兵庫と東海それぞれの重賞戦線で活躍している、メイレディ、タッチデュールによる争いと見る。
12月の笠松・プリンセス特別での直接対決ではタッチデュールが勝っているが、今回は地元の利もありメイレディを本命に。2歳時はどうしてもアスカリーブルだけには力及ばず、そのアスカリーブルが転出すると、牡馬相手の兵庫若駒賞を圧勝して重賞初制覇。しかし大晦日の園田ジュニアカップでは、今度はポアゾンブラックという強い牡馬が出てきて1馬身差の2着。牝馬同士のここであらためて期待したいところ。
ホッカイドウ競馬から転厩したタチデュールは、地元笠松で重賞2勝。年末は地元のライデンリーダー記念ではなく、グランダム・ジャパンのタイトルを狙って東京2歳優駿牝馬に遠征。結果9着で、元兵庫のアスカリーブル(7着)とはコンマ2秒差だった。プリンセス特別ではメイレディに差をつけて勝ったが、実力差はそれほどない。
同じく笠松のキミニコイシテは、ジュニアクラウンではタッチデュールの2着、プリンセス特別でもタッチデュールの3着だが、メイレディには先着した。この馬も東京2歳優駿牝馬に遠征して、アスカリーブルとタッチデュールの間に割って入って8着だった。重賞初制覇を狙える位置にいる。
マーメイドジャンプは、ゴールドウィング賞でタッチデュールに先着する3着で、プリンセス特別ではキミニコイシテ、メイレディに先着する2着だった。ここまでの4頭は実力的にほとんど差がない。
スズカウインダーは、道営ではルーキーチャレンジを勝ったのみだが、転入した名古屋では前走新春ペガサスカップで3着。ハートランドスノーは園田ジュニアカップで4着。この2頭は上積みがあれば馬券圏内に食い込みもというところ。
福山期待のクーヨシンだが、東海や兵庫が相手では、ちょっと厳しいように思う。
◎メイレディ
◯タッチデュール
▲キミニコイシテ
△マーメイドジャンプ
△スズカウインダー
△ハートランドスノー