
前哨戦ともいえる駿蹄賞でのミサキティンバーの勝ち方は鮮やかだった。後方追走から直線一気という脚質ゆえ、2歳時のゴールドウィング賞こそうまく展開がハマって勝ったものの、新春ペガサスカップやスプリングカップでは2着と惜しいレースもあった。しかし駿蹄賞では3~4コーナーで外から一気に進出。直線では早めに抜け出し、2着のモエレウェバリングに3馬身差をつける完勝だった。こうしたレースができるようになったのは成長の証しだろう。女性騎手によるダービー制覇は、95年に安田歩騎手が北海優駿をダービーコートで勝っているが、山本茜騎手はこれに続くことができるかどうか。
駿蹄賞では1番人気に支持されながら4着に敗れたマルヨコンバットにもあらためて期待したい。2歳時、断然人気に支持された金沢の兼六園ジュニアカップでは、楽勝かと思えたものの4コーナーで外に逸走して2着。それで歯車が狂ったのか、その後はしばらく勝てず。しかし4月の新緑賞では直線で突き放し3馬身差の圧勝だった。前走駿蹄賞は見せ場なく4着に敗れたが、それで人気を落とすなら積極的に狙ってみたい。
ホッカイドウ競馬出身のエムザックハーツは、アタックチャレンジを勝って、その後移籍した南関東でも1勝。金沢に転入後は2、1、1着という成績。前走、北日本新聞杯は圧巻の大差勝ちだった。名古屋への遠征でどの程度の力を発揮できるか。
モエレウェバリングは、重賞未勝利だがここのところ新緑賞3着、駿蹄賞2着と堅実な成績。前走は中央への遠征は度外視してよく、3歳同士なら重賞でも引き続き上位争いの力は十分にある。
アムロは、前々走駿蹄賞こそ2番人気で7着に敗れたが、3歳1組では常に上位争い。まだまだ成長の伸びしろはありそう。
◎ミサキティンバー
○マルヨコンバット
▲エムザックハーツ
△モエレウェバリング
△アムロ