NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
中央から転入後いずれも一方的なレースで5戦全勝というケージーキンカメの名が見られず、ややつかみどころのないメンバー構成となった。そのケージーキンカメはといえば、6月6日の東海ダービーに登録があり、名古屋のリーダーズボードと、地方馬には先着されていない同士の対決となりそうで、それはそれで楽しみではある。
ジェイケイウィークは中央未勝利から転入して1着、2着。前走はケージーキンカメに5馬身差の2着だったが、その5馬身差はケージーキンカメに対して金沢ではもっとも近づいた着差。2戦ともタイム的にもまずまずの走りを見せているだけに、鬼のいぬ間にタイトルを獲りたいところ。
アキレウスは、2歳時は百万石ジュニアカップ、金沢ヤングチャンピオンともに2着で、3歳になっても勝ち切れないレースが続いている。とはいえ対戦しているのがサムライワンダーやケージーキンカメなど連勝級の馬だけに、むしろ自身の力は出しきっている。中央や他地区からの転入馬優位のなかにあり、金沢生え抜きとして見せ場をつくりたいところ。
ディアブレイズンはダート1700メートルの中央でのデビュー戦で2着があり、2走前には中央未勝利との条件交流を快勝。このときはアキレウス(3着)に約5馬身差をつけて勝っているだけに、今回のメンバーなら勝ち切る力もありそう。
その条件交流戦で2着だったアポロダイナスティ、この世代のトップクラスとの対戦はないものの2連勝中のパトカー、牝馬同士の3歳戦を制したファーストキスなどにも上位食い込みのチャンスはある。
◎12ジェイケイウィーク
◯3アキレウス
▲10ディアブレイズン
△9アポロダイナスティ
△8パトカー
△5ファーストキス
北日本新聞杯の出走表はこちら