グランダム・ジャパン古馬シーズンが今年から春・秋に分かれての実施となって、笠松に新設されたブルーリボンマイルから中8日という日程は、来年度調整されるのだろうか。それでも南関東からその日程で2頭連闘してきたことは、グランダム・ジャパンに対する意気込みの現れだろうか。
しかしながら注目はやはり無敗のセブンカラーズ。いよいよ古馬になっての重賞挑戦となる。脚部不安から8カ月ぶりの復帰戦となった前走笠松のA1牝馬戦は、2番手につけて前のコンビーノをとらえるだけという競馬で1馬身半差。3着馬には5馬身も差がついた。直線での反応はいまひとつに見えたが、久々の実戦で危なげない勝ち方だったということでは及第点だろうか。今度は南関東や高知からの遠征馬との対戦でどんなレースを見せるか。
相手筆頭は高知のモンサンラファータ。南関東ではB1特別で上位争いという実力は、ブルーリボンマイルを勝ったグレースルビーと同レベル。高知に移籍後は下級条件から3勝を挙げたが、前走で牝馬シリーズの準重賞・ベラトリックス特別を接戦ながら勝利ということであれば力をつけたとみてよさそう。
ブルーリボンマイルを逃げ切ったグレースルビーは、今度は他馬にマークされる立場になってどうか。内にセブンカラーズがいる今回は、単騎マイペースとはならなそうなだけに展開面で前回より難しくなりそう。
高知のレジーナディンヴェルノ賞遠征で能力を発揮できなかったのが船橋のフークエンジェル。そのレジーナディンヴェルノ賞は、フークエンジェルのほかに兵庫から3頭、笠松から1頭の遠征があり、それなりに人気になっていたが、結果は地元高知勢が掲示板独占。表現は悪いが遠征勢は揃って討ち死にという感じで、高知の馬場は遠征馬にとって難しいことをあらためて感じさせられる一戦だった。フークエンジェルは南関東の重賞でも上位実績がある実力だけに巻き返しのかかる一戦だ。
昨年東京プリンセス賞を制したサーフズアップは古馬になっての初戦。
中央1勝クラスから転入して底を見せていないアプサラーはこのメンバー相手にどこまでやれるか。
◎2セブンカラーズ
◯6モンサンラファータ
▲3グレースルビー
△9フークエンジェル
△4サーフズアップ
△7アプサラー
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