中央勢は重賞勝ち馬がダイショウジェットのみというメンバーで、地方馬にもチャンスもありそうだが、ガンジスのレベルの高いところでも走りが目立つ。昨年秋から根岸ステークスGIIIまで5戦連続連対。フェブラリーステークスGIはさすがに相手が強かった。プロキオンステークスGIIIも着順こそ6着だが、レコード決着からコンマ4秒差とあまり差はない。初めての地方の馬場が合うかどうかだが、単に実力比較なら圧勝まである。
サマリーズは3歳牝馬とはいえハンデ52キロは恵まれた感じ。前走スパーキングレディーカップJpnIIIではマイペースで逃げてメーデイアに1馬身差2着と善戦。今回はギオンゴールドとのハナ争いがどうなるかだが、マイペースなら前走の再現も。前走のレースぶりからも、息の入る地方の1400~1600くらいがこの馬には合っていると思う。
地方の流れが合うといえばダイショウジェット。地方なら崩れることがほとんどなく、10歳の今年も黒船賞でセイクリムズン相手に僅差の2着と好走している。佐賀は一昨年のこのレースでスーニの3着以来だが、そのときと同じ57.5キロで、今回のメンバーなら重賞2勝目が狙えるかも。
エーシンウェズンはスタートダッシュがいまいちで置かれてしまうことがあるが、ゆったり流れることが多い地方なら影響は少ないだろう。昨年のカペラステークスGIIIでは惜しい2着と実力を見せたが、前走プロキオンステークスGIIIは11着。さらに、これまで夏場はほとんど使われていないなど、不安も少なくない。
メトロノースは中央時は準オープンで、佐賀では目下3連勝中と好調。サマリーズ以外の中央馬と4キロ以上差がある52キロならチャンスはある。
兵庫ゴールドトロフィーJpnIII、黒船賞JpnIIIでともに4着があるコスモワッチミーも52キロを生かしたいところ。ただ前走地元で大敗してるのはちょっと気になる。
◎10ガンジス
○12サマリーズ
▲5ダイショウジェット
△9エーシンウェズン
△4メトロノース
△3コスモワッチミー
サマーチャンピオンの出走表はこちら