NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
クラス別定の重賞で、この重賞が始まった初期には軽量のB級やC級馬の活躍も見られたが、09年5月にB級のハードインパルスが勝ったのを最後に、B級C級馬の勝利はない。そうした傾向を反映してか、今年は出走9頭のうちA級が8頭を占めている。
なかでもリバルドホープに期待がかかる。1月のこのレースで差のない3着に好走。以降は6戦連続連対中で、前走のダイヤモンドオープンはノゾミカイソクに3馬身差の2着。実績、安定感ともにこのメンバーでは最上位。
マコトカリバーンは、オープンに入るとやや力が足りないが、A級2組や3組では常に勝ち負けを争える実力。大崩れがないのも強みだ。
唯一格下からの挑戦はキクノグラード。C級のままなら53キロで出られてかなり有利だったが、C級1組特別を連勝し、B級に昇格して55キロでの出走。ただその勢いからこのメンバーに入ってもいきなり通用する可能性はある。
キリマンジャロはA級3組で堅実な成績を続け、前走でA級2組特別を初勝利。バトルマグマは転入2戦目で、そのキリマンジャロの2着。両馬ともさらに充実してくれば連下争いも。
◎2リバルドホープ
○3マコトカリバーン
▲5キクノグラード
△9キリマンジャロ
△7バトルマグマ
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