NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
スパーキングレディーカップJpnIIIで出走取消となったエーシンクールディだが、出走していたとしても、もしかしてここにも出てくるつもりだったのだろうか。とにかく昨年に続いてのグランダム・ジャパン古馬シーズン連覇を目指すのだろう。ダートグレードでも勝負になるのがこの馬だけというメンバー構成を見れば、出走取消後で本調子でないにしても負けられない一戦。鞍上にも、怪我から復帰した岡部誠騎手が戻ってきた。
地元金沢勢ではロッソトウショウに期待がかかりそうだ。JRA準オープンから金沢に転入し、下級条件から6連勝中。中央では準オープンで掲示板という実力。今シーズン金沢での初戦が1年以上のブランクを経てのものゆえ、往時の力を発揮できるか次第だが、B1級特別までとはいえ連勝している実力は侮れない。
南関東から、牝馬限定のしらさぎ賞でクラーベセクレタの2、3着というツキノテンシ、センゲンコスモと2頭が遠征。そのしらさぎ賞はクラーベセクレタが別格の強さで、そうしたときの2着以下は、必ずしも実力通りの決着とは限らないことが多い。実際に6月15日の川崎A3以下特別ではセンゲンコスモが勝って、ツキノテンシが差をつけられて7着に負けているように、ここはセンゲンコスモを上にとる。
正月の名古屋記念を勝ったスウィングダンスは、昨年夏に転入以降、いまだに3着を外さないという堅実ぶりで、ここでも勝負になる可能性は十分。
マルヨシロワインは、前走こそいいところがなかったが、重賞で入着の実績だけに、ここでもどこまで上位勢に迫れるか。
◎エーシンクールディ
○ロッソトウショウ
▲センゲンコスモ
△スウィングダンス
△ツキノテンシ
△マルヨシロワイン