過去5年の結果を見ると、昨年こそトップハンデが600kgで3頭いたが、それ以前の4年は610kgのトップハンデが1頭だけいて、そのうち3頭は馬券圏外。610kgでも勝ったのは2014年のセンゴクエースで、やはり別格だったといえる。
今年もナナカマド賞を勝ったメムロボブサップが610kg。ナナカマド賞を勝ったあとは5〜10kgのハンデを課されることになって勝ちきれていないため、やはりここでも頭までは難しそうで△の筆頭まで。
逆にナナカマド賞では1番人気に支持されながら2着に負けたことで、その後は過剰にハンデを背負わされることがなく好調持続がギンノダイマオー。ここで600kgならこの馬が中心。
ナナカマド賞3着のあと3連勝で、前走もギンノダイマオー、メムロボブサップの3着だったアオノブラックも勝利を狙える。
エースモリウチはメムロボブサップを負かした経験があり、ここまで10戦して8連対と常に上位クラスで互角の勝負。
インビクタは、上記の馬たちに混じって600kgではちょっと分が悪い。メンバー中唯一の牝馬ヤマサンブラックは570kgならレースをかき回す可能性はある。
◎1ギンノダイマオー
○4アオノブラック
▲8エースモリウチ
△9メムロボブサップ
△6インビクタ
△7ヤマサンブラック
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黒潮ジュニアチャンピオンを含め目下3連勝中のアルネゴーが人気になりそうだが、キモンリッチに逆転の可能性ありと見る。前走ペガサス特別は、中団から内を通ってスイスイ位置取りを上げてきたアルネゴーに対し、キモンリッチは前に馬を置いて4コーナーで外に持ち出すところで行き場をなくすなどロスの多い競馬だった。岩手から高知に移籍後はまだ勝ち星がないが、古馬C3級の1300メートル戦では1分26秒台で走っているように、2歳馬同士なら十分に通用するパフォーマンス。今回、赤岡騎手に戻るだけに一発に期待だ。
ここ3戦強い競馬を見せているアルネゴーだが、後方から3コーナー過ぎで一気にまくっていって後半に脚を使うタイプ。今回は他地区から転入してきた新興勢力も増えていて、展開次第ではその脚質がハマらない可能性もある。
ペガサス特別で2着だったニッセイオーも含め、そのペガサス特別で上位だった3頭の勝負と見る。
門別から転入初戦の2歳-1組戦を制したエメドレサージュ、黒潮ジュニアチャンピオンでアルネゴーと一騎打ちとなって2着だったグローサンドリヨン、やはり門別からの転入初戦を勝ったサンデーヒロらが上位に食い込めるかどうか。
◎11キモンリッチ
○10アルネゴー
▲4ニッセイオー
△9エメドレサージュ
△1グローサンドリヨン
△2サンデーヒロ
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地方で行われている中央とのダート交流重賞で、地方馬が勝ったことのないレースというのは意外に少なく、この兵庫ゴールドトロフィーのほかにJBCクラシック、レディスプレリュード、白山大賞典(2007年に地元のビッグドンが勝っているが、馬インフルエンザの影響で地方重賞として行われた)くらい。
そこで地方馬初勝利の期待をかけたいのが地元のエイシンバランサー。中央オープンから移籍して3戦目のサマーチャンピオンJpnIIIを制し、東京盃JpnIIは流れに乗れず10着だったものの、笠松グランプリは快勝した。園田1400メートルは今回が初めてだが、佐賀、笠松を経験しているので小回りコースも問題ない。
相手には、かきつばた記念JpnIII、さきたま杯JpnIIと地方の1400メートル戦を連勝したサクセスエナジー。前走霜月ステークスは5着だったが、今回と同じ57キロを背負ってゴール前8頭横一線、差はほとんどなかった。先行して地方の小回りコースでもうまく立ち回ることができるので最内枠も有利だ。
単にダートでのスピード能力ということではマテラスカイが断然。とはいえトップハンデ58キロに加え、初めての地方の小回りコースはどうだろう。地元の吉村智洋騎手が起用されたが不安も少なくない。
ラブバレットはこのレース、2015年が出走取り消しで、一昨年が4着、昨年が2着。JpnIIIならいつかは勝てるだろうと期待されながら、7歳も暮れになってしまった。今年はほとんど勝ちに等しい2着だった北海道スプリントカップJpnIIIあたりがピークだったようで、4連覇のかかった笠松グランプリでは差のある4着。どこまで能力を発揮できるか。
サクラレグナムは東京盃JpnIIが8着で、7着のサクセスエナジーにはハナ差、エイシンバランサー(10着)には先着した。前走笠松グランプリでもエイシンバランサーに2馬身差の2着。今回、ハンデ52キロということでは馬券圏内があってもおかしくない。
ウインムートはここ3戦はいずれも着外だが、着順ほどは負けていない。オープン特別を連勝し、プロキオンステークスGIIIでマテラスカイの3着だったころの能力が発揮できれば上位争いも可能。
◎10エイシンバランサー
○1サクセスエナジー
▲12マテラスカイ
△9ラブバレット
△8サクラレグナム
△6ウインムート
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JBCクラシックJpnI(大井)でもきわどい3着という経験のあるミツバだが、ここまでタイトルは盛岡のマーキュリーカップJpnIII連覇だけ。追って長く脚を使えるタイプだけに、地方の小回り2500メートルは、ミツバにとって絶好の舞台。
白山大賞典JpnIIIをコースレコードで圧勝したグリムも差がない。浦和記念JpnIIは2着だったが、相手は川崎記念JpnIを勝ったことがあるオールブラッシュで、出し抜けをくらった感じだった。3歳ゆえの54キロも有利。
今年の白山大賞典JpnIIIではグリム、センチュリオンに続く3着だったカツゲキキトキトだが、このレースは2年連続で3着。地元でさらに上の着順を期待したいところ。
チュウワウィザードはデビュー以来ダートの中距離のみを使われ一度も3着以内を外していないという成績。重賞初挑戦のここが試金石となりそう。
重賞では結果を残せていないナムラアラシ、白山大賞典JpnIIIでグリムにちぎられたセンチュリオンらは馬券圏内まであるかどうか。
◎1ミツバ
○7グリム
▲6カツゲキキトキト
△8チュウワウィザード
△3ナムラアラシ
△5センチュリオン
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勢い止まらずというミスタカシマだが、アアモンドグンシンの逆転に期待する。ばんえい菊花賞は第2障害で苦戦し、クリアできたのが6番手。それでもぐいぐいと追い込んで、つかまえられなかったのはミスタカシマだけ。そして前走カトレア特別では、今回より5キロ重い725キロでも障害をすんなりクリアしての快勝だった。ばんえい菊花賞がミスタカシマに4秒3差。そのとき20キロ差だったのが今回は10キロ差となって、しかも前走で重量を経験しているとなれば逆転の可能性は十分と見る。
連下争いは混戦。ばんえい菊花賞は6着も、B2級の上位組で2連勝と調子を上げてきたジェイコマンダー。ばんえい菊花賞3着で、2強以外の馬では格付け上位のコウシュハレガシー。イレネー記念を制したカネサダイマオー。ばんえい菊花賞は崩れたもののそれまでの重賞はすべて3着以内のオレワチャンピオン。回避馬が出て繰り上がり出走のマツノタイガー。
◎5アアモンドグンシン
○7ミスタカシマ
▲1ジェイコマンダー
△8コウシュハレガシー
△4カネサダイマオー
△2オレワチャンピオン
△10マツノタイガー
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