東海地区の古馬戦線を牽引してきた実績馬2頭がさすがに下り坂かというレースぶりが続いていて、実力比較が難しい一戦。
読売レディス杯を快勝したエーシンクールディに続き、ここも同じエーシン/エイシン軍団のエーシングレーソロに期待してみたい。中央1000万下2着での笠松移籍は、まだまだそのクラスでも活躍できたであろうところでの転厩で、期待にこたえてA2特別とA1特別を連勝。前走西日本グランプリ2着は、後方から迫ったものの、早め先頭のレイズミーアップにクビ差届かずという内容。脚質的にとりこぼすことはあるかもしれないが、実力的に上位であることは間違いない。
相手には2連勝中の牝馬デジタルゴールド。今年5月の尾張名古屋杯で重賞初制覇。続く800メートル戦は1番人気で8着に敗れたが、その後はA3特別、A1特別と連勝中。特に前走は52キロという斤量があったにせよ、4馬身差をつけての完勝。今回の55キロは、このクラスに入ると楽ではなさそうだが、尾張名古屋杯を勝った時も55キロだっただけに、それほど問題にしないのではないか。
ホウライエイブルは、一昨年のこのレース2着で、昨年は4着。そして今年2月の梅見月杯が重賞初勝利。休養明けとなった前2走は、ともにやや離れた4着だったが、状態が上向いていれば巻き返しも可能。
実績ではキングスゾーンとともに最上位のマルヨフェニックスだが、昨年3月の六甲盃以降勝ち星がない。今回も4カ月ぶりの実戦だけに、あまり強気にはなれない。
このレース連覇がかかるのがキングスゾーン。今年2勝を挙げているとはいえ取りこぼしのほうが目立ち、ここも連下まで。
キョウワシャドーは兵庫大賞典でオオエライジンの3着。その後も勝てないまでも、兵庫のA1特別で常に上位争いをしているだけに、ここでも上位を狙えそう。
◎エーシングレーソロ
◯デジタルゴールド
▲ホウライエイブル
△マルヨフェニックス
△キングスゾーン
△キョウワシャドー