正月の福山大賞典でスタートからほぼ一騎打ちを演じた2頭、クラマテング、フォーインワンによる再びの決戦となりそうだ。
前走ファイナルグランプリでは地元の期待を背負って2番人気に支持されたクラマテングだったが、結果は4着。しかしゴール前は5頭横一線の激戦で、ほとんど差のない決着だった。そのとき先着されたウォーターオーレ、ビービーバイラは今回不在。仮にその2頭がいたとしても、実力ではクラマテングが上だろう。
明けて4歳になったばかりのフォーインワンが、福山大賞典でクラマテングに食い下がり、最後は離されたものの、それでも1馬身半差の2着に入ったのには正直驚かされた。前走ファイナルグランプリでも4着クラマテングにクビ差の5着。実力差はほとんどない。逆転のチャンスはある。
3番手には、勝負付けが済んだメンバーよりも、今回が重賞初挑戦となるフェアームーランを狙ってみたい。中央から転入してA級で6戦3勝、2着3回。前々走、啓蟄特別では1番人気に支持され、クラマテング、ウォーターオーレと大接戦を演じ、勝ったクラマテングからアタマ差2着。このときはクラマテングより1キロ軽かったのが、同斤量となる今回も迫れるかどうか。
ファイトオングラスは福山大賞典で3着。なかなか勝ち切れないが、大崩れもなく、A級でも勝ち馬から1秒以内の好走が多い。逆転までは難しいだろうが、馬券圏内なら十分狙える位置にいる。
ナリタブラックは、昨年正月の福山大賞典を1番人気で制したが、それ以降はA3特別とA2特別でそれぞれ1勝ずつがあるのみ。ここ2戦は遠征競馬で強い相手との対戦だっただけに惨敗はしかたないが、長丁場でゆったり流れる展開ならまだまだ上位食い込みが狙える。
◎クラマテング
○フォーインワン
▲フェアームーラン
△ファイトオングラス
△ナリタブラック