NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
このレース3連覇を狙うビービーバイラの実績が断然だ。昨年のこのレース以降、13戦して馬券圏内を外したのは3回のみ。その3回も4着か5着で、勝ち馬からコンマ6秒以内と成績はきわめて安定している。ここ2戦はA3特別で3、1着という成績だが、対戦相手を見れば、牝馬だけが相手なら負けるような要素はない。
唯一、ビービーバイラを負かす可能性があるとすれば、ストロングジョイス。中央500万から転入して、福山ではA級で8戦3勝、2着3着各2回。1800メートル以下に限れば6戦して5連対という成績だ。福山で先着された牝馬は2頭いるが、今回はともに不在。ビービーバイラさえ負かせば重賞初制覇のチャンス。
以下は、近走の成績が冴えないメンバーが多く、連下争い。あるいは展開が向いて、2頭の間に入る余地があるかどうか。
タイショウロマンは、南関東から転入後、6戦して勝ち星なし。とはいえA級で僅差の2着が2度ある。
モナクランベルはA2特別なら上位争いだが、A1特別になると1秒以上の差をつけられての敗戦が目立つという実力。
ハードフォーレルは昨年のこのレース3着だが、近走はA3特別あたりが壁という成績では、上位2頭とは力の差がある。
◎ビービーバイラ
◯ストロングジョイス
▲タイショウロマン
△モナクランベル
△ハードフォーレル