若駒賞を制したニューホープは、その後の目標としていた南部駒賞が取止めとなってしまい、出走した水沢のフューチャーステップは、若駒賞でも2着だったミラクルジャガーに1馬身1/4差だが、57キロを背負って着差以上の楽勝だった。今回も同じ57キロを背負うが、一度経験しているコースだけに再度の好走を期待したいところ。
強敵はヤマショウブラック。北海道所属として出走した知床賞では直線見事に差し切った。今回はそのまま転入しての初戦。2走前に門別のアタックチャレンジで2着に負かしたアイオブザタイガーは、現在金沢で快進撃を続けている。この馬もまだ底を見せていないと言ってよさそうだ。この2頭の一騎打ちと見る。
3番手のリュウノポップスも北海道からの転入馬。とはいえここ2戦はニューホープに完敗の5着、4着という成績だけに、連下争いという評価まで。
既存勢力もやはり◎○との対戦で分が悪く、パンプキンズ、サンエイムサシらが上位食い込みを狙う。
◎3ニューホープ
○12ヤマショウブラック
▲4リュウノポップス
△1パンプキンズ
△11サンエイムサシ
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東海菊花賞ではJBCクラシックJpnIの疲れを心配してカツゲキキトキトの予想を下げてしまったが、そんな心配には及ばなかった。今年は名古屋グランプリJpnIIの日程が一昨年、昨年より遅い(元に戻った)ため、東海菊花賞からは間隔が空いてしまうことでの出走と思われる。兵庫からの遠征馬はいるが、地方同士なら負けられないところ。
相手は兵庫のキクノステラ。再転入後もB級から連戦連勝。園田チャレンジカップでは3コーナー過ぎで先頭に立ってもまだ楽な手ごたえだったが、センペンバンカにハナ差とらえられるという惜しい2着だった。それでも続く前走のA1特別では大差の圧勝。中央時代には1800メートルでも好走しており距離も問題なさそう。カツゲキキトキトを負かすならこの馬かもしれない。
メモリートニックの2走前、ゴールド争覇は逃げ粘って3着と惜しい競馬だった。名古屋のマイル戦は9戦5勝、2着2回と好成績。ほかに重賞実績のあるサンデンバロン、ポルタディソーニらも上位争いが期待できそう。
サムライドライブの前走兵庫クイーンカップは、園田への遠征に加えて出遅れがあったにしても負けすぎ。今回地元とはいえ古馬のこのメンバー相手にどこまでやれるか。
◎9カツゲキキトキト
○1キクノステラ
▲7メモリートニック
△3サンデンバロン
△5ポルタディソーニ
△4サムライドライブ
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登録馬にチャイヤプーンの名があったので、もしかしてと思ったのだが、さすがに翌週のダービーグランプリに出走するのだろう。8頭立てとちょっと寂しい頭数になった。
ここはエンパイアペガサスのためにあるようなレース。マイル戦では分が悪いとされた青藍賞でベンテンコゾウを競り落としたことでは、成長ぶりをうかがわせた。同じ2500メートルのオグリキャップ記念では大差圧勝を見せた。地元馬同士ならほとんど負けることは考えられない。
相手筆頭はチェリーピッカー。重賞は昨年の青藍賞を勝ったのみだが、今年はみちのく大賞典、青藍賞で、それぞれエンパイアペガサスの2着、3着という成績がある。距離的にもみちのく大賞典で2000メートルを経験しているだけに大丈夫だろう。
ニットウビクトリーは、2走前の紅葉特別でチェリーピッカーに3/4馬身差で2着があり、絆カップではエンパイアペガサスに先着しての3着。この距離で再びエンパイアペガサスを負かすのは難しいだろうが、2着は狙える。
1年以上勝ち星から遠ざかっているユッコだが、昨年のこのレースでも4着に入っているように、ゆったり流れる長距離戦なら食い込む余地はありそう。
◎5エンパイアペガサス
○6チェリーピッカー
▲1ニットウビクトリー
△7ユッコ
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定量ならミスタカシマが断然。重賞は定量戦か、ハンデがあまりつかないところを選んで使われてきているようで、ここまで4戦して3勝、2着1回。先着されたのは、はまなす賞で4歳のマツカゼウンカイだけ。むしろそこで差のない2着は、あらためて実力の高さを見せた。2歳時の十勝産駒特別では障害で膝をついて走るのをほとんどやめてしまったということがあり、ばんえい競馬だけにそういう可能性もなくはないが、そこまで考えると予想にならなくなってしまう。ここは不動の中心。
同世代同士の重賞では格より勢いのある馬が好走することがよくあり、今回のメンバーではサトクィーンはまさにそれ。帯広はすでに雪も降っているようで、馬場が軽くなればこの馬にはなおプラスとなる。
格でいえばB4級で勝ち負けしているアフロディーテ、サンシルクラポピーが上位。B4級で徐々にレースに慣れてきたカネササクラまで。
◎2ミスタカシマ
○7サトクィーン
▲5アフロディーテ
△1サンシルクラポピー
△8カネササクラ
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兼六園ジュニアカップから中11日で、そこから8頭が参戦。別路線組は2頭で、ともに北海道からの移籍馬だが、すでに金沢では2戦または3戦して、実力比較はだいたい済んだ。となれば、やはり兼六園ジュニアカップ上位勢の争いとなりそう。
その兼六園ジュニアカップはアイオブザタイガーの勝ち方が圧巻。直後で競り勝けてきた馬はことごとく沈み、2着3着馬は中団に構えていた馬だったということでも、その強さが際立っていた。門別では1700メートル戦で2着が3回あり、距離延長もむしろこの馬にはアドバンテージとなりそう。
相手筆頭は兼六園ジュニアカップ4着だったハッピーフライト。3コーナー過ぎからアイオブザタイガーに食らいついていったぶん、直線では一杯になったが、それでも積極的に勝負にいった馬たちの中ではよく粘った。アイオブザタイガー以外のメンバーとの比較なら能力上位と見る。
ロンギングルックは、中島龍也騎手が後半勝負に賭けて2着を確保。レースぶりからは距離伸びてさらにということはありそう。
別路線組では、門別未勝利から転入後、2歳4組で2着、1着のサンダーキングが吉原寛人騎手でどこまでやれるか。前走1500メートル戦の勝ちタイムが1分42秒0で、同じ不良馬場だった兼六園ジュニアカップより3秒4も遅く、8着に相当するタイム。かなりの上積みは要求される。兼六園ジュニアカップ3着だったチジョウノホシ、転入4戦目のサノオーソらとともに連下争いに食い込めるかどうか。
◎3アイオブザタイガー
○9ハッピーフライト
▲4ロンギングルック
△2サンダーキング
△10チジョウノホシ
△7サノオーソ
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