NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
佐賀のA2級重賞。このクラスではエスワンプリンスの実力が断然。というか、まだ格付けはA2級なのかという感すらある。前走、4カ月ぶりとなった志布志湾賞は、4コーナーで内からマイウエイに並び掛けられたものの、直線ではじわじわと差を広げ、着差は1馬身差だったものの楽勝といっていい内容。2000メートルは必ずしも適距離ではないが、このメンバーではそもそも能力が違う。
相手筆頭はコスモガラサ。6月にA2級に昇級して以来3着を外したのは一度だけ。前走A1・A2級の混合重賞・五ヶ瀬川賞を勝利。このクラスでは上位の安定株だ。
リネンハイブリッドもここ5戦のA2戦では4連対。前々走ではコスモガラサも負かしていて、このクラスで安定して力を発揮するようになってきた。ただ今回は久々の重賞(特別も含め)で、2000メートルへの距離延長も不安材料。
プリンストロイアは大井からの転入初戦となった前々走で、リネンハイブリット、コスモガラサに続く3着で、前走五ヶ瀬川賞ではコスモガラサにクビ差と食い下がっての2着。エスワンプリンスの相手にはならないだろうが、上積みがあれば上記2頭を逆転する可能性は十分。
リリーは1年近く勝ち星から遠ざかっているが、このクラスでときに2着、3着と好走。久々の2000メートルがどうかだが、展開次第では馬券圏内の可能性も。
◎3エスワンプリンス
◯2コスモガラサ
▲4リネンハイブリット
△8プリンストロイア
△7リリー
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