NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
兼六園ジュニアカップから中11日で、そこから8頭が参戦。別路線組は2頭で、ともに北海道からの移籍馬だが、すでに金沢では2戦または3戦して、実力比較はだいたい済んだ。となれば、やはり兼六園ジュニアカップ上位勢の争いとなりそう。
その兼六園ジュニアカップはアイオブザタイガーの勝ち方が圧巻。直後で競り勝けてきた馬はことごとく沈み、2着3着馬は中団に構えていた馬だったということでも、その強さが際立っていた。門別では1700メートル戦で2着が3回あり、距離延長もむしろこの馬にはアドバンテージとなりそう。
相手筆頭は兼六園ジュニアカップ4着だったハッピーフライト。3コーナー過ぎからアイオブザタイガーに食らいついていったぶん、直線では一杯になったが、それでも積極的に勝負にいった馬たちの中ではよく粘った。アイオブザタイガー以外のメンバーとの比較なら能力上位と見る。
ロンギングルックは、中島龍也騎手が後半勝負に賭けて2着を確保。レースぶりからは距離伸びてさらにということはありそう。
別路線組では、門別未勝利から転入後、2歳4組で2着、1着のサンダーキングが吉原寛人騎手でどこまでやれるか。前走1500メートル戦の勝ちタイムが1分42秒0で、同じ不良馬場だった兼六園ジュニアカップより3秒4も遅く、8着に相当するタイム。かなりの上積みは要求される。兼六園ジュニアカップ3着だったチジョウノホシ、転入4戦目のサノオーソらとともに連下争いに食い込めるかどうか。
◎3アイオブザタイガー
○9ハッピーフライト
▲4ロンギングルック
△2サンダーキング
△10チジョウノホシ
△7サノオーソ
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