地方の小回り1400メートルのスペシャリスト、サクセスエナジーに期待する。ここまで重賞5勝は、すべてコーナー4つのこの条件。58キロという斤量も一昨年のこのレースを制したときと同じだし、昨年末には兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIを58.5キロのトップハンデで制した。さらに3〜5月に好成績を残しているという時期的なこともある。2018年の4歳時はかきつばた記念JpnIIIからさきたま杯JpnIIを連勝。19年は黒船賞JpnIIIを勝ってさきたま杯JpnIIで2着。昨年はコーラルS2着のあと、59キロを背負った天王山S、栗東Sを連勝している。前走フェブラリーS(15着)はこの馬に合う条件ではなく、度外視でいいだろう。
スリーグランドは、川崎の条件交流で初勝利を挙げて以降は掲示板を外さない堅実な成績。前走バレンタインSを逃げ切ってオープン初勝利を挙げた。父がシニスターミニスターで、ヒガシウィルウィンの半弟というグランド牧場血統ということでは、地方の小回りコースもこなせるのではないか。
モジアナフレイバーは、一昨年の東京大賞典GI、昨年の南部杯JpnIでともに3着など、能力ではまったく見劣りはしない。ただ、1400メートルが初めてというだけでなく、小回りコースも初めてなのはどうだろう。ただ、日本レコードでの決着となった昨年の南部杯JpnIでコンマ3秒差なのだから、速い流れにも対応できそう。
テイエムサウスダンも父がサウスヴィグラスでグランド牧場の生産。2歳時には兵庫ジュニアグランプリJpnIIを制しており、地方の小回りコースへの対応も問題ない。すばるステークスを勝って確実に力をつけた。
ノボバカラは昨年のさきたま杯JpnIIを制して衰えのないところを見せた。しかしそこでJpnIIを制したことでの今回別定58キロがどうだろう。
◎1サクセスエナジー
○7スリーグランド
▲8モジアナフレイバー
△11テイエムサウスダン
△9ノボバカラ
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