NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
重賞勝ち馬が限られるメンバー構成で、そんな中で兵庫のフィオーレハーバーの実績、そして近走の好調ぶりが目を引く。昨年7月から6戦連続連対中。何より笠松に遠征しての笠松グランプリでは直線差を詰めてエーシンクールディに1馬身半差と迫る2着。今回の相手には負けられない。
対抗には地元笠松のマルヨシロワイン。重賞タイトルこそないものの、兵庫に遠征した姫山菊花賞、兵庫クイーンカップではともに4着。勝ち馬との差はそれぞれ0秒4、0秒3とほとんど差がない。笠松グランプリではフィオーレハーバーに3/4馬身差の3着。逆転のチャンスも十分。
▲以下はエーシン軍団の3頭で、その筆頭は兵庫から遠征のエーシンエフダンズ。中央では芝の短距離でオープンまで出世。兵庫に転入後は2戦してともに3着だが、前走のA1特別では2着のフィオーレハーバーに3/4馬身差まで迫った。
重賞でなかなか勝ちきれなかったエーシンアクセランがようやくタイトルを獲ったのが2010年のサマーカップ。しかしその後は再びがんばっても重賞では2着3着。近5走連続連対と安定した成績だが、今回は7カ月の休み明け。しかも重賞で善戦とはいっても昨年は勝ち馬から1秒以上の差をつけられていた。強くは推せない要素のほうが多い。
エーシンエヴァンは、昨年唯一の勝ち星がA2特別。重賞で2着3着もあったが、勝ち馬からはやや離されていた。今回も連下争いまで。
◎フィオーレハーバー
◯マルヨシロワイン
▲エーシンエフダンズ
△エーシンアクセラン
△エーシンエヴァン