「金沢競馬場移転40周年記念」の冠がついた今年限りの2歳重賞。
兼六園ジュニアカップ出走馬が7頭いるが、2着のフリオグレイスーが回避。3着には大差がついていただけに、勝ったフューチャースターが同出走馬のなかでは断然。別路線組には、前走サファイア賞でそのフューチャースターをクビ差で負かしているイグレシアスがいて、この2頭による一騎打ちとなりそう。
ここは3連勝を狙うイグレシアスに賭ける。兼六園ジュニアカップで2着に負けたフリオグレイスーとは、馬主、生産者、厩舎、そして鞍上まで同じ。今回はその雪辱戦となりそう。
そのほかはほとんどが勝負付けの済んでいるような相手ばかりだが、1500メートルの持ちタイムでは上記2頭を上回っているアキレウス、前走でそのアキレウスに1馬身差の2着だったワンナイトオンリが連下を争うことになりそう。
◎4イグレシアス
○5フューチャースター
▲9アキレウス
△11ワンナイトオンリ
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1冠目のばんえい大賞典を逃げ切りで圧勝したコウシュハクィーンは、その後休み明けで出走した秋桜賞は6着に敗れたが、ここ2戦はB1級を連勝。その連勝でともに2着だったのがコウシュハウンカイ。2戦ともに着差はごくわずか。コウシュハクィーンは、ときに惨敗することがあるのに対し、安定感ではコウシュハウンカイのほうが上。さらに負担重量自体が重くなって牝馬にはどうだろうと考え、コウシュハウンカイを上にとった。
秋桜賞での勝利を含め8月以降3着を外していない安定した成績のセイコークイン、やはり3着を外さない堅実な成績で、はまなす賞3着、ばんえい大賞典2着だったオレノココロ、ここ2戦セイコークインに先着しているクインフェスタらにもチャンスはありそう。
◎5コウシュハウンカイ
○6コウシュハクィーン
▲7セイコークイン
△2オレノココロ
△8クインフェスタ
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昨年は8番人気北海道のミネサランサジャが勝って、2着に7番人気地元のワタリルーブルという波乱の決着。ホッカイドウ競馬の2歳馬のレベルが高いことは確かだが、このレースには世代のトップクラスが遠征してくるというわけでもないので力比較が難しい。
ワイルドソウルはアタックチャレンジを勝ったのみだが、その後の2戦はレベルが高かった。サファイア特別は3/4馬身差で2着に敗れたが、その勝ち馬スタンドアウトは続くウィナーズチャレンジを完勝。北海道2歳優駿に登録があり、出走すれば勝負になりそうなレベルの馬だ。前走サンライズカップは6着だったが、圧勝のハッピースプリントから1秒4差ならむしろ評価できる。今回のメンバーではちょっと力が抜けているかもしれない。
アベニンレジーナはここ2戦、時計の出やすい馬場だったとはいえ好タイムで連勝。調子を上げてきている。新人の石川倭騎手が遠征でどんな手綱さばきを見せるかも楽しみだ。
地元筆頭は、ビギナーズカップ2着、若駒賞3着のシグラップロードだろうか。ただ岩手の重賞を勝ちきるくらいの力がないと、北海道のこのクラスが相手では厳しいかもしれない。
カーネルキッスの前走は、初めての1700メートルで飛ばし過ぎ、直線バテてしまった。前々走までのように抑える競馬ができれば力を発揮する。
トーホクスマイルは、3戦連続2着のあと2連勝と力をつけてきた。とはいえいきなり重賞のこのクラスに入ってどうか。
アタックチャレンジ勝ちがあるゴオリイは、前走でアベニンレジーナの5着に敗れているものの、それほど離されているわけではなく、連下なら狙えそう。
◎4ワイルドソウル
○1アベニンレジーナ
▲7シグラップロード
△6カーネルキッス
△10トーホクスマイル
△3ゴオリイ
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仲良く外枠に入ったナムラハンターかザグかという争い。どちらも重賞で人気になりながらも勝ちきれないという似たような成績。今回、ナムラハンターにとっては、逃げるかヒロカミヒメの2番手からになりそうで、マイペースに持ち込んでそのまま押し切りという展開に持ち込みたいところ。
一方、終い勝負のザグは1600メートル戦を2連勝中。前走では1番人気に支持されたナムラハンターを負かしているだけに、連勝という可能性も十分に考えられる。
前々走のA-1特別でザグを負かしているウォーターデュークも怖い存在。前走珊瑚冠賞は4着だったが、高知では初めてとなるマイルの距離で一発という可能性はある。
コパノエクスプレスは黒潮菊花賞を制し、古馬のA級でも互角に戦っていけそう。
リワードアンクはC級までしか経験がないが、休養を挟んで夏以降も連対を外していない。初めての重賞でどこまでやれるか。
トニフィカーレもB級までだが8月以降は連対を外しておらず、前走牝馬限定のミラク特別ではヒロカミヒメを負かしている。
◎8ナムラハンター
○9ザグ
▲3ウォーターデューク
△7コパノエクスプレス
△5リワードアンク
△1トニフィカーレ
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