NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
フサイチバルドルの実績が断然。昨年のこのレースを制して以降、前走まで10戦9勝、2着1回。そのうち5勝が重賞。唯一、黒潮マイルチャンピオンシップで先着されたジョインアゲンが不在というメンバーなら負けられない一戦だ。
フサイチバルドルを負かす可能性があるとすれば、ダノンムロー。前走、中央から転入初戦のA-2特別は、4コーナーでわずかに手を動かした程度で、直線はまったく持ったままでの楽勝。さすがに中央オープンの実力を見せつけた。中央では短距離を中心に使われていたが、ゆったりした流れになるであろうことと、前回1600メートルで圧勝なら1900メートルもこなせるのではないか。
ウィザードブラストは、前走A-1特別で、フサイチバルドルに最後まで食い下がって1馬身半差の2着。内をまわって相当うまく乗っていただけに真っ向勝負で逆転までは難しいかもしれないが、再び脅かす場面はあるかもしれない。
中央から再転入したハンドシェイクは、その後A-1,2で5戦2勝。いずれも掲示板を確保と堅実に走っている。一昨年の高知県知事賞で2着、今年2月20日のだるま夕日特別ではジョインアゲンを負かしているだけに、重賞でも勝負になる力はある。
サムデイシュアーは昨年の高知県知事賞でフサイチバルドルの2着。とはいえ5馬身と決定的な差をつけられていた。前走も5着に敗れたが、1900メートルの距離でどこまで巻き返せるか。
◎フサイチバルドル
○ダノンムロー
▲ウィザードブラスト
△ハンドシェイク
△サムデイシュアー