ダービーウイークの3戦目。ここまで有力と思われていた馬の回避がそれぞれのレースであり、九州ダービー栄城賞はロマンチック、岩手ダービーダイヤモンドカップではロックハンドパワーとブリリアントロビン、そしてこの北海優駿はクラグオー。無事にレースを使い続けることがいかに難しいかということをあらためて感じさせられる。
前走の北海優駿トライアルで、2歳6月以来久々の勝利を挙げたミータローから。今シーズン初戦の北斗盃は出負けして後方からの苦しい展開となり、それでも勝ったシーギリヤガールを懸命に追って半馬身差で2着。やはり短距離でこそと思ったのだが、1700メートルのトライアルでは絶好のスタートからハナを奪うと、直線で後続を突き放す強いレースを見せた。折り合いに問題はなく、この距離でもこなせそう。
ライプメインは、2歳時は13戦して1勝のみだったが、3歳初戦の条件戦を6馬身差で圧勝すると、前走北海優駿トライアルでは4コーナーまでミータローについていき、最後は3馬身離されたものの2着を確保。2歳時より確実に力をつけていて、さらに上がり目もありそう。
トライアル3着のアルポケットは、デビュー戦以外はずっと1700か1800メートル戦を使われてきた。まだ1勝のみだが、そのトライアルが今シーズンの初戦で、ひと叩きした効果があればここでも上位を狙える。
ストロングサンデーは、2歳時は未勝利だったが、3歳のシーズン明けから2連勝。馬体重も2歳時より30キロほども増え、充実ぶりがうかがえる。
レオニダスは、2歳時は3戦1勝。明けて1700メートルの条件戦を制したのみだが、ここまですべて3着以内と堅実な成績。トライアルと比較するとタイム的に物足りないが、未知の魅力はある。
福山の重賞で2着があったフレアリングレーヌは、トライアル4着から巻き返しがあるかどうか。
◎11ミータロー
◯5ライプメイン
▲7アルポケット
△3ストロングサンデー
△10レオニダス
△8フレアリングレーヌ
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