリーズが昨年限りとなったことで1400メートルに距離延長となった。
昨年とは距離が変わっても連覇が期待されるのがオヌシナニモノ。一昨年秋に転入し、いきなりの兵庫遠征では結果が出なかったものの、その後金沢で連対を外したのは昨年10月の金沢スプリントカップでの4着のみ。このときは逃げ切った北海道のクーファアチャラを追走して直線で脚が上がってしまった。この春、笠松の重賞では結果を残せなかったが、金沢では3戦3勝。前走1400メートル戦でも良馬場1分28秒4と好タイムを出しており、今回も崩れることはなさそう。
ソーラーフレアは昨年春に中央3勝クラスから転入。冬期間の笠松移籍も含め、ここまで地方では19戦して3着以内を外したのが4回だけ。金沢では1500メートルを中心に使われ、2走前の金沢スプリングカップは5頭立てとはいえ4馬身差で快勝し、9歳で重賞初制覇を果たした。中央時の勝ち星は芝のみだったが、3勝クラスではダート1400メートルで2着、3着の好走があった。12月には1400メートルの準重賞・師走スプリントで、不良馬場とはいえ好タイムで勝っているだけに、ここでも勝負になる。
ラスティネイルは中央1勝クラスから転入して1400メートルで3連勝。今回は相手強化の一戦となるが、ここ2戦は1分28秒台をマークしており、タイム的には通用してもおかしくない。
さまざまな競馬場でさまざまな距離を使われてきたベニスビーチは、ここ1年近く勝ち星から遠ざかっているとはいえ、2走前の利家盃では7番人気ながら3着と好走。ここでも一発はありそう。
イルティモーネは兵庫A1級からこの春に転入して3戦3連対。前走1400メートル戦ではオヌシナニモノと直線一騎打ちとなって惜しくもクビ差2着。能力差はない。
マリンデュンデュンは昨年3歳時は重賞タイトルには手が届かなかったが、古馬格付けとなってC1からA2まで7連勝中。今回は一気の相手強化で通用するかどうか。オヌシナニモノとのハナ争いもレースのカギを握りそう。
◎3オヌシナニモノ
○11ソーラーフレア
▲6ラスティネイル
△2ベニスビーチ
△1イルティモーネ
△4マリンデュンデュン
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