NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
交流の兵庫チャンピオンシップJpnIIは回避し、グランダム・ジャパン3歳シーズンののじぎく賞を制したユメノアトサキが、予定通り菊水賞に続いての2冠目を狙ってきた。菊水賞は、追走してきたイチノバースト以下を突き放しての完勝。のじぎく賞でもスローな逃げに持ち込み、名古屋のウォータープライドを半馬身差で振り切った。相手になりそうなのは2歳チャンピオンのエーシンクリアーのみ。
そのエーシンクリアーは、今季初戦となった2月7日のレースを勝ったあと剥離骨折が判明して戦線離脱。ただ骨折は軽微なものでここには間に合った。2歳時に1700メートルの園田ジュニアカップを5馬身差で圧勝しているだけに、距離にも不安がない。あとはどれだけ仕上がっているか。
上記2頭と未対戦なのがモズオーロラ。デビュー以降勝ち切れないレースが続いたが、ここに来て3連勝と力をつけてきた。さらなる上積みがあれば、木村健騎手だけに一発があるかもしれない。
イチノバーストは、エーシンクリアーには園田ジュニアカップで5+3/4馬身差の3着、ユメノアトサキには菊水賞で6馬身差の2着。勝負付けが済んでいる感じで、好走して連下争いまで。
中央未勝利から転入して3連勝中のサヴァイバルダンスには未知の魅力。
菊水賞3着のハルイチバンは、前走でモズオーロラにクビ差の2着。菊水賞ではユメノアトサキに1秒4差をつけられての3着だっただけに、どこまで巻き返せるか。
◎2ユメノアトサキ
◯5エーシンクリアー
▲9モズオーロラ
△4イチノバースト
△11サヴァイバルダンス
△1ハルイチバン
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