NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
荒れる帯広記念。過去5年の成績を見ると、1番人気馬は5年前に一度3着があるだけ。ゆえに、おそらく人気になりそうなニュータカラコマは△の一番下。理由はある。今、この馬が能力は発揮するのは、わりと軽い重量のレースのように思う。ばんえい記念で2年連続2着だからあまり説得力はないかもしれないが、最近の走りを見ているとそういう気がする。直前の北見記念も2着だが、勝ったフジダイビクトリーからは20秒以上も離されていた。大差がついたときの着順はあまり信用しないほうがいい。
そして本命はキタノタイショウ。今季はA1混合の特別で1勝を挙げたのみだが、それゆえに今回は別定増量なしの890キロ。年をとってからはココ一発というタイプになって、それがこの帯広記念と見る。
明け6歳のカイシンゲキにも期待。今シーズンは岩見沢記念3着、北見記念4着、ドリームエイジカップ2着と重賞で上位争い。初めての900キロという重量をこなせるかどうかだが、若さゆえの勢いに期待する。
フジダイビクトリーは、ここ3戦はいまひとつの結果だが、高重量戦なら外せない。別定20キロ増の910キロがどうかだが、この馬の実力からすればあっさりがあってもおかしくない。
コウシュハウンカイは、北見記念では障害で何度かヒザを折って8着惨敗だったが、今シーズン、それ以外の重賞はすべて3着以内。重賞では常に安定した走りを見せる。
昨年3着のホクショウユウキは今シーズンまだ勝ち星がないが、秋以降はそれほど悪い競馬していない。
◎7キタノタイショウ
◯5カイシンゲキ
▲1フジダイビクトリー
△2コウシュハウンカイ
△3ホクショウユウキ
△4ニュータカラコマ
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