昨年JBC当日に1着賞金3000万円で争われたこのレースを制したのがアトミックフォース。その後船橋2200メートルのオープン特別を制したが、東京大賞典GIはさすがに相手が強く14着。8カ月の休み明けとなったスパーキングサマーカップも10着だったが、そこはひと叩きとして目標はやはりここだろう。今年は一昨年と同じ1着1000万円に戻るが、それでも南関東格付SIIIと同等程度の高額賞金。連覇の可能性は高いとみる。
中央オープンから転入したゴールドギアは、2戦目のかきつばた賞を制し、せきれい賞は大井から遠征したヴィゴーレに3/4馬身及ばず2着。盛岡の芝を狙っての転入と思われ、ここでも能力を発揮する。
ラビュリントスも昨年2歳時、JBC当日に行われたジュニアグランプリ(1着2000万円)を勝利。3歳になって川崎に移籍後も芝への挑戦を続け、中山のアネモネステークスが8着、京都の橘ステークスが7着。掲示板に載れなかったとはいえ、可能性は感じさせるレースだった。そして再び盛岡の芝に参戦したオパールカップは、向正面から後続を離しての単騎逃げで、直線でも後続を寄せ付けず楽な手応えのまま4馬身差の完勝。今回初めての古馬との対戦になるが、3歳牝馬ゆえの53キロなら、あっと言わせる場面もあるかもしれない。
一昨年のOROカップの覇者で、昨年も3着の古豪ロードクエスト、一昨年3歳時にオパールカップ2着の実績があり、それ以来となる盛岡遠征のハイパータンク、盛岡の芝で3戦連続3着以内と好走を見せているキョウヘイらも上位争いが期待できそう。
◎5アトミックフォース
◯10ゴールドギア
▲8ラビュリントス
△2ロードクエスト
△7ハイパータンク
△1キョウヘイ
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ウィルソンテソーロは、芝では結果が出ず、ダートに転向して未勝利戦からここまで7戦6勝という快進撃で底を見せていない。前走マーキュリーカップJpnIIIでは、ダートでは初めてとなる2000メートルの距離でもテリオスベルに4馬身をつける強い勝ち方を見せた。父キタサンブラックはイクイノックスなどの活躍で種付料が高騰しているが、産駒がダートでも活躍となればさらに価値が高まる。
ケイアイパープルは昨年、佐賀記念そしてこの白山大賞典とJpnIIIを2勝。中央の平安ステークスGIIIでもテーオーケインズの2着好走があったが、地方の2000メートル級のダートグレードを中心に使われているように、地方の小回りコースで長く脚が使えるのがこの馬の持ち味。人気はウィルソンテソーロだろうが、連覇の可能性もおおいにありそう。
セイカメテオポリスは一昨年3歳時の戸塚記念以降勝ち星から遠ざかっていたが、今年4月のオグリキャップ記念を勝つと、大井記念、東京記念と3連勝。昨年の白山大賞典JpnIIIではケイアイパープルの4着だったが、今回は当然それ以上が期待できる。
メイショウフンジンは、マーキュリーカップJpnIIIでスタート後一旦は先頭も、2コーナーでテリオスベルに一気に行かれて展開的に翻弄され、勝ったウィルソンテソーロからはやや差のある3着。今回、ほかに逃げそうな馬もいないだけに、マイペースの逃げに持ち込んでどこまで粘れるか。
3歳のゴライコウは51kgを生かしてどこまで。今年結果が出ていないペイシャエスは57kgを背負ってどうか。
◎3ウィルソンテソーロ
○9ケイアイパープル
▲4セイカメテオポリス
△8メイショウフンジン
△1ゴライコウ
△5ペイシャエス
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