B級馬による1400メートルのS2重賞。
シゲルクロマグロは、目下B-3組の1400メートル戦を連勝中。前走は良馬場で1分29秒3という好タイムで逃げ切った。3走前のヤングジョッキーズシリーズ以外は崩れておらず、このクラスなら常に上位争いできるだけの能力はありそうだ。
シゲルダンジリは、4月に転入初戦となったS2重賞(英彦山賞・1400メートル)を制しており、2走前にも同じく1400メートルのB-1特別を勝利。前走は10着に敗れているが、超短距離の900メートル戦で参考外。1400メートル稍重で1分29秒台の持ちタイムがあり、このメンバーなら勝ち負けまで期待できそう。
トモジャクールは、7月に1800メートルのS2重賞勝ちがあり、2走前にはB-1特別でシゲルダンジリにクビ差の2着。逆転も狙えそう。
B級特別やS2重賞のここ5走ですべて掲示板を確保しているコウザンヒキリ、船橋から転入2戦目のケンシベリーノ、3歳ながらB級で好走しているダンツプロシードらにもチャンスはありそう。
◎2シゲルクロマグロ
○3シゲルダンジリ
▲5トモジャクール
△1コウザンヒキリ
△6ケンシベリーノ
△4ダンツプロシード
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ハッピーグリンは、中央芝挑戦の2戦とも3着だったが、両レースともに4コーナーあたりでは勝ったかと思わせるレースぶりで、展開ひとつというところがあった。門別ダートでは4戦2勝2着2回と、ダート・芝とも距離適性も含めてまだ底を見せていない感じはあり、久々に門別に戻って期待したい。
栄冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップと連勝したサザンヴィグラスは、当然この世代では頂点を争う存在と期待されていたわけだが、4戦目となったウィナーズチャレンジでまさかの敗戦。3コーナーあたりでは行きっぷりが悪く、さらに直線では前がカベになって行き場をなくし外に持ち出すロスがあった。そのレースぶりから距離延長が問題だったということもない。ここは巻き返しがかかる一戦。
ヤマノファイトは、中央の芝では結果を残すことができなかったが、門別に戻ってのイノセントカップは大幅馬体増にもかかわらず人気にこたえての勝利。ダートなら能力は世代トップクラスであることは間違いない。ただ門別ではここまで1200メートル戦のみしか経験がないだけに、距離延長に対応できるかどうか。
前走初めての1700メートル戦となったウィナーズチャレンジを圧勝したリコーパイソン、ブリーダーズゴールドジュニアカップ、イノセントカップともに3着のアポストルらも変わり身があれば勝ち負けになる可能性はある。
◎8ハッピーグリン
◯7サザンヴィグラス
▲1ヤマノファイト
△5リコーパイソン
△6アポストル
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GI/JpnIでもたびたび好走のあるインカンテーションだが、GIIIに限ってみると、ここまで7戦して4勝、2着3着各1回で、馬券圏内を外したのはわずかに1回。GI/JpnI級の活躍馬がいない今回のメンバーなら当然の期待だ。
くろゆり賞でまさかの2着に敗れたカツゲキキトキトは、大井の東京記念でも2着。スローと見るや逃げの手に出たが、単勝万馬券の伏兵馬にとらえられただけということでは残念な2着だった。ただ「あとひと追いが足りなかった」(錦見勇夫調教師)とのことで、目標はあくまでもここ。ダートグレード初勝利に期待だ。
コパノリッキーの弟として注目されるコパノチャーリーは、前走阿蘇ステークスが5歳にしてのオープン初勝利。クリノスターオーとの先行争いがカギになりそうだが、マイペースの逃げに持ち込めればチャンスはありそう。
クリノスターオーはたびたび好走はあるものの、2015年4月のアンタレスステークスGIII以来勝ち星から遠ざかり、近走は二桁着順の惨敗もあって、やや実力に陰りが見える。
3歳から挑戦のタガノディグオ、前走が準オープン勝ちというナムラアラシらは連下争いまで。
◎10インカンテーション
◯3カツゲキキトキト
▲4コパノチャーリー
△8クリノスターオー
△2タガノディグオ
△5ナムラアラシ
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