NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨年の転入以降、ホッカイドウ競馬のトップを争ってきたバルーンの力が抜けている。10月には瑞穂賞をレコード勝ちし、しかし1番人気に支持された道営記念は、直線を向いて堂々と先頭に立ったものの、道中かかりぎみだったこともあって最後までもたずの3着。5か月ぶりの実戦となった今年初戦のコスモバルク記念は、好位から直線を向いて先頭に立つという、道営記念と同じようなレースぶりで、しかし今度は失速することもなく押し切った。今シーズンのホッカイドウ競馬の古馬中長距離戦線もこの馬が中心となりそう。
それに待ったをかけるかどうかというのがスーパーパワー。昨年はこの星雲賞から赤レンガ記念を連勝し、ブリーダーズゴールドカップJpnIIでも5着ではあったものの地方馬最先着だった。今回はそれ以来9か月半振りの実戦で、どの程度まで仕上がっているか。
コスモアジルは徐々にクラスを上げ、昨年秋から古馬重賞線戦に参戦。ステイヤーズカップ3着、道営記念はバルーンにクビ差の4着、そして今年初戦のコスモバルク記念は4着と、勝ち切れないまでも崩れることがない。今回も上位争いにはからんできそうで、さらに力をつければどこかでチャンスがありそうだ。
その他のコスモバルク記念上位組、グッドグラッド、インフィニットエア、ダイバクフらにも実力的に差はない。
◎3バルーン
◯6スーパーパワー
▲12コスモアジル
△9グッドグラッド
△5インフィニットエア
△4ダイバクフ
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