昨年まで1着賞金が500万円だったのが、今年から1000万円に倍増となって、さすがに楽しみなメンバーが揃った。
カツゲキキトキトは昨年、ダートグレードなどの挑戦も含めて15戦。さらに年明けの名古屋記念も名古屋グランプリJpnIIから中10日。さすがに使いすぎではないかと見ていたのだが、それでも地方同士で負けたのは東京記念の2着だけ。今回は3カ月半の休養を挟んでの一戦。体調万全なら、今回のメンバーでもチャンスは十分と見る。
佐賀のグレイトパールは、期待された佐賀記念JpnIIIは緩みのないペースで向正面から追走に一杯な感じで差のある4着。脚元の状態を見ながらとのことだったが、今回は間違いなく流れは落ち着くはずで、能力発揮なら圧勝も期待できそう。
中央1000万条件から兵庫に移籍したメイショウオオゼキは、9歳とはいえ楽しみな存在だ。2走前のラジオ関西特別では重賞実績馬を相手に5馬身差の圧勝。前走六甲盃は惜しくも2着だったが、相手がJBCクラシックJpnIにも出走(9着)したタガノゴールドで、しかもハナ差ということであれば、むしろこの馬の可能性を示したと言っていい。
このレース連覇のかかるエンパイアペガサスは押し出される形で△。前走の水沢戦はさすがに圧勝だったが、南関東でのレースぶりがイマイチ。昨年ほどの調子にあるかどうか。
2016年にこのレースを制しているのがグルームアイランド。前走の勝利が2017年の北國王冠以来1年4カ月ぶりということでは連下候補まで。
◎7カツゲキキトキト
○1グレイトパール
▲5メイショウオオゼキ
△10エンパイアペガサス
△8グルームアイランド
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7頭立てという少頭数はスーパーステションの出走ゆえだろうか。あらためて書くまでもないが、昨シーズンは門別の1600メートル以上の古馬重賞を完全制覇。東京大賞典GIでも直線半ばまで先頭で見せ場をつくった(6着)。今シーズンは当然どこかでダートグレードを獲りに行くのだろうし、ここはまず通過点。
出走全馬が今年初出走に加えて中央から転入初戦の馬が2頭ということでは、能力比較だけでなくどこまで仕上がっているかの見極めも難しい。ひとまず対抗はドラゴンエアル。昨シーズンは門別の重賞でスーパーステションの2着が3度あり、道営記念でも3着。マーキュリーカップJpnIII4着でも能力の高さを示した。
中央準オープン勝ちの実績で移籍初戦となるのがスズカリバーとサラトガスピリット。前者はダート中距離を中心に使われ、後者は芝2000メートル以上のレースのみを使われてきた(ともに障害の経験もあり)。ダートのオープンでも好走歴のあったスズカリバーが、障害戦を別とすれば1年以上ぶりの実戦でどこまでやれるか。サラトガスピリットは門別のダートが合うかどうか。
◎4スーパーステション
○5ドラゴンエアル
▲1スズカリバー
△2サラトガスピリット
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中央オープンから昨年転入したサクラエールは、下級条件から勝ち上がってここまで14戦11勝。特にここ3戦のパフォーマンスが圧巻で、前走でA級の下位クラスを突破した。中央時代からダートの短距離を中心に使われてきたが、高知では1600メートル戦で2戦2勝だけに、ある程度距離にも対応できそう。
キャプテンオリオンは目下4連勝中で前走A-1特別を勝利。ここに来ての充実ぶりがうががえる。不良馬場で好タイムの好走が目立つだけに、馬場は渋ったほうがよさそう。
チャオは重賞勝ちこそないものの、重賞はここまで9戦して2着4回、3着2回、4着2回。しかも2走前のだるま夕日賞(7着)以外、すべて人気以上の着順で、常に人気の盲点になっている。人気になりそうな馬が高知での重賞経験があまりないだけに、ここでも意外な好走が期待できる。
南関東の重賞路線を戦ってきたグレナディアーズは、黒船賞JpnIIIこそさすがに相手が強かったが、まだまだ上を狙えそう。
高知では3着以内を外さずB級までクラスを上げてきたピースフルリバティ、昨年の福永洋一記念で2着だったヒロノカイザーらも馬券圏内を狙えそう。
◎4サクラエール
○11キャプテンオリオン
▲6チャオ
△10グレナディアーズ
△2ピースフルリバティ
△8ヒロノカイザー
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ここもやはりスーパージンガ、ニュールックという2強の争い。
飛燕賞ではニュールックに3馬身差の2着と完敗だったスーパージンガだが、ル・プランタン賞では高知のナンヨーオボロヅキを4馬身ちぎっての圧勝となった。距離は長いほうがいいとのことで、飛燕賞が距離不足だったと考えれば、あらためてこの馬が中心。
ニュールックは輸送で馬体重を減らしてしまった若草賞がレースにならず惨敗。佐賀に戻ったあとも影響があったようだ。その状態からどこまで立ち直っているか。馬体重には注意したい。
飛燕賞で3着だったムーンパスノキセキがここでもやはり3番手。古馬B級に入っての好走は評価でき、2強に割って入る可能性も考えたい。
近走不振だが花吹雪賞で3着だったエムティミホ、3歳特別で善戦続きのモリデンベーらは、上位3頭のいずれかが崩れたときの3着候補。
◎12スーパージンガ
○4ニュールック
▲7ムーンパスノキセキ
△2エムティミホ
△6モリデンベー
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グランダム・ジャパン3歳シーズンはここまで3戦。それぞれを制した3頭が10ポイントで並んでいるが、若草賞で1、2着だったゴールドリング、リリコがここでも有力で、ポイントを重ねることになりそうだ。
ゴールドリングは、スプリングカップがアンタエウスの2着だったが、3着のリリコに4馬身差。若草賞では大外枠からハナを取ると、3コーナーから後続との差を広げ、今度はリリコに7馬身差をつける圧勝となった。1800メートルの距離はスプリングカップで経験しており、舞台も再びゴールドリングには地元の名古屋でもあり、リリコにとってはよほどのことがなければ逆転までは難しいのではないか。
3番手以下の比較は難しい。中央未勝利から転入したミトノクリは前走3歳牝馬の特別戦で接戦の2着。これまで崩れておらず、ここでも上位が狙えそう。あとは初めての1800メートル戦がどうか。
経験的なことでは、川崎でデビューして佐賀で重賞入着実績のあるスウォードクイーンにも期待できそう。ただ前走ル・プランタン賞(4着)で1馬身先着されたチェリーフオールが、若草賞では◎◯から差のある4着だったことを考えると、ここも3着争いまでだろう。
若草賞で9着だったノーブルソレイユだが、勝つときは強いが負けるときはあっさりというタイプだけに連下では押さえておきたい。
◎2ゴールドリング
◯1リリコ
▲10ミトノクリ
△11スウォードクイーン
△8ノーブルソレイユ
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