NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
九州産ではおなじみ"カシノ"が5頭出走してきて、4~8番枠に固まった。
トライアルのえびの特別をカシノエルフが8馬身差で圧勝して、同じく大隅特別をカシノデュークが9馬身差圧勝。しかも、勝ちタイムが1分28秒1でぴたりと同じ。さて、どっちが強いんだろうということになるが、ここはカシノランナウェイを狙ってみたい。芝ではあるが、3歳オープンの葵ステークスでコンマイ1秒差の4着。さらに古馬1000万条件に入って、着順こそイマイチだが、ここ2戦はコンマ5秒差、コンマ6秒差とまずまずの好走を見せている。佐賀の1400メートルも今年2月のたんぽぽ賞で大差圧勝という実績があるだけに、不安がない。
相手筆頭はカシノエルフ。荒尾で行われていたたんぽぽ賞で2着、さらに昨年の霧島賞でも2着だった。今度こそ九州産馬のタイトルを獲りたいところ。京都、阪神での出走が多く、JRAの中央場所(4大場)でレースをしている馬は同じようなクラスでもレベルが高いと見るべきだろう。
カシノデュークは、JRAの競馬場では福島での2着が最高という成績で、中央だと500万クラスで苦戦という実力。ただ地方では、園田、川崎、佐賀で出走し、7戦オール連対と地方のダートへの適性は評価する必要がある。
キュウシュウソダチは、えびの特別で2着も8馬身差、ダンツレパードは2月のたんぽぽ賞で2着はあるが、えびの特別はかなり離された6着。ともに逆転までは難しそう。
◎8カシノランナウェイ
◯4カシノエルフ
▲7カシノデューク
△12キュウシュウソダチ
△2ダンツレパード
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